平成２３年４月２６日

　活きるサポートをスタートして半年余り経ちました。数人の当事者会員は定期的あるいは必要なときに利用していますが、障害当事者会員全員にまだまだ浸透していません。そこで、障害当事者会員とボランティアがお互いを知る機会を作って、信頼関係を築くきっかけになればと思い、交流会を開催いしました。
　当日は、体調不良や都合が悪くなった方数人を除き、関わっている方のほとんどの方が揃いました。当事者会員１０名、サポーター１３名総勢２３名です。

　代表の染野の挨拶のあと、活きるサポートの主旨である、公的介護サービスだけでは、今後、重度障害者の生活が成り立たないこと、そして、６５歳になって介護保険だけにサービス提供が移行されたときの経済的負担などを聞いて貰いました。活きるサポートの大きな目的は、信頼関係のあるボランティアによる安定した継続的で木目の細かいサービス提供です。そして、介護家族のサポートやサポーターどおしの助け合いも大きな目的です。今後、長い時間をかけて、気軽にお互いが利用しやすく、安心して地域で生活できる環境を目指します。

　現在、活きるサポートを利用するには利用者本人が段取りを組みサポーターを指名しなければいけない面倒があります。しかし、一般社会人は、みんな自分の生活設計を自分でマネージメントして自分や家族を支えています。障害当事者も同様に、自分の生活プランを自分でマネージメントすることで自立につながると思うし、高齢になると生活設計をケアマネージャーに委ねなければなりませんが、今のＮＰＯ法人活きるの障害当事者会員にはその能力が有ると思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｓ.Ｍ）