大潟村日記

  
  大潟村日記

               大潟村木炭水質浄化研究会
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 2009年




 
  代表者        小林 信雄
  目的         黒松等のマツクイムシによる被害木に困っていることを知り再利用出来ればと仲間を
              集めて会を設立した。
  設立         2004年
  会員数        30人
  活動         炭焼き窯を作った。 大潟小学校6年生と浄水に挑戦した。 
              土壌改良に使ってみた。木酢液を農産物の除菌に使った。 
  計画         八郎湖の水質浄化に取り組みたい。木炭成分、木酢液の効果ををさらに追求する。



 「大潟村木炭木質研究会」通称"炭焼きの会"は先
月,総会を終え新年度の活動が再開しました。今回は
いつもの窯出しや原木の搬入ではなく、これまで焼い
てビニール袋で貯蔵しておいた大量の炭をネットに詰
め替える作業です。
                                 
 焼いた炭は一部を「道の駅・大潟」などで販売もしま
すが、それ以外は八郎湖の水質浄化のため使われ
ます。残存湖の紹水路や排水路に「炭イカダ」を浮か
べます。木枠で造られた「炭イカダ」には7、8`の炭
が入ったネットを8袋を固定します。炭の浄化作用を
利用して水質改善をしよう、という大潟村らしい活動
と言えるでしょう。

 当初は作業を8日に予定していましたが、当日は激し
い吹雪のため作業を延期し、この日になりました。それ
でも朝から時折小雪がちらつく寒い日でした。午前9時
男女会員10人が集まりました。貯蔵していた建物から
炭入りの袋を運び出し、ネットに詰め、口を縛り、数を確
認しながら積み上げる、という一連の作業です。
                                 
 ビニール袋からネットに炭を詰め替える際には、もの
すい炭の粉が舞い上がります。当然マスクは着用して
いますが目や鼻に入り,顔も真っ黒になります。途中休
憩を挟みながら、およそ3時間ほどで400個のネットを
作り終了しました。今月には「炭イカダ」として利用され
る予定です。


            黒いビニールの袋から青いネットの袋に炭を詰め替える墨の粉が舞うためカッパを着ている