体験ダイビング

サンゴの海底が斜めにゆれるのは
バランスをとるのがヘタなせいです
足をのばして立つことができない
流されないように
右手にソーセージ
左手でサンゴを握って
しっかりとかがみっぱなしなんです

船からバックドロップした時は
パニック!パニック!
一瞬 前後左右がわからなくなり
タンクの空気がうまく吸えず
おもわずインストラクターに
しがみついてしまいました

イカリのヒモにつかまり
インストラクターを待つ間
少し回りが見えてきました
「ピュッ」「ピュッ」と泳ぐのはクマノミ
ソーセージ「パク」「パク」はベラ
イソギンチャクは「ユーラ」「ユーラ」です
写真で見たのと同じです
でも動いています
本物です

『夢のような』とはよく言ったものです
そしてとても「静かな世界」です
自分の吐くアブクの音以外は
何も聞こえません
上から注ぐ太陽の光に
七色のサンゴが
あんなにたくさん
七色の魚が
こんなにたくさん

『透明度100%』
海の底まで見えて
とてもいい気持ち
体験ダイビング一万円也
でもいいじゃないか
でもうれしいじゃないか
『百聞は一見にしかず』だよ
キレイな海さんありがとう
沖縄の海さんありがとう

■書始−91/05/18 ◇スキューバーダイビングも『百聞は一見にしかず』です。
陸上と海の中では「生きるルールが違う」という事を実感できます。

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