ホーム 理  念 法人概要 活動内容 事業内容 イベント情報 報 告

福祉車両寄贈
平成21年7月31日
 NPO法人活きるは取手在住の1市民から福祉車両購入資金として100万円の寄付をいただきました。 寄付金の100万円に自己資金40万円を加えて、新しく福祉車両を購入することができました。

 寄付をしてくださった方(77歳女性、匿名)は、80年代後半に病気のために働けなくなり2年間生活保護を受けられていました。その際、当時の市の担当の現市政策推進部次長の岡田氏に大変世話になり、その恩返しをずっと考えていたそうです。 そして、仕事復帰後コツコツと貯めた貯金を社会貢献のために寄付することを思いつき、昨年、市社協に100万円を寄付し、その寄付で社協は車椅子を購入したのです。 そして、まだ、残っている貯金も寄付することを岡田氏に相談したのですが、岡田氏はその方の老後のことを考え寄付に反対をしたのですが、女性の意志は固く、寄付先を検討されたのです。 そこで、市内を走り回っている活きるの福祉移動サービスに寄付していただくことを決められました。

 NPO法人活きるでは、そのとき24時間テレビから寄贈されたアトレーのスロープ車1台を移動サービスで運用していましたが、重度の利用者が増えてもう1台福祉車両の必要性に迫られ、日本財団の福祉車両助成に申請したところでした。 ちょうど、そのときにこの寄付のお話をいただき、役員会で検討して、やはり地域の方からの寄付の方がNPOとしてより重みがあると考え、財団には申請を取り下げ、寄付をいただくことにしたのです。 早速、車両選定に取り掛かりました。 現存の車両は車椅子のまま乗っていただくものですが、やはり乗り心地はあまりよくないので、できれば簡単に普通のシートに乗っていただき、快適に移動できるものとしてハイゼットのサイドリフトアップシートを検討しました。車両価格は乗り出し140万円とかなり安く購入できることで、寄付していただいた100万円と自己資金40万円を加えて購入することを決定しました。




読みたい記事をクリックすると大きくなります
 

 車両は、7月31日に納車され、取手市社会福祉協議会の社屋前で贈呈と記者会見が行われました。 取材は主要新聞6社が来られ、寄付に至るまでの経緯を岡田次長が説明され、そして染野理事長がNPO法人活きるの活動主旨と福祉移動サービスの現状を説明しました。 その様子は4誌の地方版に写真入で大きく掲載され、寄贈された車両が移動サービスで取手市内を走り回ることで、寄付された方の思いが市民の方々に伝わり社会貢献への関心が高まると思います。 また、NPO法人活きるの地道な活動がこのような寄付をいただけるようになったことをとても光栄に感じるとともに、これからも障害者のためにより積極的な支援活動をしなければいけないと改めて感じています。