毛遊び(モウアシビ)

波が寄せる浜べには
毛遊びの花が咲く
月が照らす遊び庭(アシビナー)
仲間達の笑い声

三線で歌って、泡盛飲んで
指笛に合わせて、皆が踊る
踊り上手な娘は、いっぱいるけど
やっぱり、あの娘の踊りが一番さ

歌って踊って、見つめ合えば
月の浜辺は、星の海
早く行こうよ、いつもの所
月も星も、消えないうちに

波が寄せる浜べには
毛遊びの花が咲く
月が照らす遊び庭(アシビナー)
仲間達の笑い声



■書始−77/10/01:曲有。 ◇毛遊び(モウアシビ)とは、昼の仕事を終えた若い独身の男女が、
村の広場(遊び庭)や、近くの野原で歌って踊って遊ぶ事です。毛(モウ)は、野原という意味です。
遊び庭(アシビナー)は、村の中の広場で、神事を行う場所でもあります。遊び庭の「遊び」は、神様や
祖先と遊ぶが、元来の意味です。明治時代、風俗を乱すとして禁止令が出ましたが、戦前まで、農村や
漁村では、行われていたと聞いています。毛遊びから、恋人となり夫婦になる事も多かったそうです。

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