第67回 ねずみの会ご報告


2009年9月20日(日)


第67回ねずみの会、今回は年に一度の「客を呼んじゃうギターコンサート」。
要町のGGサロンで開催されました。
特別ゲストには、小笠原宣夫氏をリーダーとして活躍中のアロマ・デ・クラシカ
のグループ。
午後1時から始まって、夕方6時近くまでの長丁場。皆さん最後まで仲間の演奏
に耳を傾けての素晴らしい会でした。


幹事の中嶋さん、司会進行。 開演前の緊張の一瞬
やっと休憩時間・・・ 田中さんは友人のフルートと ゲストの演奏に耳を傾けて・・・
       ロマ・デ・クラシカの演奏    左より小笠原宣夫・木村洋子・渡辺和幸諸氏
    特別ゲストの演奏曲目
■第二序曲         F・カルリ
■ソナチネ          L.V.ベートーベン
■ウィーンはウィーン   J.シュランメル


今回の演奏者の感想をひとこと・・・・吉田峯男
☆本間 隆さん    独自のユニークな演奏スタイルがあってマイペース型ですが、まじめで
              誠実な人柄なのでしょう。音楽作りにもそれが良い影響を与えているよ
              うで、今回はとても勉強されたあとが伺える演奏でした。

☆三馬大志さん    最近の三馬さんは大活躍。めきめき上達されてきたようで、その長所は、
              やわらかい音色で人を包み込んでしまう、音楽の流れにあるのでしょうか。

☆清水宣晶さん    腱鞘炎に悩まされながらの演奏。そこにひたむきな音楽をつむぎ出すので
              ビーンと張った強い弦のような、一本すじの通った音楽が流れているような
              気がします。

☆寄藤正彦さん    右手の弦にタッチする時の手の甲は、かなり立っている「寄藤流」タッチ。
              アルアレの音とアポヤンドの音が結構違うのですが、でもこの弾き方が彼
              に合っているのかもしれません。清潔感のある、まっすぐに進む緊張感が、
              「羊歯だったらの主題による変奏曲」を、とても良い演奏にしていました。

               
     特別ゲスト  アロマ・デ・クラシカ(小笠原宣夫・木村洋子・渡辺和幸)の演奏

これぞプロの演奏といった、ギタートリオでした。まず、音量が大きい。ppと、ffのダイナミックレンチが
とても大きいので、聴く人に強い印象を与えます。独奏と比べたら、一つの曲を三人で弾くので、より
簡潔に演奏が出来、しかも難しいことが表現できる。そして三人が力を合わせて一つの目標につき
進むので、その爽快感は素晴らしかったです。感動を覚えました。


メンバーご紹介

    中嶋美奈子さん  今回の幹事さん
クラシックギターを始めたのが、高校一年の時。
その後、本木盛夫氏に師事して早30余年。
人前では落ち着いて弾けなかった私が、「ねずみの会」の発足後間もない頃から
参加し、同じギターの仲間の気持ちの良い空間で弾いているうちに、いつの間にか
あまりあがらなくなりました。
ギターを弾く楽しさを知ってもらいたいと願い結成した合奏団、「ふじみギターフレンズ」
も今年で26年目を迎え、年に5~7回のステージをこなすようになり、個人的にも全日本
アマチュアギターコンクールに数回出場、入賞も出来ました。
ねずみの会で会員の演奏を聴いたり、ゲストの先生方の演奏や、各自の演奏に対する
講評を聞きながら、自分らしい演奏を模索しています。

☆最後になりましたが、小笠原先生方のアロマ・デ・クラシカの三重奏は、表現豊かな
  演奏で、大変勉強になりました。ありがとうございました。

                               ★中嶋さんの音楽のテンポにはいつも感心しています。
                                彼女なりのゆっくり目のテンポに、気持ちのいい人の心を温かくする
                                音楽が流れているのです。地域でも活躍されています。吉田峯男