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    名古屋で会社勤めをしていた頃、学生だった娘が食事の支度をしてくれた。定年後、勤めに出た娘に
   代わって私が台所に立つことになりました。
                                                                   
    市場めぐりが好き、魚を見ること、裁くことが好き、とくれば台所に立つのは苦にならない。今は母親
   が作ってくれた漬物や色鮮やかな梅漬が懐かしい。市販のものはなじめない。
   なら、自分で作るほかはない・・・・。
   一日の終わり、グラス片手に、ちょっとした酒の肴を作るのも楽しみの一つ。生活を彩る食と肴。季節に
   寄せる思いを味付けに、勝手気ままな男の食彩です。



          郷土の伝統食に挑戦
                              2009年12月19日