ホーム 理  念 法人概要 活動内容 事業内容 イベント情報 報 告

 電車でGO  09  柴又・帝釈天  
平成21年10月28日

 
今年も、NPO法人活きる恒例イベントの「電車でGO」に行ってきました。 NPO法人活きるの前身である「地域に活きたい障害者の会」からやっているイベントで、当時はまだまだバリアフリーが進んでいなくて、鉄道関係者に車椅子移動の不便さ、そしてその介助の大変さを知ってもらうために行っていました。 しかし、最近では首都圏のJRについてはほとんどの駅にエレベーターや車いす用のエスカレーターが完備されていて、昇降に問題はありません。ただ、駅員さんは滅多に来ない大勢の車いす利用者の対応に慣れていないので、経験してもらうことを目的に今でも開催しています。そして、家族だけの電車移動は気を使ったり、体力的にも大変なので、この機会に色々経験してもらうのも目的です。 もちろん、一番の目的は、車椅子障害者が楽しむことです。

 さて、今年は寅さんでお馴染みの柴又・帝釈天に行ってきました。 快晴の行楽日和です。朝9時半に取手駅に集合。(車いす利用者は外出前の準備が大変であまり早い出発はできません)藤代駅発組と取手駅発組、と我孫子駅発組が金町で待ち合わせました。 途中、常磐線で人身事故があり若干予定が狂いましたが、急ぐ旅ではないので余裕です。 金町で全員集合して、京成線に乗り換え柴又駅で下車。駅前の寅さん像の前で記念写真。 そして、帝釈天までの参堂をきょろきょろしながら散策しました。 帝釈天でまた記念撮影。 のんびりと過ごしたあと腹が減ったのでお待ちかねの昼飯です。 有名な帝釈天前の柴又 川千家へ行きました。突然の大勢の客の上に車いすが5人という非常事態なのに快く部屋を用意してくださいました。 名物のうなぎや天婦羅に舌鼓を打ち、好き物は昼酒でいい気分に。 これも、「電車でGO」の楽しみです。 ゆったりとした、心地よい時間を過ごし、土産を買って、3時過ぎに帰路に着きました。 来年も再来年も続けていきます。

※初参加者から
 初めて!!の柴又…楽しかったです。また、自分が障害のある人の側に立って電車に乗る初めての経験(バスでの大移動はありますが)で、へぇー、なるほど、‥等々頭の休まる時のない一日でした。
 ?十年前(私の学生時代)には、考えられないほどの公共交通機関の障害者への対応の変化がありますね。でも、駅員さん達は何か不都合なことや、事故があったら大変!という表情+行動、乗客の方々は(私も以前そうでしたが)、車椅子の方が乗っていらっしゃると、あまりジロジロみない、自然に、自然に、と思っているとよけいに顔が無表情になる、でも何か、障害のある人と一緒の場にいることで、自分は何もしていないけれど、ボランティアの雰囲気を感じる…という車両全体に微妙?な空気(時に暖かく、時に迷惑げな…)が流れるのですね。帰りのホームでの駅員さんが真剣に!な顔で、真っ直ぐ振り上げた赤い旗(何で赤なの…?)、車中での染野さんの笑顔と居眠りに…私、この電車でGOに参加して良かったなぁ…と思いました。
 本当は、車椅子の方が、介助の方と自然に駅、→ホーム→電車へと進むことができるように、もっともっと、車両の改善、職員の介助教育?!などが必要ですね。お店なども同じですね。
また、電動車椅子の運転技術の向上??も望まれます。染野さんの音も静かでスムーズな運転技術(さばき)に感動でした。勝山君を叱咤激励する教習所の教官なみの染野さんの声に勝山君も…お疲れ様でした。      (M.S

                                

JR取手駅 京成金町駅 いざ、柴又へ!
柴又駅前・参堂 豪華な昼食 柴又駅。さあ、帰ろう
← クリックしてください→
大きな写真が見れます

寅さん像の前で 帝釈天