アイムふじみ野自然観察会
駅前の都市邸園は植物園
アイムのユリノキの基礎データ
<2021.2.22>
樹齢:約30年
樹高:約18m
胸高(130cm)直径
No.1—58cm
No.2—40cm
No.3—53cm
No.4—57cm
No.5—52cm
No.6—49cm
No.7—51cm
No.8—43cm
No.9—44cm
1辺が22mの正方形の土地内(上部が一部欠けている)に、株間6m、株の端から敷石までは3.8m。
<図の方眼紙内がユリノキ敷地、小さな赤丸がユリノキ。図では、正方形の土地1辺とユリノキ直径の比率は維持。>
<青の大きな実線の丸は地上部の枝張り、青点線の丸は根の張り具合を推定した。互いに枝も根もさらに絡み合う
ことにより強固に暴風に耐え得る。><現在、上部枝張りも発達して樹冠が立派になって来た。>
ユリノキの特徴
・1年目の枝は折れ易いが、2年目以降の枝はしなやか
である。上方の枝がほぼ直角に垂れ下がることも。
・真っ直ぐ高く伸び、20年目頃から幹の太る速度が早
まる。電柱のように寸胴。樹皮の模様が綺麗で、材も
白く有用である。
・10年目頃から大きな花を咲かせ始める。
2021年5月1日,8日,15日に観察会を開催しました!
・花は、良い匂いで沢山の蜜を作る(この蜜から採れた
蜂蜜は透明で品質がとても良い)。
・葉は、一般的な葉の先を切り取ったような形である。
ユリノキ栽培と維持に対する提案
植栽管理会社が考えたユリノキ伐採の理由は、大木化・過密競合・生育不良であるが、これらは間違っている。
前ページ記載の専門書『ユリノキという木』を参考にして次のように提案する。
生長の早い時期に下方の邪魔となる枝を払った後は、自然に任せるのが良いということなので、アイムでは今後、剪定も伐採もやらずに見守るのが良い。そして、団地建物の建替えが必要になるであろう50年後に伐採するかどうか検討すれば良いと考える。