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第12回リハビリスポーツ開催 (平成19年11月25日)
毎奇数月に開催している活きるリハビリスポーツは好評の内に12回目を迎えました。 本来9月開催だったのですが会場の確保ができず中止になり、11月まで待つことになりました。11月開催もいつもの会場が取れず、市役所裏にある体育館での開催となりました。 暖房が無いので寒い日が続き寒さ対策を心配しましたが当日は快晴でガラス張りの壁面から太陽の日差しが降り注ぎ温室のような温かさになりました。
さて、いつもの会場に比べて広くて、いかにもスポーツイベントのような雰囲気です。 参加者全員が揃った所で、全員のバイタルチェックをした後、リハスポリーダーのKくんから挨拶があり、その後いつも協力してくださっているAリハビリ病院のP/Tさんからスケジュールと種目の説明がありました。 今日は青組と黄組に別れ、チーム戦での運動会です。 箇条書きで各種目の様子をご覧いただきます。
1.車椅子リレー
ボールをバトン代わりにしてスラロームを通過した後にUターンして一気に戻ってきます。 歩ける人はボールをドリブルして同じコースを走ります。 シンプルなコース設定なので少し過激な走行をする人も居ました。 ドリブルについては、何年もやったことが無い人が多く、なかなかうまくできません。 この競技は青組の勝利でした。
2.パン食い競争
運動会で定番のパン食い競争は競走心をあおり、いいリハビリになると思ったのですが、あおりすぎて反則が続出。
でも、その闘争心はいい刺激になったと思います。
3.新聞紙相撲
新聞紙の周囲5cm程度残して中を切り抜いて輪にしたものを、二人の首にかぶらせ、引っ張り合って破れた箇所で勝敗を決めます。
車椅子の人は向かい合うことができなかったので背中合わせで勝負しました。 何十枚も新聞を切り抜いて準備してくれたP/T、O/Tさんに感謝です。
4.スポーツ吹き矢
腹式呼吸を使うため、最近ではダイエットとして注目されています。 障害者も強く息を吹くことでリハビリになります。 手を使えない人はスタンドを使えば参加が可能ですし、吹く力が無い人は標的までの距離を調整して誰にでも楽しむことができる数少ない競技だと思います。 本格的に練習して正式な大会に出場することも検討中です。
5.宝探しゲーム
何が入っているか分らない袋に手を入れ、それが何かを全員で当てるゲームです。 まず、代表の人が袋に手をいれ、形や感触をみんなに知らせます。 そのうちにそのものの正体が分るとみんなに用途や使用場所などを伝えてみんなで正体を考えます。それを宛てたチームに勝ち点が入ります。 意外と分らないものがあり、時間をかけて正体が分ると「なーんだ、そんなものがわからなかったのか」とブーイングも・・
6.フラフープリレー
フラフープを隣の人の首にかけてリレーで渡していき、その速さをチームで競います。 これが、また難しい。 みんな不思議な格好をして渡しています。 いらいらしながら見ている方も肩に力が入って疲れてしまう競技でした。
7.風船バレー
恒例の風船バレーです。 今回は体育館ということもあって、本物のネットとポイントボードを設置してシチュエーションは本格的な競技になりました。 たかが風船バレーですが、やっているうちに熱くなりみんな力の限り普段あまり動かさない手や脚を振り回しています。 これこそ、このリハビリスポーツの目指している姿で、楽しみながら思いっきり体を動かし、リハビリ効果を期待している所です。 普段の生活では大きな声で叫んだり、笑ったり、ムキになることが少ないと思いますが、この時間だけは冷静さを失い本来の姿でみんなが楽しんでいます。 ストレス発散にも大きな効果があります。 但し、次の日の筋肉痛が心配ですが、それはいい副産物でしょう。
今回も、天気に恵まれ温かい環境の中で怪我も無く無事に終えることができ、本当に楽しい時間を過ごすことができました。 これも、ひとえに協力してくださっているI病院のP/TのSさん、Aリハビリ病院のO/TのEさん、Iさんが毎回工夫を凝らしたメニューを考え、準備に尽力してくださっているおかげです。 そして、今回不参加でしたが、参加者の健康管理や万が一の時の対応に協力してくださっているTK病院の看護師のKさん、Kさんのおかげで安心して競技ができます。会員全員、本当に感謝しております。