●一切のけれんが無いラーメン ごんちゃんラーメン●

店主は『うちは最近の若い人には受け入れられないよ』、奥様の名物おばちゃんは『途中まで食べて残していく人もいます』と告白。また、この店に対しての函館ラー通の評価は『なぜか時々、食べたくなる』、『味は良いがおばちゃんがしゃべりすぎで落ち着いて食べられない』といった感じで万人受けしません。むしろ、特に醤油の関しては東京、旭川、津軽の魚介だしが好みの人に向いていると思います。ちなみに僕の初ごんちゃんは昨年の春、醤油を注文。おばちゃんの『初めてですよね?』から始まり質問攻めの嵐......出来上がると『麺は残してもスープは体にいいので全部、飲んでください』とプレッシャーを。一口すすると、なんとなく養命酒のような感じがしました。なんでも薬草がはいっているそうです。それでも、豚骨、昆布(熱い時期は日高産、寒い時期は南茅部産だそうです。)、魚介系を時間を掛けて煮込んでおります。その時期によって海老の頭や鯛!食にこだわるおばちゃんの食べた人が健康になれるようにとこだわったスープです。勿論、無化調。たぶん、塩、醤油共に500カロリー以下と思われます。おばちゃんいわく、『このスープのおかげで旦那も自分も健康診断で一度も異常がない』そうです。某ラーメン店の店主はこの店に行く時にはおばちゃんがいないのを確かめていくそうです。といっても単なるおしゃべり、おせっかいおばさんではなく限りなく高尚な方であることを付け加えておきます。油分がほとんど無く旨味が溶け込んだスープはボディーブローのように旨味成分が効いてきます。変な例えですが、もし海原雄山、おっと失礼!雁屋 哲氏に函館ラーメンを一軒のみ紹介するならばこの店を紹介いたします。素材の良さを生かし、食=健康と捉えている姿勢は評価されるでしょう。ちなみに店
主は無口です。(ごんちゃん 其の一へ

塩ラーメン ¥630 名物おばちゃん曰く 『ビジュアル的にはよくないかしら?』と。同行した上司(白樺山荘がオキニのコッテリ派)はあっさりしすぎて物足りないが、毎日でも病後でも食べられそうとのこと。確かにラー通以外には受け入れられないかも。