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障害者(児)支援ボランティア入門講座

平成24年3月14日(水)

 今年も取手市社会福祉協議会主催の障害者支援ボランティア講座が開催され、NPO法人活きるは身体障害者を対象とした講座を受け持ちました。
この講座の講師を担当して5回目位でしょうか。毎回定員20名を募集していて、最初の2回くらいは定員オーバーの応募がありましたが、いつからか年々受講者が減り、昨年は3名と寂しい講座になってしまいました。 ボランティアをする余裕がなくなってきたご時勢なのでしょう・・・
ところが、今年はなんと満員御礼の応募がありビックリです。災害ボランティアが盛り上がった影響でしょうか? 理由はなんでもたくさんの方に参加してもらうのは嬉しいことです。

 さて、私が受け持つのは身体障害者の支援ボランティアということで、直接、身体障害者に関わって支援すると言う前提でお話をしました。
 まずは、いつも私が今の活動を始めるきっかけとして、妻・満理子の発病で大きな後遺症を負ってしまい途方にくれていたところに、地域の色んな支援を受けて前向きになれたことで、その恩返しのつもり、そして、その人達の思いを受け継ぐことでNPO法人を立ち上げたことを聞いてもらいました。ボランティア活動を始める動機は人それぞれですが、活動によって対象とする地域や人がより良くなってほしいという気持ちは同じだと思います。

 初めて、障害に関わる人は、まず障害のことを知り、理解する必要があります。支援と言っても、何事もやりすぎはいけません。基本的な障害者との接し方を資料で示しました。 また、障害に関わる団体やスタッフは関わる障害者の自立を考えて支援する必要があります。 それぞれの機能によってニーズや生活スタイルがあるので、コミュニケーションをとって信頼関係を築き、先を見据えた支援が必要です。

 基本的なボランティア活動について聞いてもらった後、NPO法人活きるの活動紹介をして、協力をお願いしました。

 休憩をはさみ、実技について聞いてもらいました。身体障害者と関わるには、必ず身体介助が伴います。 まずは、身体障害者の必須アイテムである車椅子の取り扱い方について、パーツの名前とその役割、取り扱い方を聞いて貰いました。平な所の介助は難しくないので、段差や不整地、坂道、階段の昇降などのテクニックを披露しました。
 次にベッドと車椅子の間の移乗介助のテクニックを披露しました。時間がなくて練習してもらうことができなかったのですが、見慣れないテクニックを見てもらったことで、楽な介助技術があることをわかってもらえたと思います。

(宮脇貞夫)
ご挨拶 障害者支援とは・・・
段差乗り越え 階段昇降