●シフクノアジ 何の疑念も無い一杯 昭和苑
市内の『大番食堂』にて7年間修行した後に昭和61年にオープン。22年目の昭和苑。スタイルは食堂ですが、ラーメンの旨さが浸透し、ほとんどの客がラーメンを注文。豚骨ベースながら野菜の甘みとまろやかな塩ダレのスープは特注の麺との抜群の相性。タレの染みたばら肉は最近のとろけるチャーシューの柔らかさではなく肉本来の柔らかさが味わえます。これで610円。店のおばちゃんに『これで610円なんて嬉しいですよ』と告げると『そう言ってもらうと嬉しいです』と丁寧で誠実な人柄にまた感動です。

    ●エビス軒は貴重なしきんぼう●
えん楽の超人吉川店主とチャーシューの旨い店の話をした時に出てきたのは昭和苑とエビス軒でした。全くもって同感です。エビスのチャーシューは四斤砲を使用。筋肉質で歯ごたえと柔らかさを両立した.貴重な部位のロースト。 中々手に入りませんがサーロインやヒレより. 筋肉と霜降りと赤身が複雑で 深みがあって美味しい通の味です。原価は1枚▲円で『チャーシュー麺は利益が出ないのでサービス品なんだよ』と..英貴智節が炸裂しました。 (味噌チャーシュー \950 でも納得です。)

●これで420円って商売大丈夫?グリル塩豚
200円ラーメンで有名な同店。店名の示す様に自店で塩漬けした豚チャーシューが6枚入っております。スープもきちんと出汁を採っており何処に出しても恥ずかしく無いモノです。店主の石橋さんの食に対する真摯な姿勢には頭が下がる思いです。今は高級魚のチョウ鮫のラーメンを開発するなど、創作意欲も旺盛です。エビスの桜井店主、しおやの店主、かもめの店主達と話していると、老舗やニューウェーブなどとジャンル分するのが愚かに思えてきます。