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 ひとらぼブランチ 2013
                                                             
平成25年11月27日
以前NPO法人活きるの就労支援のために笠間焼きのユニバーサルデザインの販売をやっていました。その時に協力してくださったのが笠間の陶芸家さんたちのユニバーサルデザイン食器の研究会「KDS」でした。 今は「ひとらぼ」という名前で活動されています。「ひとらぼ」は笠間焼の作家さんたちが、全ての人が食を楽しむためのやさしい器を開発・制作をするための研究会です。

さて、「ひとらぼ」で研究開発された食器の発表会が「ひとらぼブランチ」で今年で3回目です。 NPO法人活きるは食器販売でとてもお世話になったのですが、今はその事業から撤退してしまいました。 多くのご支援をいただいた恩返しの代わりで毎年参加させていただいています。NPO法人活きるの役割として、肢体不自由当事者が「ひとらぼ」で開発された食器を実際に使って、使い心地を作家さんたちに発表し、今後の開発に役立てることです。 作家さんたちは直接体の不自由なユーザーに接する機会がないので貴重な体験になります。
                 
 今年は代表の染野と勝山くんが参加しました。 作家さんたちが作る食器は実際に使う人の機能に合わせて開発しています。利用対象者として全く機能に問題ない人を0、全てに介助が必要な人を1としてその間のどの辺の方を対象としているかで設計が変わってきます。 0に近い人を対象とすると普通の食器にに近いもの。 1に近づくにつれて特殊な設計が必要になってきます。 今回参加した活きるのメンバーはかなり1に近い身体機能なので、使える食器は限られてきます。

 会場には既に作家さんたちの他に笠間社協や歯科医師、介護食のメーカー、報道の方たちが集まっておられます。
そして今回発表される多くの食器、実食のために作家さんたち自ら作った美味しそうな料理が並べられていました。
 ひとらぼの代表の挨拶からはじまり、窯業指導所の所長や歯科医師さんなどのスピーチを聞き、早速食事会です。 その前にいっぱい並んでいる食器から興味のあるものを選びました。 今回のテーマは「仕切り皿」と「マグカップ」です。ひとつの食器に複数の料理を盛り付けられて、尚且つ取りやすく工夫されたものです。 私も満理子を食事介助をすることを想定して片手で取りやすそうなものを選びました。
これもいっぱい並んだ料理からわざと取りにくそうなものを選んで食べました。染野と勝山くんも自分で選んだ料理を食べ始めました。
 食事タイムの途中で作家さんが自分の作品のプレゼンをしました。そして、その食器を使っている人に感想を聞いて今後の作品への参考にします。染野と勝山くんも意見を出しました。彼ら当事者の意見はとても貴重です。

 たっぷりとご馳走になり、お土産まで頂き、来年も参加協力することを約束して笠間を後にしました。
    記  宮脇
 
代表のご挨拶 実食1 実食2

作家さんのプレゼン 介護食の試食1 介護食の試食2