ちょっと手間がかかるので函館空港店では提供できないとのこと。(暴露ゴメンなさい)

     ●味の寸止め トータルバランス力抜群の一杯●
料理の合格点を100点満点の80点とすると、2種類の80点があると思います。ひとつは、100点満点を目指す過程で成長過程での80点と、100点満点を出せる力を持ちながら、コンスタントに80点の仕上がりを量産できる実力の2通りですが、おんじきは後者であると思います。この店の調理人は元々、職人が多く、マメさんで長年、ウデを振るった方や、フレンチ、中華のベテランが勢ぞろい。ミュージシャンに例えると、スタジオミュージシャンやアレンジャー集団といった感じです。ボク的に唸った一杯は、坦々麺とカレー麺です。坦々麺はマイルド感が伴う辛み。辛いのが好きな人は特製ラー油で調整できます。ゴマ油も隠し味。味の寸止めです。そしてカレー麺ですが、やはり味の寸止め。カレーラーメンといえば、ここ数年、室蘭、苫小牧の大王が脚光を浴びておりますが、一杯で一食分とれそうな濃厚な一杯ですが、おんじきの一杯はライト系。コクがあるので、油分が少なくても物足りなさはありません。

おんじきといえば、自家製の玉子麺が有名です。きちんとコクのあるスープをひろってくれます。不満は値段がやや高いことですが、立地や職人のキャリアを考えれば納得ですね。あ、それから、過去に一発免停を喰らったときに試験場で食べた塩も旨かったです。