こだわりV166 〜世界で唯一のV166〜

 管理人が持てる技量と歪んだプライドを掛けて構築したV166について、クドクドと語っていきます。
 改造の過程は”極東仕様九拾八式”を見てください。ちなみに名前はV166ですが、中身は青札モデルのV200だったり。
 さて、このマシンのこだわりはいくつかありまして、それを以下に書き出してみました。

V166正面図

2000年頃のV166

V166正面図2

最新のV166

項 目こだわり箇所
ビデオカードmatrox Parhelia PCI 256MB
メモリALL DIMM ADAPTERでSSDRAM 128MB
各種I/FCHANPON
リセットスイッチもちろん前面に設置
内蔵スピーカー敢えて組み込む。むしろ無きゃダメ
ストレージSSDで限界を超えた
FM音源こだわりの86音源
MIDIS-MPU/IIN
FDドライブ3.5〜8インチまで使えます
その他ぼちぼち

 上のテーブルをご覧頂ければ何となく分かるかと思いますが、こだわりとか言いつつITFに手を入れるとかマザーにばんばんジャンパを飛ばすような廃な改造は行っていません。……というか、管理人にはそんな技量も根性も無いので出来ません(涙)。入るべきパーツを入るべき所にねじ込んで、LEDを青に変えて喜んでいる程度のヘタレであります。色々挑戦してみたいのは山々ではありますが、失敗して壊しちゃうと今更パーツの入手が出来無い物もあり、中々リスキーですからねぇ。
 ところで21世紀になって10年以上過ぎて改めてV166の画面を見ていると、今更にとんでもないことに気がつきました。9801のネイティブ解像度である640x400って、アスペクト比が16:10なのです! つまり16:10のワイドモニタ(1920x1200とか2560x1600)で98x1の画面を表示させると、アスペクト比も正しくびっちりフル画面で表示出来ます。30年くらい前のPCが、21世紀を見越して既にワイド画面対応であったと……!(落ち着け)
 ちなみに当たり前のことですが、今のモニタは9821の画面出力を31kHzに変更しないと映りませんので要注意。起動する時に、GRPH+2を押して下さいね。

V166のこだわり紹介

今まで使ってきたビデオカード

matrox Millenium

 そもそもNECからも純正で出ていたミレニアム。2Dだけ使うなら十分な速さは出るし、画質もそこそこ。しかしちょっとした3Dや動画を動かそう物なら途端に使い物にならなくなるので、もうちょっとみぃはぁなビデオカードに変えたくなるのが人情というものでしょう。

IO-DATA GA-S2K32/PCI

 2Dは必要十分、3Dもソコソコ、安定性も中々のGA-S2K32/PCI。個人的に一番の萌えポイントは、ファンレスで使えるということです(下の写真じゃ無理矢理ファンを付けていますが、標準ではファンレス)。
 ちなみに画質はややボケているくらいで何とか1920x1200で使えます。できれば動画がもう少し速ければ良かったんですけどね。

IO-DATA GA-VDB16/PCI

 9821+Windows98で最速ビデオカードと言われるGA-VDB/PCIです。
 ビデオチップは発売当初から今更感満載のVoodoo Bansheeだったりしますが、9821に正式対応というのはとてもポイント高いです。
 さてこのカード、古いっていうのもあるのかもしれませんが、ちょっと他のボードの比べて明るさが低いし画質もボケボケです。
 性能は2D、3D共にイライラしないレベルで動いてくれます。とは言いつつ、管理人の環境ではOpenGLが全然動きません(落ちる)。GA-S2K32/PCIではサクサク動いていたのに……
 もう少しファンの音がうるさくなければ常用したのですが、「キーン!」というファンノイズがかなりうるさいので常用に至りませんでした。

今まで使ってきたAT機用のビデオカード

 ここからは、Windows2000でAT機用のビデオカードを無理矢理動かした悪あがきの爪痕です。

Buffalo GX-6200/P128

 ファンレスだし、画質も結構キリキリしているので使い心地は大変良かったのですが、このカードを挿すだけでWindows2000でもDOSでもリセットが全く出来無くなるという致命的な問題が出たため常用を断念。リセットさえマトモに出来れば常用したのですが……。

BIOS書き換え
必須
良いところ
ファンレス、画質がソコソコ良い、動画も1920x1200の全画面で表示出来る(CPUでコマ落ちするのはもちろんカクカク)
残念なところ
CTRL+GRAPH+DELやOSの再起動、ATX電源の8pin(PWR_OK)をGNDに落としても全くリセットが出来無くなる、DirectX8以降のファンクションを使うと落ちる

無銘 GeForce FX5500

 ファン付きですがうるさくも無く、GF6200みたいにリセットが効かなくなる事も無く、動画も3Dもソコソコ表示出来ます。ただし、ウチの環境では何をやってもDirectX8以降の機能が使えません。DxDiagのDirectX8インタフェースのチェックですら落ちて強制リセットが掛かります。

BIOS書き換え
必須
良いところ
画質がソコソコ良い、動画も1920x1200の全画面で表示出来る(CPUでコマ落ちするのはもちろんカクカク)
残念なところ
DirectX8以降のファンクションを使うと落ちる、DSubのコネクタ位置が低すぎて、VGAケーブルのコネクタを削らないと接続出来無い

matrox Parhelia PCI 256MB

 ファン付きで少々やかましいですが、高解像度での2Dは爆速、3Dや動画はソコソコ、もちろん画質も良しと、自分的にはベストなカードなので常用中です。ちなみにDispFlipはシステムサービスとして起動させないと、Parheliaのドライバ起動時にモニタのDDCが読めないためか、デスクトップの解像度が最高で1600x1200になってしまいます。一度モニタ直結で1920x1200に合わせても、次回起動時に1600x1200に戻されます。
 DispFlipのレジストリのStartの値に"1"を入れればシステムサービスとして起動し、V166のビデオスイッチを中継させても1920x1200で表示出来る様になります。

BIOS書き換え
必須
良いところ
画質が良い、高解像度での2Dは爆速、動画も1920x1200の全画面で表示出来る(CPUでコマ落ちするのはもちろんカクカク)
残念なところ
かなり熱くなる、ファンの音が少々やかましい、PowerDeskHFがまともに動かない(動かなくても大して困らないけど)

 ご参考に、1920x1200 32bitでのベンチマークの値などを晒します。


 ★ ★ ★  HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ 
M/B Name      
Processor   AMD K6-III+ 599.05MHz[AuthenticAMD family 5 model D step 0]
Cache       L1_D:[32K]  L1_I:[32K]  L2:[256K]
Name String AMD-K6(tm)-III Processor  
VideoCard   Matrox Parhelia  
Resolution  1920x1200 (32Bit color)  
Memory      130,616 KByte  
OS          Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 4  
Date        2015/12/23  15:14  

Advansys SCSI Host Adapter
  MELCO   DSC-G           1.06
  PIONEER DVD-ROM DVD-105 1.11

   ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
 14781    33534   20758    13308    6191    12473          29

Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write   RRead  RWrite  Drive
    28771  14371    5957     289   17774   17805   16381    8714  E:\100MB
2D最強ミレニアム

matrox Millennium

3Dはそれなりに速いGA-S2K32/PCI

IO-DATA GA-S2K32/PCI

2D/3D速いけど画面が暗いGA-VDB16/PCI

IO-DATA GA-VDB16/PCI

特に動画が速いBuffalo GX-6200/P128

Buffalo GX-6200/P128

ファン付きなのに静かであまり熱を噴かないFX5500のカード

nVIDIA GeForce FX5500

2Dの爆速ッぷりはさすがのParhelia!

matrox Parhelia PCI 256MB

128MB達成のために

ALL-DIMM-ADAPTER

 デスクトップ型VALUESTARで128MBのメモリを全てDIMMで構成するには、このボード無しでは不可能です。
 そしてこのページを見てニマニマしている貴兄は既にお持ちだと思うので、説明は省略して動作メモリの報告を一撃。

動いた(チップ)

 GREEN MEMORY G128SD16M8PC (PC100 CL2 256MB SD-RAM)
 SEITEC WT72V28641CT-6KG128SD16M8PC (PC100 CL2 256MB SD-RAM)

動かん

 MICRON 48LC16M8A2-8E (PC100 CL2 256MB SD-RAM)

9821ユーザー御用達のCHANPON 玄人志向 IFC-USUP-TX

CHANPON

玄人志向 CHANPON

 PCIスロットの少ない9821で、SCSIぶっ込んでWindowsを走らせ、高速なLANを使いたければこのボードしか選択肢は無いというほど素晴らしい製品です。
 我がV166では以下の様な要求事項や問題点があり、CHANPON無くしてはまともな環境構築が出来ませんでした。

  • 内蔵USBがまともに動かないからLANとかUSB接続で使えない
  • IDEデバイスなんか遅くて使い物にならないし、それに今更4.3GBのHDDとか買いたくない
  • SCSIは絶対PCIバスで繋ぎたい
  • Cバスは86音源とS-MPUを突っ込むから空いてない
  • 2スロットしかないPCIバスの片方には、既にビデオカードが入居中

 一部では中々上手く動かず環境構築に難儀されている方もいらっしゃるようですが、管理人のV166では非常に快適に動いています(USBは壊れて動かないけど、使わないからどうでもイイ)。ただちょっとばかし気に入らない点を挙げれば、SCSIデバイスチェックが遅いことですかね。もう少し速ければ、起動時とかWindowsの起動処理が速くなって良いのですが。
 ちなみにLANチップの発熱が気になるので、VGAメモリ用ヒートシンクなるモノを張り付けています。効果は全くもって不明、完全に自己満足仕様です。

前面リセットスイッチは絶対必要

前面リセットスイッチ

下から上に押すリセットスイッチ

 ValueStarシリーズなどの9821で気に入らない点を挙げると、まず筆頭に上がるのがリセットスイッチがない事。こんなスイッチを減らしただけで、少なくとも十数万円で売っていた物の原価が一体どのくらい下がるのか全く不明。設計者の判断ミスとしか思えません。(2番目に気に入らない点は、次章の内蔵スピーカーが無い事)
 なんだかんだ言いつつ良く落ちる9821にリセットスイッチが無いと、事ある度に度に電源の入り切りが発生して、HDDとかに非常に負担が掛かります。だからリセットスイッチは絶対に必要なのです。
 ところで、V166のフロントパネルには当たり前ですが、リセット用の押しボタンが顔を覗かせる穴はありません。それに自分で穴を開けても、フロントフェイスのデザイン上、かなり間が抜けてしまいます。なので、パネルの通気口の一部分を切り取って、指を下から上に押し込むとスイッチが押されるような形で、リセットスイッチを増設することにしました。
 ただ皆さんご存じの通り、V166のマザーにはリセットスイッチ用の回路なぞ全く見当たりません(内蔵スピーカー用の信号は来てるのにぃ)。なので、リセットボタンを押すとATX電源の8ピン(PWR_OK)がグランドに落ちるように線を一本這わせ、強制的にリセットさせる方法を使ってみました。機械的に正しい使い方かは微妙ですが、とりあえず何度もリセットしてもマザーも電源も壊れていないので大丈夫なのでしょう。
 ただし、このリセット方法だと電源再投入と同じになるので、リセットボタンが装備されている9821に比べて、メモリカウントが遅くなります。128MBも積んでいると、いちいちメモリカウントを待つのがメンドウでたまりません。

ピポを聞くためにとっても大切な内蔵スピーカー

 「ピポ。」は、前面スピーカからのみ許されるのです!
 ……などと冒頭からキレてますが、やはり起動音の確認が外部スピーカーを繋げないと出来無いなんてのはナンセンスなのであります。だいたい我々の業界では、何か悪さ(改造)する度にピポ音を聞いて心の底から安心するのが定型業務であり、そんな実験をする度に外付スピーカーを繋げるなんて面倒くさくてやってられません。
 という事で、内蔵スピーカーと、駆動用の小基板を取り付けました。
 V166のマザーは小基板向けにピポ音を出力しているし、Xc13などの内蔵スピーカー付き機種と小基板自体は同じです(V166は内蔵スピーカーと小基板上のアンプ回路を省略)。なのでXc13あたりのスピーカーと小基板を入手して、そっくり移植しちゃいましょう。(本当は青札V16のスピーカー+小基板がベストです。他機種のスピーカーだと、青札機の場合LEDとスピーカーが干渉するので線の引き回しを変えなければなりません。青札V16はスピーカー固定用の金具が他機種と形が違い、LEDと干渉しません。ちなみに流星機はLEDの位置が違うのでどのスピーカーでも大丈夫です)
 なお、どうしてもスピーカー搭載機種の基板を入手出来ない場合は、以下の部品の追加で『とりあえず』スピーカーへの出力が可能になります。なぜとりあえずなのかは、青札V16やXc13から抜いた小基板に比べて部品が少ないからです(3端子レギュレーターなどがついているが、何のためについているのだかよく分からない。小基板上でオペアンプ用の5Vを生成している様だが、V166(流星、青札共に)はマザーボードから5Vが供給されているのでレギュレーター無しでも動く)。

★流星の小基板の場合
 基板表面 3A3に16V10μF程度の電解コンデンサ P02にスピーカー用端子(直結しても良し) 8pinの空きランドにオペアンプTDA7052A
 基板裏面 3A9に0.1μF程度の積層セラミックコンデンサ(オペアンプ用のパスコンなので無くても動く) 3A4に0.47μF程度の積層セラミックコンデンサ(音源回路のカップリングコンデンサなので、お好みの物を) 3A5および3A6に100kΩ抵抗 3A7に6.8kΩ抵抗

★青札の小基板の場合
 基板表面 オペアンプ1pinのすぐ左隣にあるパターンに16V10μF程度の電解コンデンサ P02にスピーカー用端子(直結しても良し) 8pinの空きランドにオペアンプTDA7052A
 基板裏面 1A9および1A10に100kΩ抵抗 1A11に0.47μF程度の積層セラミックコンデンサ(音源回路のカップリングコンデンサなので、お好みの物を) 1A12に6.8kΩ抵抗
※1A9〜1A12は微妙に分かり辛いですが、オペアンプの切欠きを上にして、上から1A9〜1A12で並んでいます。
※流星と青札の小基板は形が違うので、お互い流用できません。ケースに填まりませんし、ボリュームの位置などがズレて操作できなくなります。(電気的には繋がりますので、マザーボードだけスワップとかはもちろん可能です)

内蔵スピーカー

V166に取り付けた内蔵スピーカー

青札V16の小基板

内蔵スピーカー、イヤホン用小基板

内蔵ドライブ紹介

HDD

以前使っていたやかましいHDD

intel X-25E

intel X-25E(32GB)

 メインはintelのSSD、X-25E(32GB)。不必要に速いです。
 玄人志向のIDE-SCSI変換基板「YU」および変換名人のSATA→IDE変換アダプタ「IDE-SATAZD」を使ってSATA SSDをSCSI化しています。
 大抵こういう変換基板2階建てをやると動作が不安定になってデータ化けとかが起こりそうですが、このV166では極めて安定して動いています。同期転送も出来ているのでデータの高速転送も可能です。とは言っても16MB/sくらいですけど。
 また5インチベイにはスリム型BD-R XLとMOドライブを同居させてみました。AT機とデータのやりとりをするのにMOが使えたら楽ですからね。ちなみにBDには焼き機能もありますが、ちゃんとディスクが焼けるかは全く不明。ドライブ自体は問題無いとは思うけど、今更9821でディスクを焼く必要性は無いので試してません。あとBDはOSが対応していないので全く読めません(涙)

SCSI IDブ ツ特 徴
0intel X-25E(32GB SSD)IDE-SATAZD+YUでSCSI変換
1富士通 MCP3130SS5445rpm SCSI-2ネイティブ
2--
3--
4--
5--
6Panasonic UJ-2608倍速SATA BD-R XL
IDE-SATAZD+AEC-7720LCでSCSI変換
7SCSI HBA (CHANPON)ちゃんぽん

 おまけに上記SSDの起動時間を他のドライブ(FDDやMO)と比べた動画を晒しておきます。ご笑覧ください。

おまけ 富士通MOトリビア

 こんな細かい所まで読んで頂いたお礼?として、ちょっとだけ富士通製MOドライブの小ネタを晒しておきます。
 ちなみに管理人はMOのドライブは20台くらい、ディスクは100枚以上保管してあります。死んでも使い切れません。

ディスクが入らない
富士通の新しげなMO(上側に基板があるモデル)だと避けて通れないのが、ディスクホルダー(というのかな?)を固定するラッチがへし折れて、ディスクが入っていないのにホルダーが下がりきってディスクが入らなくなる持病です。
もちろんラッチを自作したりDMMあたりで3Dプリンタ出力サービスで買ってきて付け替えるのが一番良いのですが、取り急ぎ今すぐに使いたい! もしくはディスクが入ったままで取れない!どうしてくれるんだ、氏ね!!という場合は、取り出しボタンを押すと一旦ホルダが上がるので、その隙にディスクを素早く出し入れすれば、取りあえず使えることは使えます。
むしろヲクなどで「ディスクが入らないジャンク」などと出品されているドライブは狙い目という事ですね。ラッチを取り替えたら案外すんなり動くものです。
ニコイチ?
富士通のMOドライブは、型番の頭が同じで容量やインタフェースの違う物がたくさんあります。
そしてそれらはだいたい基板もしくはファームウェアが違うだけなので、例えばATAPIとSCSIのスワップは、管理人宅では例外なく成功します。そして実は、容量違いでも結構動きます。例えば光学系が死んだGIGAMOの基板を230MBのドライブに突っ込んでも、普通にGIGAMOのディスクに読み書き出来たりします。
もちろん保証などしませんが、手元に光学系が死んだGIGAMOのドライブとまともに動く640MBのドライブがあって、どうしてもGIGAMOのディスクを読みたい場合は、基板を取り替えれば何とかなる場合があります。もちろん型番の頭(例えばMCE3130SSなら"MCE"の部分)が同じじゃ無いと駄目です。
光学系が汚れるとほぼダメ
MOは光学ドライブなので光学系がタバコの煙や埃で汚れた場合、もちろんまともに動かなくなります。
その場合は光学系全部を綺麗に掃除出来れば良いのですが、表に出ているレンズを拭いたところで大概直りません。
ディスクのすぐ近くにある対物レンズの下には反射板があってレーザーをドライブの奥側へみちびき、その先にはプレズムとハーフミラーがいくつもあります。そしてなぜかそいつらはやたらと傷つきやすく、水で湿らせた綿棒などで軽くこすっても表面が傷だらけになります。エアダスターで軽く埃を飛ばして直らない場合は、もう諦めた方が良いです。プリズムやらが目で見て分かるほどに曇っている場合は、その汚れを綺麗に落とせる手段は無いに等しいです。もちろん諦めた後に、自由研究でプリズムやらを軽く拭いてみるのはアリですけど。

心の音色、FM音源

NEC PC-9801-86

86音源

NEC PC-9801-86

 9801の音源と言えば、やはり基本はPC-9801-26KのFM音源(YAMAHA YM-2203)なのであります。
 たった3重和音のFM音源+3重和音のPSG音源だけで、いにしえのゲームメーカーは数々の名曲を生み出してまいりました。
 そしてその魂は、FM6重和音で26K上位互換、PCM音源まで組み込まれたこのPC-9801-86に受け継がれているのであります。118がどーたらと言う声も聞こえてきますが、DOSゲーは86なんじゃい!←こだわり
 という事で、標準で拡張FM音源が搭載されているV166にも、敢えて86音源を組み込みました。
 もちろんただ突っ込んだだけではマトモに使えませんので、内蔵音源の割り込みをBIOSメニューにてINT41にずらし、PCIセットアップディスクで86音源の割り込みをINT5に固定、且つフリーウェアのSIC((c)TAKE52さん)にてサウンドIDを86音源用に設定し、DOSでは86音源、Windowsでは内蔵音源と使い分けています。
 ちなみにK6-3+でぶりぶりブン回している我が家のV166では、CPUの処理が速すぎて86音源ではIOウェイトが足らず、FM音源ドライバによって(特に古いの)は音がメチャクチャになったりします。この場合、フリーのXMSドライバで有名なVEM486((c)荻野 晃史さん)に/TRAPFMオプションを付けて常駐させることによりI/Oウェイトが適切に設定され、大概の音楽が正常で鳴ります。素晴らしい機能です。

2015年にもなって86音源高音質化

 以前、この86音源は電解コンデンサが腐れ切っていたので全部張り替えておりました。
 しかしその時点で基板は電解液でベタベタ、ハンダは真っ黒で腐臭を漂わせる悲惨な状況でした。けれど音はまだ出ていたので根本的に壊れてはいない様子。このときはとりあえず電解コンデンサだけ取っ替えておきましたが、2015年になってWindows上でFM音源の音をエミュレート出来るソフトを今更見つけ、久々に懐かしいゲーム音楽に心を躍らせておりました。
 となると、実機の音も確かめたくなるのは人として当然のことと言えましょう!←この辺フェチ
 86音源をUSB接続するなんてステキなデバイスも出たことだし、最近FM音源が熱いぜ!……とか個人的に思っていて86音源の事を色々調べていたら、結構簡単に高音質化出来ることを知りました。
 靖間誠様の86音源のページによると、アナログスイッチのXRU4066BFをバイパスし、DACのYM3016のVCCとGNDの間に良さ気なコンデンサをくっつけるとのこと。実際にやってみたところ、再生環境が以前と違うのもさっ引いて良い音になりました。
 さて、そこでやめておけば良い物を、よりしつこく86音源について調べていたら、なんと以前「ちびおと」を開発されていたmfzantou様が「PC-9801-86 高音質化改造パーツセット」なるステキすぎるブツを頒布されていました。(ヤフオクで出品されていましたが、出品後7分で落札するとか自分どんだけ欲しかったんじゃ)
 物が届く前に、以前取り付けた電解コンデンサや改造キットを使うにあたって取り外しが必要なパーツを綺麗さっぱり剥がしておきました。そして余計にやめておけば良かったものを、以前の腐れ電解コンデンサのお漏らしで劣化したチップ部品のハンダに追いハンダしておきました。
 そしていつもの手癖の悪さからDigi-keyで良さ気なオペアンプ(OPA1604)などをポチっておったわけですが、それが届く前に改造セットが来たので嬉しさのあまりパーツを実装、さくっと音出ししてみました。

 結果、全く音が出なくなりました!! o... rz

 折角オシロ持ってるんだし、ちゃんと解析しましたよ。色々調べて分かったことを、時系列をはしょって列挙すると、

  • ハンダ面にある3端子レギュレータがまともな電圧を出していない(加えてOS-CONに逆電圧が掛かってあっちっち〜)
  • オペアンプの出力がサチってる(9Vとか出っぱなし)
  • 張り替えたDC-DCコンバータもあっちっち

……など、複数箇所で障害が出ている模様。
 あちこちのチップコンデンサを引っぺがして腐れ電解コンデンサのお漏らしを除去してみたり、チップ抵抗の抵抗値を測ってショートしていないか確かめてみましたがさっぱり分からず(直らず)。
 一晩考えて、もうメンドクサイので(新しい86音源を買うかと散々悩んだ後に)ブレーキクリーナーでジャブジャブ洗って腐れ電解液を流してしまう事を思いつきました。翌日目一杯ブレーキクリーナーをぶっかけ、SSG音源(YM2608のアナログアウト)からLINE OUTまで辿った中で信号が通過していないオペアンプ(IC21とIC26)を引っぺがしたところ、無事LINE OUTから音が出ることを確認しました。

高音質化86音源

高音質化86音源(廃仕様)

 オペアンプ自体は新品なので(別の奴に取っ替えても変わらないので)故障は考えられず、IC21とIC26にオペアンプを貼り付けたところまた音が出なくなったので、結局その辺のオペアンプ周辺のチップ部品あたりでメンドウな問題が出ているのだと結論づけました。(チップコンデンサが微妙にリークして、オペアンプの帰還回路の時定数が狂っているのだろう……)
 ここで改めて考えてみるに、自分の用途ではFM音源とLINE OUTだけ生きていれば良いのでは無いのかと。ただでさえ気合いの入ったヘッドフォンアンプ持ってるんだし、わざわざ86音源のヘッドフォン出力を使う事も無いし、管理人は86音源でPCMを聞く必要が無い(V166内蔵のWSSで聞けば良いし、実はもう一つ「PC-9801-86 高音質化改造パーツセット」で改造済みのPCM音源もヘッドフォンもしっかり使える86音源を持っている)のでFM音源さえしっかり鳴れば無問題ではなかろうかと。
 ということで若干の開き直りの後、オイラの86音源はLINE OUT以外取っ払ったFM音源オンリーなガチ廃仕様にしちゃえ!と、改造キットの部品の半分が無駄になるような気がしなくも無いけど思い切って実行、折角だからと、自分的に便利なRCAコネクタを付けてみました。
 最初の方で書いてありますが、不用意にチップ部品に追いハンダなどしなければ、ヘッドフォン回路やPCMを潰さなくても良かったのかもしれません。これは多面的な事象で構成される物事を一方から見るに、わざわざぶっ壊してしまったということなのかと……。
 ちなみに最終的に、オペアンプはDigi-Keyで買ったOPA1604を取り付けました。コストパフォーマンスとかはこの際どうでもイイのです。そして一番大切な音は、以前より遙かにクリアになりました! ノイズもほとんど聞こえないし、とても満足な結果です。
……ただし98本体の稼働音がやかましいので、音楽を聞く環境としては最悪ですが。

 ところで、別記事でSC-88ProにS/PDIFを付けたのだから、86音源にもS/PDIFを付けンのかゴルァ!という声もあるでしょうが、物理的に無理です。(もちろんADCを載せれば可能だけど、それはたぶん意味が無い……)
 何故かというと、YM2608はシリアルオーディオを出力していますが、それはFM音源とADPCMだけで、SSG音源はYM2608から直接アナログ信号として出力(YM2608の27pin)されています。
 そしてYM2608のシリアルオーディオ信号は、サンプリング周波数(?)が55,466Hzという普通のDACでは扱わない周波数です。このためFM音源とADPCMだけでも!と出力するには、別途サンプリングレートコンバータを通さなければなりません。そしてこういうのを付けると、大概アナログに戻したときの波形が変わります。あくまで純粋なFM音源の音を聞きたければ、少々のノイズは諦め、86音源のDACに任せた方が良いと思われます。
 このような理由から、音源ボード(メーカー)によってFM/ADPCMとSSGの音量差が出てしまったのでしょうね。例えば86音源では、DAC(YM3016)のアナログ出力とYM2608のアナログ出力をオペアンプなどでミキシングしていますが、メーカーによってミキシングのレベルが違っていることがあちこちのページで報告されています。

廃仕様ボードの顛末(2016年末)

86音源の修理風景

86音源の修理風景

 上記改造をした後も、微妙に86PCMやヘッドフォンなどが使えないのが気になる、というか気に入らない今日この頃。
 Cバスの延長基板や9801USも入手出来、他に手に入れた86音源(結局管理人は計6枚の86音源を持っています)の解析で溜まったノウハウを駆使(?)してちゃんと修理してみることにしました。
 結果から言うと、86PCMもヘッドフォンもしっかり使える様になり、機能的に欠けたところは無くなりました。また、86音源は部品の配置の都合上なのか、配線があっちに行ったりこっちに来たりと基板の表裏構わず這い回っているのですが、これもオーディオ用のケーブルを使って最短経路で配線し直してみました。気分的でしょうが、ノイズが減ったような気がします。
 もしこれから86音源の修理をしようと漲って居られる方、一度修理してみたけど直らなかった方には、以下のチェックポイントを奏上いたします。ちなみに識者の方は是非とも鼻で笑ってやってください。管理人は当たり前の事しか書けない素人であります!

  • ボード裏面のオペアンプは全てV+=9V、V-=-9Vで駆動されているので、電源がチップの足の根本までちゃんと供給されているか
  • -9VはIC34、+9VはIC10および表面の大きな3端子レギュレータで生成しているので、それぞれのICが電圧を正常に出力しているか
  • 表面実装電解コンデンサの密集地帯は盛大にパターンが腐食しているので、見た目が綺麗でもパターンやスルーホールが断線している場合が多い
  • スルーホールが少しでも変色している場合は断線している可能性が高い
  • 電源供給ラインは特に腐食が激しい。特定のオペアンプに電源が供給されていない場合は、近くの電源ラインのスルーホールの断線が疑われる
  • パターンを追っかける場合は、FM音源や86PCMのDACの出力からオペアンプの入出力、アッテネータC1406HAの入出力をヒントに見ていく
  • 86音源は基板内層での接続は(再生系は)無いので、時間さえ掛ければ必ずDACの出力からLINE OUTまで配線を追っかけられる
  • 音が出ないとき、音声信号ラインばかりに気持ちが行きがちになるが、電源ラインもきちんと調べる。ビアが二つもあるので見た目で導通していると勘違いするが、結構断線している。

 そしてもうどうにもならない場合は、以下の悪あがきをどうぞ。

  • オペアンプの動作が怪しい場合は、入出力端子間の抵抗値を計り、直近に接続されている抵抗器の値とほぼ同じか確認する
  • 86音源で録音する用事が無ければ、griffさんの「PC-9801-86 高音質化改造パーツセット」を入手して改造してしまう(録音回路を飛ばすので故障原因の絞り込みがやりやすくなるし、改造箇所からDAC〜LINE OUTまでの信号の流れが分かる)
  • 裏面のオペアンプは全部引っぺがして新しいのに交換する
  • オペアンプを交換しても直らない場合は、もう一度新しいのに交換する(稀に初期不良に当たる。管理人は実際に当たった)
  • G.I.M.I.CやRe:birthの回路図を参考にしてブレッドボードで回路を作り、YM3016が正常動作しているか検証する。86PCMのDAC PCM61Pは出力(10,11pin)から音声波形がそのまま出ているので、最悪イヤホンでもくっつけて音で確認する。
  • 腐れ電解液で腐食したハンダには追いハンダをしてみる(酷い悪臭が立ちこめるが、ひたすら我慢)。ハンダが粘つくので、適度にフラックスを使う。
  • DACからLINE OUTまで通過するオペアンプは以下を参照(間違いがあったらご指摘ください)。
    • FM音源(YM3016) IC7→IC9→IC25
    • PSG音源(YM2608B) IC9→IC25
    • 86PCM(PCM61P) IC21→IC25
    ※いずれもオペアンプの入力→出力を辿れば信号の流れは掴める。ステレオ音源なのでL/R2本ある事に注意(PSG音源はモノラルなので1本)。
    ※上記の経路から、例えばFM音源を鳴らしたとき、LINE OUTからPSG音源しか出ていない場合はIC7で異常が出ている事が考えられる。
    ※IC31のオペアンプはヘッドフォン駆動用。ヘッドフォンだけ鳴らない場合は、この石周りをチェック。
  • IC21は電源ラインが電解コンデンサ密集地帯を通っているので断線しやすそう。IC21に電源が正常に供給されない場合は、86PCMのみバリバリと音割れを激しくしたような音が鳴る。他のオペアンプの場合は、全く音が出なくなる。
  • どうにもならない場合は、ひと思いに86音源を水洗いする。ブラケットとかバラせるだけバラして、時間を掛けて腐れ電解液を全て溶かし出す勢いで。

 管理人はCバスの延長基板とオシロを駆使してパターンを追っかけ、スルーホールの断線をしらみつぶしに直してようやく機能の回復に至れましたが、そういった機器が無いとかなり面倒な作業になることは間違いありません。しかし原理的にはテスターの導通チェック機能のみでも断線チェックは可能ですし、あとは怪しげなオペアンプはさっさと張り替えてしまえば何とか直るかも知れません。
 現に管理人はオペアンプが燃えたジャンクの86音源も復活出来ました(再生機能だけですけど。録音機能は上記「PC-9801-86 高音質化改造パーツセット」と同様の方法で取り払いました)。86音源は割としぶとそうなので、アプリが86音源を認識出来ているようなら、パターンとオペアンプの修復で復活は可能かと思われます。あとはやる気と根気と86音源を愛する気持ち次第です。

 ところで、上で86音源の水洗いを挙げていますが、管理人は「水洗いで家電が直る!」とかいうバカな事は断固否定しますので誤解無きよう。86音源に可動部分や高電圧が掛かる箇所、一旦水分を吸収すると乾燥出来ずに腐食が進む部材が無いであろう事を適当に確認してから実際に行い、取り急ぎ修理完了したので載せたまでです(細かい事を言うとディップスイッチやイヤホンジャックは濡らすべきでは無いのですが、まぁ素人修理の横着さでご勘弁を……)。

 以前、テレビやビデオなどに水をぶっかけて修理出来たなんておバカな事が流行りましたが、ああいうのは埃が溜まってリークして調子が悪かったのが水で基板が洗われたのでたまたま動く様になったのか、それともグリス切れの機械に水が入り込んで一時的に摩擦抵抗が減り、ちょっとの間動く様になっただけです。
 普通の家電にはビニル被覆のリード線が大量に使われていますよね。そんな家電に水を掛けたあと良く乾燥したつもりでも、リード線には内部に毛細管現象で水が大量にしみこみ、二度と乾燥する事はありません。そして電気が流れれば中の銅線を腐らせます。また可動部にしみこんだ水は、やがて金属パーツを錆びさせます。そうで無くとも、そもそもグリス切れだった部分は水分が抜けると再び動かなくなり、かつ水の所為で余計な部分にグリスや潤滑油が流れて、メカニカルブレーキが効かなくなったりメディアを汚してしまうでしょう。
 最悪修理で水洗いを行う場合でも、リード線などを全て取り払った基板のみにし、かつ乾燥は相当念入りに行わなければなりません。86音源を水洗いしたとき、もし乾燥が不十分なら、86音源はおろか貴重な98本体までぶっ壊すことになります。なのでやるなら相当の覚悟と注意をした上でやらかしてくださいね。
 ちなみに他の86音源の修理例ですが、こちらのページに晒しておきます。適度にご参考下さい。

MIDI音源

Roland S-MPU/IIN

S-MPU/IIN

Roland S-MPU/IIN

 上記のFM音源と共に、MIDI音源はDOSゲー愛好者必須のデバイスであります。
 特にLeafのゲームなどは音楽が非常に素晴らしく、MIDIで音楽を鳴らせば感動は100倍は軽く超えるでしょう。実際、FM音源のBGMしか聞いたことが無かった我が友人は、初めて我が家でMIDI音源の音を聞いた時に、そのあまりにかけ離れた表現力の差に涙を流して悔しがっておりました。
 ちなみにこのカードは中途半端なPnPなので、基本的にWindows環境でないとリソースを振ってくれません。DOSでは付属のWin3.1用のイニシャライザー(SMPUENA.EXE)を用いてIRQやIOポートを振ります。また当然ながら、PCIセットアップディスクでのリソース割り当ても必須です。
 にしても、さすがSMPUです。マシンに負荷を掛けてもほとんどタイムベースは歪みません。ヘボなDOS/V機ではすぐにタイムベースがおかしくなるのに。

FDにも妥協しません

2FDDは98の基本です

 98x1ではFDドライブが二つ付いていると色々便利です。但し流星モデルの2ドライブ仕様フロントパネルは入手していないので、悲しいことに2ドライブ使うときはいちいちパネルを外さなければなりませんでした。

流星2FDDs

FDDを二つ使うときはパネルを外す悲劇な流星機

流星FDDパネル

パネルを付けると1FDD仕様の流星機

 青札機はちゃんと2ドライブ仕様フロントパネルを入手したので、フロッピーを二つ使う場合でもいちいちパネルを外すとかみっともないことをせずに済みます。

青札2FDDs

青札機は2FDD仕様

青札FDDパネル

MOまで内蔵した青札機

 ちなみにFDのケーブルは、昔の9801用(ただし1pinと3pinはクロス結線済み)のを使っています。コネクタの切りかきが反対なので、FDドライブの基板をへし折りましたが、きっちり3モードFDDとして動いてくれてるので無問題です。
 ところで、FDDのアクセスランプを青色LEDに変えてみました。そしてそれだけでは飽き足らず、電源ランプやDVDドライブ、キーボードのLEDも青色に変えました(HDDのアクセスランプだけは、イヤらしいピンク色)。ValueStar98は、テーマカラーが青色であると勝手に信じ込んでいるので、LEDはが基本であります。

流星電源ランプ

流星機の電源ランプやHDDアクセスランプ

青札電源ランプ

青札機もいっしょ

キーボードのLED

キーボードまで青くした

 ところで、V166と同じような34pinFDDを積んだ3モード用3.5インチFDDで2ドライブ化をするには、単に数珠つなぎのケーブルを使えば良いというわけではありません。マザーから個々のドライブの1.44MBアクセスを制御するために、マザーのコネクタの1pinについて、1ドライブ目には1pin、2ドライブ目には3pinにそれぞれ接続しなければなりません。もし1pinと3pinがよじれている純正ケーブルが手に入らない場合は、HAMLINさんのページ「PC-9821Xa7の2台めFDD増設」を参考にしてケーブルを作成してみてください。
 もしよじれの無いケーブルを使った場合、1ドライブ目は大概正常に動きますが、2ドライブ目は「1ドライブ目と同じフォーマットのディスクでないと正常にアクセス出来無い」という症状になります。つまり1ドライブ目に1.44MBのFDを突っ込んで読ませた場合、2ドライブ目に1.25MBのFDを突っ込んでも読みません。逆も同じです。

5インチFDDの音は甘酸っぱい思い出

V166に5インチFDを接続

V166に5インチFDDをくっつけた

 管理人の思春期は、5インチFDDのガコガコいうアクセス音で始まり、5インチFDDのガコガコいうアクセス音で終わりました。なので理由とか理論とか理屈とかそういうのは一切関係無しに、5インチFDDのガコガコいうアクセス音が好きで好きでたまらないのであります。
 しかし時代の流れでFDが3.5インチに移行し、かつメインの98がDAからApなどに移ってからは、3.5インチFDばかり使う様になっておりました。そしていつの日からか、我が家には5インチのFDドライブもメディアも無くなってしまい、そのガコガコいう音を聞く事が出来なくなってしまいました。
 しかし若かりし日々に毎日聞き続けたFDからDOSを起動する時の特徴ある?アクセス音は耳に残り続けるし、3.5インチではヘッドを上げ下げしないからカコンカコンという音は鳴らないのでいまいち面白味に欠けるしと、やがて5インチFDに対する懐かしさがこみ上げ想いは募り、5インチFDDの音が聞きたくてどーしょもなくなっておりました。
 このためとりあえずFD1157Dを一つヤフオクで入手し、ASUSのマザーボードに接続してWindows98のDOSを起動してみましたが、AT機は9801とは違ってFDへのアクセス中にヘッドを上げ下げしないし、アクセス音のタイミング(リズム)も98とは全然違うので、記憶の彼方にある心地の良いガコガコいうアクセス音を聞く事は叶いませんでした。
 そこでふと思うに、V166のFDDは34pinで5インチと同じであるので、もしかして繋げばそのまま動くのか?という事でネットで諸先輩の散り様(失礼)を調べてみれば、ケーブルに細工をすればどうにか動かせるとのこと。(エマティさんのページ「PC-9821に5inchFDDを積む」を参考)
 そして1本だけ持っていた、今の時代には貴重になってしまった5インチFDDを接続出来るエッジコネクタ付きのケーブルを改造してみた結果、記憶の底に眠っていた懐かしいFDDのアクセス音を再び聞く事が出来たのでした。
 ところでこの改造で利用したFDケーブルは短かかったので、FDDを動かすときは蓋を開けたPCの上に剥き出しのFDDを載せなくてはなりません。こういうメンドウな事をしたことある人はよく分かるでしょうが、5インチFDDはスピンドルモーターが底面のギリギリまであるので、変な置き方をすると何か下のと擦れてドライブから轟音が響き渡ります。
 ただでさえFDを取っ替え引っ替えして遊びたいのに、ケーブルのショートやらなんやら気にしなければならないことも多く、実際一回電源をショートさせてPCを壊しかけたりと、ロクなもんじゃありません。
 なのでここはオトナの財力を用いるべきだと自分稟議をおろし、1MB FDインタフェースボードと外付けドライブを買ったのでした。

1MB FD I/F

1MB FD インタフェース

N5182-51

外付けFDD N5182-51

 ちなみに1MB FD I/Fはいちいち他のボードを抜いて本体に突っ込むのは面倒(マザーから別に線を繋げばならないので、ボードを抜き差しするのにいちいちカバーを開けなきゃならない)なので、Cバススロットに突っ込まなくても動く様にプチ改造しました。管理人が買った様なFDCが載っていない1MB FD I/FボードはCバスから単に5V電源を受けているだけなので、電源さえ外部から入れればCバスに突っ込まなくてもちゃんと動きます。
 また外付けFDDのケーブルはSCSIのケーブルがそのまま使えます。死蔵していたフルピッチのSCSIケーブルが役に立ちました。
 ところで上記の外付けFDDは、VM時代の最古のFD1155Dが入っていました。お店で動作保証が付いた物を買ったのですが、中身のゴムが腐っていてヘッドを上げ下げするソレノイドが上手く動かなくなっていたのでとりあえず修理(メディアへのアクセス自体は問題無く行えるけど、しかしガコガコいわないドライブでは意味が無いのです!)。
 ところで外付けFDDを使う度にV166のカバーを取っ払って1MB FD I/Fを接続しなければならないので、何となくFDD自体を直繋ぎするのと余り変わらない気もしますが、メディアを突っ込むときにケーブルのショートとかあまり考えなくて良いので外付けドライブは便利が良いです。ただし、このドライブは年代物なのでコキ使われた様で結構動作音がやかましく、自分の心に刻まれた音とはだいぶ違う感じです(VX時代を彷彿とさせる音で、これはまたこれで味わいはありますが)。

PC-FD512

外付けFDD PC-FD512

青いPC-FD512

我慢出来なくなってLEDを青くした

 ちなみに管理人の心のアクセス音は、DA時代の一番新しいFD1157Dなのであります。そんな折、ヤフオクでFDDを定点観測していたら、DA時代の外付けFDドライブがジャンク(電源入らず)で出ていました。実は新しいFD1155D(前カバー無し)を2つ別に仕入れていたので、万が一の場合はケースだけでも使い回し出来ると打算。気張って落札しました。その後エラい汚れた姿で送られてきたので微妙に凹みましたが、時間を掛けて磨いたらソコソコ綺麗になりました。
 外見を整え、改めて中身の状況を確かめてみるに、結構早い段階でスイッチング電源が壊れて(2次側の発振回路が死んでいるみたい)その辺に放置され続けていたようで、埃がだいぶ積もっていましたがドライブ自体はあまり使われていた形跡がありませんでした。例の上側ヘッドカバーも外れたままでドライブの中に転がっていて、片方のドライブでは腐れたスポンジがヘッドにこびりついていたのでアルコール洗浄。電源の壊れ方によってはドライブユニットの故障も考えられましたが、他の電源に接続したらちゃんと動きました。音はかなり静かなドライブでした。ラッキーです。
 仕上げにスイッチング電源を入れ替えて、ついでに5インチFDDなのにわざわざLEDを青に変えました。ここまでくると、自分自身で色々頭がおかしい様な気がしてきましたが、中々こだわりあるドライブが完成しました。

 ところで、5インチFDDを弄くり回していると、基板上にあちこちあるジャンパがとても気になります。もちろんネット各所には諸先輩方が懇切丁寧にしたためられた設定表がありますが、個々のジャンパー毎の機能として纏めておられ(VCは終端抵抗だーとか)、用途(設定)によるジャンパーの設定(終端抵抗を有効にしたければVCを取り付けるーとか)はなかなかありません。
 なので以下には設定がよく分からない感じの機能について、とある書物から抜き出した表を載っけておきますので適当にご参考下さい。ちなみに管理人は(面倒くさいので)実機で試してませんので、違っていたからといってどこぞの掲示板でさらし者とかしないでくださいね。

FD1155D
■ヘッドロード
ヘッドロード条件ジャンパの位置
HSUSE
レディ & ドライブセレクト & ヘッドロード11
レディ & ドライブセレクト12
レディ & ヘッドロード21
レディ22
■ドライブのLED
LEDが光る条件ジャンパの位置
USELED
ヘッドロード11と4
ヘッドロード & ドライブセレクト11と5
ドライブセレクト任意2と5
レディ & ドライブセレクト任意3と5
FD1157D
■ヘッドロード
ヘッドロード条件ジャンパの位置
M1USE
レディ & ドライブセレクト & ヘッドロードショート1
レディ & ドライブセレクトショート2
レディ & ヘッドロードオープン1
レディオープン2
■ドライブのLED
LEDが光る条件ジャンパの位置
LM1LM2
ヘッドロード10
ヘッドロード & ドライブセレクト00
ドライブセレクト01
ドライブセレクト or ベッドロード11

 ちなみに一部のFD1157Cでは、VFO無しの他にヘッドアンロード機構が無いといった物もある様です。

そして最後は8インチ!

FD1165A

8インチドライブ FD1165A

 PC-9801VX2を使っていた頃、外付けの8インチFDDを使って内蔵FDDを合わせて4ドライブ仕様にし、無理矢理Windows3.0を動かしておりました。しかしマシンがVX2からDAに変わり、ついでにHDDが導入されたことから、8インチFDは全く利用しなくなりました。メディアは捨てずに取っておいたものの、外付けドライブは非常に大きい為に置き場所に困り、結局廃棄。今から思えば、捨てずに取っておけば良かったとつくづく後悔しておりました(そう考えると、DAだって捨てなければいちいち5インチFDDを買う事も無かったはず。まさに後悔後先立たずというものです)。
 さて、5インチFDを弄っていると、DOS時代に遊んでいた懐かしい思い出が走馬燈のように頭をよぎり、メディアだけ残っていた8インチFDの中身も覗きたくなってしました。果たしてどうするかと色々考えておりましたが、結局自分でドライブを買うのが一番費用が掛からないという結論に(メディアコンバートのサービスに出すと、1枚2000円くらいかかる。そして何が入っているかよく分からないディスクは22枚。全部コンバートすると新しいPCが買えちゃう……)。
 ちなみにPCとの接続を考えると、やはり外付けドライブを入手するのが一番面倒が無くて良いのですが、以前捨てたものと同じのを買うのはどうしても許せないのであります(過去の過ちを無かったことにはしたくない……)。それにあんな大きな箱的な物体はそもそも置き場所が無いので、どのみちまた捨てる事になるでしょう。なのでなるべく容積が少なくて済む、ドライブ単体を狙うこととしました。
 ところで、8インチドライブは信号のコネクタが50pinもあったりします。果たしてどのように34pinから変換を掛ければPCと接続出来るのかと色々調べてみましたが、結論を書くと「1MB FD I/Fのコネクタ(50pin)をそのまま繋げる」というものでした。そもそもあの外付けI/Fは、8インチFDのインタフェースをそのまま外部に出した物だそうです。
 さて、ここで考えなければならないのは、I/Fボードに出ているアンフェノール50ピンと、8インチドライブのピンヘッダー50pinをどうやってエレガントに繋ぐのか、という事です。一瞬、面倒だからフルピッチのSCSIケーブルでも買ってきて、ぶち切ってドライブに直接ハンダ付けしちゃうか!?(この辺、ハンダ付け中毒が填まりやすいポイント。だいたいハンダ付け不良でドツボに填まる)などと考えてしまいましたが、よくよく考えてみれば50pinのピンヘッダを使っている機械は別にちゃんとあるのでした。そう、ナローSCSIのデバイスです。そしてそのSCSIデバイスを外付けするときに使うケーブル(外付け用のケースに必ず付いてる、ピンヘッダメスにハーフピッチ50pinのコネクタが2つ付いている物)が何とか使えないのか調べてみました。

SCSIのケース用ケーブル

SCSIケース用ケーブルがそのまま利用可

 そしてこれも結論から書くと、何もせずそのまま繋げば(コネクタの切り欠きの方向は必ず合わせる、もし位置が合わない場合は適当に削る。でも絶対にひっくり返さない)ちゃんと動きました。管理人はフルピッチ−ハーフピッチのSCSIケーブルを使い、1MB FD I/Fの方にフルピッチのアンフェノールコネクタを繋げ、ハーフピッチピンタイプコネクタを8インチFDの方へ繋げました(電源は50pinコネクタのすぐ上にある7pinのコネクタで、ヘッドを動かすステッピングモーターを上にした場合、上から24V、GND、5V、GNDとなります。シルク印刷で書いてるのですぐ分かります。残りのpinは繋げなくても動きます)。
 25年ぶりに8インチFDの象さんのような駆動音を聞きましたが、これも実に懐かしいサウンドでした。ちなみにFDの中身は……思ったよりも大した物は入っていませんでした。記憶って、やっぱり美化されますなぁ……。
 ところで8インチドライブを単体で入手した場合、ターミネーターが付いていない場合があります。50pinコネクタの隣のICソケットに何も刺さっていない場合、DIP型の抵抗アレイ898-3-150の互換品(8素子、Isolated型、150Ω)を別途仕入れてきて差し込まないとちゃんと動きません。

 あと、別に9801ES用の3.5インチFDDも仕入れてみたので、そちらのアクセス音も晒しておきます。

 この様にしょっちゅうFDDと戯れていると、何かある度にV166の上蓋を開けて1MB FDD I/Fボードをつけたり外したりするのが極めて億劫になってきます。そもそも98x1のCバスはどこぞのAT機如きとは違い、ケースをいちいち開けずにボードを取っ替え引っ替え出来るのがメリットのハズです。
 そもそも何で標準ロジックの安ICを6個程度で構成出来るI/Fをマザーに標準実装しないんだよとかブツブツ文句を垂れていても埒があかないため(それこそAT機との価格競争で無駄なところを削らなければならなかったのは自明なのですが)、もうこれは自分で内蔵しろとの神の啓示だなと勝手に解釈した管理人は、プロッタ用に起こした回路図を元に万能基板で1MB FDD I/Fを組んで、V166のケースにFDDコネクタを取り付けました。
 おかげで外付FDDを使う時にいちいちけ上蓋を開けずに済む様になったので、とても楽だしショートとかコネクタの抜き差しによる端子の劣化を気にする必要が無くなりました。やはりFDD端子は必須ですよね。

V166に増設したFDD端子

増設したFDD端子

V166に内蔵したFDD I/F基板

内蔵したFDD I/F基板

そのほか改造項目

ATX電源

Seasonic SS-250GPX

以前のSeasonic SS-250GPX

PCSA-300P-X2S

新しくねじ込んだPCSA-300P-X2S

V166背面

V166背面の様子

 以前はHARIBOTE壱号のケースに組み込まれていたSeasonic SS-250GPXをちょびっと改造(使いもしないのにサービスコンセントの増設)して付けていましたが、ふと気がついてみれば既に18年間稼働している古強者……(2015年11月現在。1997年11月に買った、我が家で最古参の電源)。いつ燃え出すか分かったモンじゃ無いので、気張ってニプロンの電源を奢ることにしました。というより、こんな古いケースにしっくり填まる電源はニプロンくらいしか売ってません。ENERMAXやSeasonicなどのメジャーどころの最新電源は、コンセントの位置とかファンの場所が全然合わないし、古くさい形の怪しいメーカー製だと、それこそいつ燃えるか分かりませんので。
 そして選んだ機種はPCSA-300P-X2Sです。メーカーサイトでは静音電源と書いてありますが、もちろん2015年の常識に照らし合わせればクソうるさい電源です。コイルも元気よくビービー鳴いています。けどMade in Japanの品質は本物です。きっとV166本体が壊れても、電源だけはしぶとく生き残るでしょう……。ところで、ニプロンの電源はメーカー直販が一番安いです。すぐに届くし、カードも使えてとっても便利。
 なお、この機種を選んだ理由は以下の通りです。

  • 背面の形がトラディショナル。ACソケットの位置とかしっかり合う
  • 20pinのATXメイン電源。24pinだとコネクタがでかくて邪魔
  • ATX12V(4pinとかの、CPUの近くに刺すケーブル)が無い。V166では使わないので、生えているだけ邪魔
  • そもそも予防交換なので、高品質。これ以上の物は無い

 ただし、ACソケットの位置とかは同じですが、使っているソケット(IEC320-C14)がネジ止めタイプ、主電源スイッチでネジが飛び出ていてしかもファン部も飛び出ているため、そのままではV166のケースには填まりません。新品の電源のケースをいきなり改造するのは多分に気が引けるため、敢えてV166のケース側を改造することにしました。
 (他の方はスペーサーなどを噛まして電源ユニットを5mm程度後ろにずらした状態でケースに取り付けているようですが、後ろとはいえ面が合わないのは非常にみっともないので、頑張ってやすりで削りましたよ)
 改造後しばらく動かしていますが、前述の通りコイルがビービー鳴くくらいで相性も無く、しっかり動作しています。純正の電源はそろそろヤバい時期ですので、皆さんも休日の余暇にケースにやすりを掛けて、電源交換に勤しんでみてはいかがでしょうか。

CPUファン

 NV4下駄に無理矢理くっつけたサイドフローファン(違)です。製品添付のファンは、掃除をしてたら1秒で羽根が砕け散ってゴミになりました。以前はp4Xeon用のファンを付けていましたが、不必要にやかましいのでXFANの3000rpm程度のファンに取り替えました。あまり静かになりませんでした。
 また、以前付けていた吸気ファンは、全く冷却に意味が無いしうるさいだけなので取っ払っています。

吸気ファン

気休め吸気ファン 今は外している

CPUファン(改造)

流行のサイドフローファン(違)

キーボード

 管理人はV166に、キータッチが98史上最高との評価の高いRDFキーボード(9801Rシリーズあたりから9821の直前まで使われていた、vf・1キーに透明カバーが付いている白と灰色のツートンカラーのキーボードのこと。全キー独立メカニカルキーでお金が掛かっている逸品)を使っています。V166に付いてきたメンブレンのキーボードはさすがにコストダウンが激しく、普段から東プレのRealForceを使い続けている管理人としては触り心地が悪すぎて使えたもんじゃありません。
 このキーボードは自己責任の範疇で9821にも使う事が出来ますが、しかしWindows2000で使おうとするとOS起動時にキーボード内蔵のマイコンがハングアップするらしく、本体と繋ぎ直さないと使えなくなります。V166でWindows2000を使うとこの問題が地味に面倒くさく、何度もケーブルを差し替えているとコネクタがバカになりそうで非常に気分がよろしくないです。
 このため管理人はまた面倒な事を思いついてしまいました。キーボードの中の人(マイコンのことですよ)がダメなら9821用キーボードの中身と取り替えちゃえば良いじゃない、と。
 そうしてドナドナ用のキーボードを2つ用意してバラバラに分解し、RDFキーボードと9821用キーボードのキーマトリクスをそれぞれ調べてみました。それが以下の表です。

■RDFキーボードのキーマトリクス 電流が流れる順序は、出力→スイッチ→ダイオード→入力(GND)
出力
1
出力
2
出力
3
出力
4
出力
5
出力
6
出力
7
出力
8
出力
9
出力
10
出力
11
出力
12
出力
13
出力
14
出力
15
入力
1
ESC8QOF],T6CAPSf・1f・9DELT*
入力
2
19WPGZ.T1f・2f・10ROLL
UP
T+
入力
3
20E@HX/T2f・3vf・1ROLL
DOWN
T=
入力
4
3-R[JC
T7T3カナf・4vf・2T,
入力
5
4^TReturnKVNFERT8T0CTRLf・5vf・3HOME
CLR
入力
6
5\YALBSpaceT9T.SHIFTf・6vf・4HELP
入力
7
6BSUS;NXFERT4STOPGRPHf・7vf・5T-
入力
8
7TABID:MT5COPYf・8INST/

ちなみに入出力のそれぞれの順番は適当であり、実際の基板のピンアサインとは一致していません。またT?はテンキー部です。

■9821キーボードのキーマトリクス 電流が流れる順序は、出力→10kΩ抵抗→スイッチ→入力(GND)
出力
1
出力
2
出力
3
出力
4
出力
5
出力
6
出力
7
出力
8
出力
9
出力
10
出力
11
出力
12
出力
13
出力
14
出力
15
入力
1
ESC1234567890-^\BS
入力
2
STOPCOPYf・1f・2f・3f・4f・5f・6f・7f・8f・9f・10vf・1vf・2vf・3
入力
3
TABQWERTYUIOP@[ROLL
UP
ROLL
DOWN
入力
4
CTRLCAPSASDFGHJKL;:]Return
入力
5

SHIFT
ZXCVBNM,./
T1
入力
6
かな左WinGRPHNFERSpaceXFER右WinGUI
SHIFT
T0T,T.
入力
7
T9T6T3T7T4INSHOME
CLR
vf・4T-
入力
8
T*T+T=T8T5T2DELHELPvf・5T/

 この表と結線を見てひとしきり戦慄しましたよ。同じ98シリーズなんだから、例え実際に作ってるメーカーが違うとは言ってもせめて行と列位は統一しとけと! なんでわざわざひっくり返したの!? ダイオードが入っているおかげで簡単に入力と出力をひっくり返して配線出来ないし!!(涙)
 ……という苦難を乗り越え(開き直ったとも言う)、全キーを一個ずつ配線し直し折角だからとダイオードも活かす方向で改造したのが以下の写真です。既存の銅箔を彫刻刀で切断し、ポリウレタン線で配線した上にカプトンテープで固定していますが、まぁ汚いですね……
 また、CAPSとカナのLEDはもちろんに換装済み。LEDには光拡散用のキャップをかぶせていますが、十分まぶしくて目がチカチカします。
 ちなみにこの他にRDFキーボードは3つ、9801Vシリーズ用1つ、9821Ap辺りに付いてきたちょっと固めのとV166のペコペコな9821キーボードを1つずつ持っています。

キーボードの外見

年式の割にはそれなりに綺麗なRDFキーボード

汚い基板

汚くのたくるポリウレタン線

RTC用バッテリー、その他

 98x1はRTCやメモリスイッチ等の保持のため、充電式のコインバッテリー(VL2330とか)を積んでいます。しかし皆様の家の98x1も、いい加減寿命が尽きている頃ではないでしょうか。我が家のV166もバッテリーが完全に壊れて全く充電せず、数時間電源を入れていないだけでカレンダーは狂うしPCIセットアップの情報も消え失せ、完全に我を忘れ果ててくれます。毎度毎度設定するのも面倒だし、新しいバッテリーを買うのも結構値段が高いしあんまり売ってないしと、ロクな状態ではありません。
 ということで、今後の事を考え普通のコイン電池(CR2032)を使う様に改造しました。とは言っても、単にPCから電池に充電しないようにダイオードを直列に入れただけです。
 ただ、いつも通りの事ですが、この方法は決して保証しません。ダイオードを咬ましても若干電流が流れて充電状態になるのと、マザーで受ける電圧が0.7Vくらい下がるからです。我が家のV166ではそれなりにちゃんと動いていますが、よそん家の貴重な98x1でちゃんと動く保証など全くありません。ちょっとでも心配な人は、大人しく4000円払って純正のコインバッテリーを買った方が良いでしょう。
 あと、ついでにV166の中身の全景を晒しておきます。萌えポイントは、インシュロックタイできちきちに縛り上げたケーブル達。漢たるもの、見えないところでオシャレを嗜むものであります!

CR2032

無理矢理CR2032を繋げた

V166の中身

V166の中身

 という事で、ワケの分からんバカ話はこの辺にしておきます。忘れた頃に、また見に来てくださいね、また妙なこだわりが増えてますから(笑)