涙の最終案内

「季節は、いつが好き?」
「秋、 ノヴェンバー・ステップス」
病室の窓からは、眩しい若葉
若い夏が、あふれていた

ヘッドフォーンは、離さない
「さだまさし」が、大のお気に入り
「ブラームスなんかも聞くよ」
でも、ヘッドフォーンはいつも「さだ

「さだ」は、好き嫌いが分かれる
知的だけど、作り話臭い
ユーモアもあるけど、理屈っぽい
でもお前は最後まで、「さだ」だった

息の止まったお前の顔
苦しげだった顔が、笑顔に
「さだ」の「♪最終案内」に乗って
天国への指定席で、旅だったんだね


■書始−17/09/30:曲無。 ◇「正」から「さだまさし」の良い曲をたくさん教えてもらった。「正」は、
「これは湘南ドライブのスタートで聞く曲」とか、場面毎に「さだまさし」の曲を割り付けていた。

「ノヴェンバー・ステップス「は、武満徹作曲の「琵琶、尺八とオーケストラの為の音楽作品」です

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