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バリアフリーマップ作成調査
平成18年11月3日(金)

 平成18年度に取手市が募集していた地域まちづくり事業に、NPO法人活きるが提案した「取手市・観光バリアフリーマップ作成」のプランが運良く採用されました。
以前、NPO法人活きるの前身である「地域に活きたい障害者の会」で取手市のバリアフリーマップや鉄道のバリアフリー状況などを調査した経験があります。
 今回の申請事業はその経験を生かし、取手市内の観光スポットのバリアフリー状況や見所を調査し、体の不自由な方(肢体、視覚、聴覚など)や高齢の方にとって問題なく楽しんでいただけるかを確認します。 また、問題があるような場合は必要に応じて改善などの協力をいただくことも狙いです。

 さて、この調査をするにあたって、本来の目的であるバリアフリー調査とは別に、障害者とボランティアが力をあわせて同じ目的をもって作業をすることと、その中で障害者の介助の仕方や接し方などのボランティアの勉強、そして会員同士の交流、別の支援団体との交流なども大きな目的としています。
 11月8日現在で下見調査を含めて16ヶ所の調査を行いました。 その中で、11月3日(金)には広く他の団体にも呼びかけ、本来目的と付加目的のために多くの参加者で本調査を行いました。 車椅子の肢体不自由の方が4名、聴覚障害の方が2名、知的の方1名、ボランティアが12名集まりました。 総勢19名です。
 当日はお天気に恵まれ、調査の名のもとに絶好のピクニック日和です。 普段、本人や家族だけではなかなか行けない所も、多くのボランティアさんがいると不可能が可能になることも多いものです。 本来のバリアフリーは、出来るだけ他の方の手を借りないでも楽しめる環境にしなければいけないのですが、なかなかそういうわけにはいきません。

 朝10時に取手市役所に集まり、理事長の挨拶の後、早速、市から借りた福祉車両2台と乗用車3台に分乗し、出発しました。 まず、向かったところは取手、唯一の観光スポットである取手・本陣です。 江戸時代の旧家なのでバリアフリーなんてとんでもない話です。 でも、少しでも多くの方に見てもらいたいという工夫と、係りの方たちの誠意が感じられました。 バリアフリー状況やスポットの見所などはこれからまとめて報告するところなので、今回の報告からは省かせていただきます。
 次に小貝川・フラワーカナルと防災センターへ向かいました。昨年、取手市と藤代町が合併したので、旧藤代も取手市となったので、対象地域が広がりました。この小貝川流域も旧藤代に当たります。 この季節は小貝川流域一面にコスモスが咲いて綺麗なのですが、その日はもうすでになくなっていて、その絶景は見られませんでした。防災センターでは河川管理や災害対策などの情報が得られました。 その後、隣にある生き生きクラブで昼食。
 午後は、取手に戻りお寺めぐりです。 まず、東漸寺。東漸寺は1574年の創建とされ, 樹齢320年と推定されるクスノキやイチョウの大木があります。 趣のあるお寺です。
 次は、竜禅寺三仏堂。国指定文化財に指定されています。中世建築として当初の姿を忠実にとどめており、中世から近世にかけての建築の流れを知る上で貴重な遺構です。

今日は、4ヶ所の調査をゆっくりと楽しみながら行いました。 車椅子で行くには、少々大変なところもあり、ボランティアさんの力がどうしても必要でした。 このあとも、何箇所か調査をして報告し、誰でも楽しめる取手市になるように、NPO法人活きるとしての役割を果たしていきたいと思っています。
バリアフリーマップ調査 バリアフリーマップ調査
市役所をスタート 取手本陣
バリアフリーマップ調査本陣 バリアフリーマップ調査本陣
取手本陣 取手本陣
バリアフリーマップ調査 バリアフリーマップ調査
取手本陣 取手本陣
バリアフリーマップ調査フラワーカナル バリアフリーマップ調査
小貝川フラワーカナル・防災センター 小貝川生き生きクラブ
バリアフリーマップ調査 バリアフリーマップ調査昼食
小貝川フラワーカナル・防災センター 生き生きクラブにて昼食
バリアフリーマップ調査東漸寺 バリアフリーマップ調査三仏堂
東漸寺 三仏堂
バリアフリーマップ調査三仏堂 バリアフリーマップ調査
三仏堂 4箇所の調査を終了し市役所へ