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活きるサポート
介護技術勉強会
 #1

平成23年6月5日

 NPO法人活きるは身体障害者(肢体不自由)の団体です。当事者会員は全員、何らかの運動機能に障害を持っています。
 多くの当事者会員は重度の障害があり、誰かのサポートがないと生活が成り立ちません。現在は公的サービスを利用したり、家族の介護で生活をしていて、現状で満足している状況です。しかし、公的サービスで出来ない作業や家族が急に介護ができない状態に陥ったり、突然のサポートを必要としたとき、そして将来の制度の変遷で現在のサービスを受けられなくなることも考えられます。そして、65歳になったら介護保険に移行すると大きな経済的負担が生じる可能性があります。
 公的サービスや家族の介護が期待できなくなったとき、活きるのボランティアで支援しようと立ち上げたのが活きるサポートです。活きるの当事者会員とボランティアが普段の活動の中で信頼関係を築き、継続的で木目の細かい支援をするのが目的です。 またボランティア同士の交流の中で助け合ったり悩みごと相談なども含めた総合的な支援活動になればと思っています。
 また、ボランティアさんが増えれば、より安定した障害者の生活基盤ができると共に、会員以外の市内身体障害者の支援もできるようになればNPO法人活きる収益事業としても考えられます。

 さて、当法人の当事者は運動機能障害の方がほとんどなので、動作介助が必須になります。そこで、介助者に負担の少ない介護技術を提唱している介護保険事業所の方に講師を依頼し、介護技術勉強会を企画しました。介護技術を身につけることで、お互いの負担を軽減し、より深く支援ができるようになります。ただ、講習するのは基本的な技術なので、すべての障害者に通ずるものではありません。それぞれの身体機能や癖を理解して応用していく必要はあります。ほとんどの会員は介助者に適切な支持ができるので、講習で得られた技術を応用しながら安全で快適な介助を目指します。

   
ユーモアを交えながらコツを教えてくれました。

 第1回目は6月5日(日)に取手市福祉交流センター・会議室で開催しました。NPO法人活きるの会員の外、地域の事業所スタッフの方も4名参加されました。講師のI先生は若くてハンサム、そしてユーモアを交えた説明なので、つい、引き込まれてしまいます。おかげで、楽しみながら勉強することができます。まず機能レベルの高い状況を想定した、立ち上がり介助の練習です。本人の残存機能をうまく引きだす方法はとても参考になります。だんだんとレベルが低い状況に合わせた介助技術を披露していただき、コツを伝授してもらいました。教えていただいた技術をその都度受講者がペアを組んで練習しました。コツを教えていただくことで、思った以上にうまくできていたようです。技術を覚えると同時に教え方も習得し、覚えた技術を他の仲間に教えて欲しいと思います。

 非常に有意義な勉強会だったので、定期的に開催することになりました。何度も勉強することで技術を自分のものに出来るし、たくさんの技術や多くのシチュエーションに応じた技術の勉強を続けていきたいと思っています。
 次回の勉強会は8月28日(日)に永山公民館の講座室で開催します。受講料は無料です。会員だけでなく、家族の介護をしている方や事業所の介護スタッフにも参加していただき、ぜひ腰を傷めない介護技術を身につけて下さい。
                                                                             宮脇 貞夫

    
Sばあさん大活躍

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               担当 宮脇まで