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  勝山さんが学会で発表
                                           平成23年 12月 4日       
 勝山博行さんが、茨城県立医療大学で開催された「第32回医療研究会/第15回日本アダプテッド体育・スポーツ学会/第13回合同大会 兼 第7回茨城県障害者スポーツ研究会」にシンポジストとして参加しました。
大会は12月3日と4日の二日間にわたり開催されましたが、勝山さんが参加するシンポジウムは、4日(日)の午前中。活きるからは、勝山さんの発表を応援しようと、染野理事長を始めとして総勢9名、うち車イスの方3名が同行しました。私も一介助者兼応援人として参加させて頂きました。風の強い一日ではありましたが、お天気も良く、スーツ姿の勝山さんが一際輝いて見えました。取手から阿見町の県立医療大まで車で約40分、心配された渋滞に会うこともなく予定よりも早く到着、開催時間まで実行委員の方々との挨拶や、シンポジウムの打ち合わせなど、余裕を持って行うことが出来ました。
今大会のシンポジウムのテーマは「リハビリテーションスポーツ、アダプテッドスポーツ:地域でのシステム連携を考える」ということで、座長を大仲 功一先生(県立医療大所属)がつとめ、4名のシンポジストが一人約20分の発表を行いました。
トップは藪下典子さん(八千代病院/筑波大学大学院所属)「障害をもつ高齢者へのスポーツ指導について」、民間事業者の立場から、茨城県八千代町での取り組みについて発表されました。虚弱高齢者の介護予防教室の実践と長期にわたる運動教室の継続のため、自治体と民間病院との連携を、ご自身が所属する八千代病院健康増進センターでの活動を挙げて報告されました。
次は橘 香織さん(茨城県立医療大学所属)「リハビリテーションスポーツ、アダプテッドスポーツ:地域でのシステム連携を考える」、IBARAKI Sports for Everyone!(ISE)の取り組みと今後の課題について発表されました。ISE(アイス)とは、年齢・性別・障害の有無に関わらず 「いすまたは車いすに座って行う」様々なスポーツ活動を通して、 一人ひとりにとっての 「健康」を追求するために生まれたスポーツプログラムのことだそうです。「車いすスポーツ体験会」と「車いすバスケットボールビギナークラス」の実践について報告されました。
吉田恭久さん(阿見町民生部障害福祉課)は、行政の立場から「地域身体障害者スポーツ大会の紹介と今後の展望について」発表されました。阿見町が今年の地域身体障害者スポーツ大会の主催地となったことから、大会の目的と実施内容、これからの課題など、吉田さんご自身が体験し感じられた感想なども交えて報告されました。
最後に勝山博行さんが「活きるリハビリスポーツの現状と効果」について発表しました。今回の依頼を受けてから、勝山さん自身が内容をまとめ、原稿を仕上げたものです。発表は、活きるの活動紹介から始まり、「活きるリハビリスポーツ」の経過と現状、その効果、これからの課題など。勝山さんの発表に合わせて、宮脇さんが、活きるの活動やリハビリスポーツの写真をPCプレゼンテーションで、スクリーンに映しました。具体的に種目の紹介をし、リハビリスポーツの効果については、勝山さん自身が実感している内容を挙げるなど、説得力のあるものでした。これからの課題として、質疑応答の場でも答えていましたが、マンパワーの確保として、ボランティアの拡充に力を入れて活動したいとの力強い発言でした。(発表された原稿
壇上がPCプレゼンテーション使用の為、少し薄暗かったので、原稿が読みづらいのではと、はらはらしながら見ておりましたが、勝山さんは落ち着いて、質疑応答にも自分の考えをしっかり述べて、堂々としたものでした。発表のなかでも述べていましたが、彼にとってのリハビリスポーツは、担当を任されリーダーとなり、責任を持つことの大切さを知り、自分を成長させてくれる大切な場だと言います。今回の発表も勝山さんにとって、大きな自信となったことと思います。これからもその若さをパワーの源として、活きるの原動力となって活動していって下さることを期待したいと思います。勝山さん、本当にお疲れさまでした! (M・K)