第7話
『私は実装デビルを統べる実装王、時空石である』
『人類など不要!ここに実装達による 世界の樹立を宣言する!』
その声は狂暴化した実装石、
則ち 「実装デビル」に飲み込まれようとしていた世界に響きわたった。
時空石。
彼は平行世界を移動する能力を持ち、
その世界を滅ぼしては 強大なパワーを手中にしていた。
そして、唯一残されたこの世界を
「実装世界」として確立せんと企てたのだ。
<実装石は人間と対でなくては生きて行けない>
という運命を覆すために。
『我らに仇なす者達よ、私はココにいるぞ…』
時空石。彼は実装を超越した神なる存在。
暗黒が世界を、可能性に満ちた未来を蝕み始めていた…
補足
・時空石
「じくうせき」と読む
・背景の描写について
背景に使用している画像は
ねくねくが某画像掲示板で
「不定期実装デビルスレ」を
始める前にやっていた
「不定期惑いスレ」からの引用である。
というよりもここでの遊びが発端とな
り実装デビルの構想が 固まったといえる。