♯沖縄島巡りの旅--ばんがむり(我んが守り)(宮古島)
♪我んが守り ぶどゥわさば ヨーイヨイ
姉が漕ぎ ぶどゥわさば ヨーイヨイ ホーイイー
♪わたしが子守をして育ててあげるからね ヨーイヨイ
姉さんがゆらりをしてあげるからね ヨーイヨイ ホーイイー
・背中の子供をゆらしながら、子守りのお姉さんがやさしく歌いかける
「ばんがむり(我んが守り)」は、宮古島を代表する子守唄です。
私の知り合いの宮古のオバサンも、「子供の頃、おかあさんに
よく歌ってもらった。」と、話しておりました。
♪大芋やちか 分りゃあずだまな ヨーイヨイ
小芋やちか 一個だまな ヨーイヨイ ホーイイー
♪大きなお芋だったら 分けてあげようね ヨーイヨイ
小さなお芋だったら まるごとあげようね ヨーイヨイ ホーイイー
・「ばんがむり」だけでなく「豊年のアヤグ」「なりやまのアヤグ」等
宮古島の歌の特徴は、優しく魅力的なメロディーにあると思います。
特に「ばんがむり」のメロディーをたどると、オペラのアリアにも
比肩しうるような高い音楽性を、私は感じます。
・『高低の対比がはっきりした魅力的なメロディー』−(前半と後半の対比)
『1オクターブにもおよぶ音域の広さ』−(子守唄としてはめずらしい)
『余韻が残る曲の終わり方』−(最後のミシソーの部分)
以上、私が考える「ばんがむり」の魅力を、あげてみました。

◎宮古島の南東部に突き出た東平安名岬です。

◎東平安名岬の灯台側から見た景色です。
(020-2010/11/06記)