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学校ボランティアレベルアップ講座

平成21年8月26日(水)

 取手市社会福祉協議会(社協)では、学校ボランティアの方々(一般の協力者)を通じて、小学生に障害者理解のための授業をしていました。 その授業は社協が提供したマニュアルを元に、障害者支援のために介助技術を教えることを主体としたものでした。 その指導方法に疑問を持った、今年ボランティア部門に10年ぶりに復活したA氏は、障害者理解の原点を子供に教える必要があると感じ、学校ボランティアの指導要綱の見直しを考え、今回のレベルアップ講座を開催しました。障害当事者の考えを反映させるために、NPO法人活きるへの協力依頼があり、理事長の染野と宮脇夫婦が参加することになりました。

 この講座の第一の目的は、福祉は技術的なことではなく身近なことだということを、ボランティアさんが子供たちに伝えてほしい、そして障害とは特別なことではなく誰でもいつでも背負ってしまう可能性があることを伝えてもらいたい。手法としては子供たちにいかに興味を持たせるかということです。 A氏の指導方法は、子供たちに考える機会を与えることです。いきなり技術を教えることではなく、障害者が遭遇する不便な場面を体験させ、どう対応すればよいか、又危険を回避できるかを考えさせます。 技術の基本を教えることは重要なことですが、子供には無理なことが多く返って危険な状況に陥ることがあります。 できないことも体験させ無理をしないということも覚えさせます。 それらのことを今回参加されたボランティアさんに経験していただき、今回のレベルアップの目的を理解してもらいました。

 NPO法人活きるからの意見は、子供たちにどのような支援を期待するか、どのような考えで障害者に接してもらいたいかを話し、それをボランティアさんに理解してもらって今後の活動に反映してもらえるようにお願いしました。
はじまり 車椅子の通行を妨げる放置自転車を想定
段差の乗り越え 重い車椅子を持ち上げる