●庶民的ながら実力派 香華園●
店主は丸井デパートの地下でその腕を磨きました。現在は、住宅街に店を構え、店主の親しみ易い性格と良心的な価格で常連さんの心を掴んでおります。写真の塩チャーシューは\680.肩ロースの肉厚チャーシューは歯ごたえ充分。スープはトリガラと野菜の甘みが溶け込み、函館らしい塩です。麺は勿論、岡田製麺製ですが、函館塩にしてはやや固めの麺で個人的には好きです。函館以外の人には良さが伝わりづらいかも知れません。この店はかた焼きそばが有名です。tel o138 54-8119

  ●岡田ファミリーのいぶし銀 つるつる亭
創作意欲旺盛な同店。写真は鯛ラーメン(醤油 \750)この店は無化調、麺もモンゴルかん水使用にてラーメンの負の部分をOFF。アイスクリームに例えるならハーゲンダッツ、缶コーヒーならデミタス、ビールならエビスといった感じでワンランク上の高級感が味わえます。この鯛ラーメンも魚のくさみが無く上質のブイヤベースといった感じです。そして燻製玉子(1個 \100)も美味です。大人の隠れ家的なお店ですが家族連れでも気軽に行ける家庭的な雰囲気でもあります。

   ●函館ラーメンのDNAを継ぐものたち●
ラーメン業界では暖簾わけした店や独立した店を●×や▲■インスパイアと呼んだりします。これがお笑いであれば、例えば、欽ちゃんファミリー、政治であれば小泉チルドレンなどと称されますが、音楽業界では★△フォロワーと紹介されることが多いようです。ラーメン業界に話を戻しますが東京では武蔵、二郎、大勝軒などで札幌では純連、弘前では山忠から暖簾わけされた名店が数多く存在しますが、函館で該当するのは、マメさん系でしょうか。個人的に音楽好きの僕としてはフォロワーを用いたいと思います。今回、紹介した香華園、つるつる亭の他にもマメさんで料理長をしていた龍鳳、ブルートレインと職人気質でありながら親しみ易い店主が多いように感じます。そして、8月、郡山市に
函館らーめん きららがオープン。先日、店主とメールのやりとりをしました。独自の高いラーメン文化を持つ福島県にマメさん直伝の函館ラーメン
で勝負する同店を応援せず
にはいられません。Jリーグから
セリエAへ移籍した選手を見守る
気分です。やぐら屋に続き函館
人ラーメン逆輸入店が出来るこ
とを願っております。