♯沖縄島巡りの旅--島の信号機(伊是名島)
・離島への旅の場合、島内を回る足の確保はとても重要で、
どんな小さな島でも、歩いて回るとなると結構大変です。
私の場合、民宿に荷物を置くと、バイク屋さんを探し、
レンタルバイクを借りて、足の確保を最優先にします。
・伊是名島でも、民宿に着き「バイク屋さん」と思った矢先
『島の観光案内をしてくれる方がいますけど行きますか?』
とのお話がありました。聞けばボランティアで無料との事。
「レンタルバイク2千円」が浮き、ラッキーな旅の始まりです。
・観光案内のボランティアは、元教員の男性の方でした。
琉球国王、尚円生誕の地である伊是名島には、王様の産湯に
使った井戸や、銘苅殿内などの観光スポットがあります。
案内の男性からは、歴史ある郷土への誇りが感じられました。
・途中、マイクロバスは、信号機のある交差点で止まりました。
信号機は普通の形で、もちろん尚円王時代の物ではありません。
『この信号機は島の子供達が、大人になって本土へ行った時に
困らないようにする目的で設置してあります。』との案内でした。
・世の中には『百聞は一見にしかず』は、たくさんあり、
信号機の形や色の意味も、現物を使って覚えるのが一番です。
私は『島の信号機』に島人の子供達への深い思いやりを感じました。
また、島を旅立った子供達の心に点り続ける信号機に見えてきました。

◎御ほそ川:第二尚氏の始祖、尚円王の生誕地です。

◎銘苅殿内:尚円王の叔父を始祖とする旧家です。
(025-2010/12/11記)