私の音楽遍歴(10)<燃えるツェッペリン号>


♪小学校の時に『ツェッペリン最高!』と言っている友人がいました。私は自由研究
 で「飛行機の歴史」というのをやった事があるので、ドイツの飛行船ツェッペリン号の
 存在と渡米時の着陸の際に大爆発を起こした事とそれが飛行船全盛時代にピリオド
 を打つ事になった等を知っていました。何でツェッペリン号が最高なのか?最初に聞
 いた時にはわかりませんでした。小学校高学年の彼が、兄貴の影響で「レッド・ツェ
 ッペリン
」に痺れていたのだとわかったのは、後になってからでした。

♭ 「レッド・ツェッペリン」は、「ヤードバーズ」というバンドを母体として1968年に、
 イギリスに生まれたハードロックの草分け的存在のロック・バンドです。結成後、
 アメリカでの人気を驚異的な早さで獲得し、1970年代を代表するロック・グループ
 となりました。メンバーは、ロバート・プラント(ボーカル)、ジミー・ページ(ギター)、
 ジョン・ポール・ジョーンズ(ベース)、ジョン・ボナム(ドラム)の4人組です。バンドの
 名前は、まさに「炎上するツェッペリン号」から取ったと聞いています。事実彼らの
 アルバムのジャケットは、白黒ですが「炎上するツェッペリン号」です。

♯私が初めて聞いた「レッド・ツェッペリン」の曲は、「移民の歌」です。ロバート・プラ
 ントのターザンの様な雄叫びには、衝撃は受けましたが感動とは違うものでした。
 初めて聞いたアルバムは、「レッド・ツェッペリンU」でした。あの「胸いっぱいの愛を」
 が1曲目のアルバムです。これには痺れました。学校で習う音楽やブラスバンドで
 習った曲そしてビートルズも楽式がはっきりしていました。ここで言う楽式とは、音楽
 の起承転結です。起承転結のそれぞれを4小節だとしたら16小節で1番みたいな事
 です。「レッド・ツェッペリン」の曲に起承転結が無いとか楽式を無視しているとか、
 というレベルと違う、ロックの持つ躍動みたいなものに感動したのだと思います。「胸
 いっぱいの愛を」の間奏部分やその後の展開等もとても光っていて魅力的でした。

♭高校時代、教室の後ろでギターを弾くロック少年の定番は、「デープ・パープル」の「
 ハイウェー・スター」の間奏と「レッド・ツェッペリン」の「天国への階段」のイントロでした。
 「天国への階段」は、アコースティック・ギターに始まり、続くリコーダーの和音は、中世
 の音楽の様な響き、そしてロバート・プラントの枯れた様なボーカル‥‥。このイントロ
 を聞くだけで何か神聖な心持ちにさせられました。

♯ジミー・ページは、黒髪のギタリストです。真意の程はわかりませんが、「レッド・ツェッ
 ペリン」が来日した際、ジミー・ページは広島へ行ったそうです。広島には、彼の遠い親戚
 の誰か存命していたとかいないとか?記事でちらっと読んだ記憶があります。

♭「レッド・ツェッペリン」が最初に出した2枚のアルバムによって「ハード・ロック」という
 ジャンルが生まれました。「ハード・ロック」=うるさい、確かに大音響の音楽ですが、私に
 とって「レッド・ツェッペリン」は、「わかりやすいハード・ロック」という感じが強くします。
 それは、メロディアスな「ハード・ロック」(何となく変な表現ですが)として親しみやすい曲
 が多いせいかと思ったりしています。

(2002年1月19日掲載)

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