●スッパ辛麺に汗だく!でもまた食べたくなる●
櫓屋(やぐらや)の夏季特別メニューはその名も花火(¥750)。ラー油、マー油、お酢の辛さ・酢っぱさに顔中、汗だくですが、櫓屋の十八番である、鰹ダシが効いて味に深みがあり、どんどん箸が進みます。スーラータンメンとは一線を隠し、オリジナリティ溢れる一杯です。もし、関東圏のラーファンに函館のお勧めラーメンを一軒、紹介するとなれば、僕は櫓屋を推します。実際に宇都宮では高評価を得ております。トッピングにも工夫がなされていて炙りチャーシューやメンマもそれだけで酒の肴にしたいくらいです。

●異色の力作 豚冷やし麺は夏バテに最適●
先日、吉本の博多華丸大吉が訪れ、塩を絶賛されたエビス軒。最新作はビタミンB2満点。スープは鰹だしが効いた醤油仕立てで和風テイストです。ラーメンよりそばが好きな人に向いているような気がします。店主が食べている僕に『いつもの(味噌)ほうがいいでしょう?』と聞いてきたので『たまに、違うのも食べたいので』と答えました。食べたあとは松本人志監督の『大日本人』を観終わったときの感覚が蘇りました。(意味深)

  ●柚子の香りがタマラナイ 柚子冷やし麺●
夏の麺特集のトリを務めるのはしくうはっくの夏限定の柚子冷やし麺(¥700)。見た目の美しさ、具のバランス、、ほのかな柚子の香りと酸味に上品な味付けながらガンガンいきました。店主は木村祐一に似たコワモテですが、キム兄同様に職人気質ながらマニアックに偏らず万人向けの仕事をします。メニューはすべてプラス@が感じられそれが奇をてらったものではなく基本に基づいていることは言うまでもありません。店の欠点は駐車場が狭いことくらいでしょうか?