♯ヒコさん心の一曲−狼になりたい(中島みゆき)


・三十年キャリア女性アーティストのシンプルな色分けです。
 「山手(やまて)のドルフィン」のユーミン。
 「吉野家」の中島みゆき。
 「歌に生活臭さを出したくない」ユーミン。
 「心のまま、作り、泣き叫ぶ」中島みゆき。

・しかし、デビュー当時から色分けができると言う事は、
 1)デビュー当時から、芸術の志向がはっきりしていた。
 2)デビュー当時から、斬新な芸術性が抜きん出ていた。
 3)アルバムの出来もハイレベルでファンを裏切らなかった。
 熱心なファン以外にも、名前とヒット曲が知られる、
 稀有な才能を持った女性アーティスト達です。

・中島みゆきは、各十年毎にナンバーワンヒットを、世に
 送り出しています。アーティストとして生き残り、
 ナンバーワンヒットを出し続ける。これは想像の5乗倍
 くらい難しい事です。
 それは、日本・世界の動き、世情を大きく目を見開いて見つめ
 「ここぞ!」言う時に「これだ!」という曲を出さないと、
 ナンバーワンヒットは、到底望めないからです。

・1)「忘れ去られた者の哀しみ」:「わかれうた」「悪女」‥
 2)「社会的弱者へ勇気を与える歌」:「空と君とのあいだには」
  「ファイト」‥
 3)「生きてる事は素晴らしい−人生賛歌」:「地上の星」
  「ヘッドライト・テールライト」‥ 
 中島みゆきは、人間的にもアーティストとしても成長して、
 ナンバーワンヒットを放ち続ける!
 「才色兼備!惚れたぜみゆき姉さん!」(中年ファンより)

・『狼になりたい』びしょ濡れ男女
 「ベィビィ・フェイスの狼たち」
 ⇒好奇心勝ち 抑えがたいスケベ心の男の子。
 「化粧のはげかけたシティー・ガール」
 ⇒楽しければOK、でも面倒くさいのはイヤな女の子。
 どしゃ降り雨で、服も心もよれよれ。今夜はNG。
 
・『狼になりたい』向かいのおやじ
 「♪向かいの席のおやじ見苦しいね ひとりぼっちで見苦しいね」
 「よけいなお世話だ。お前たちには言われたくない!」
 びしょ濡れ男女に向かって、おやじの私が代弁します。
 「♪ビールはまだか」
 でも「吉野家の店員に当たるは良くないですよ。おやじ〜」

・『狼になりたい』私のビール
 残業続きの週末帰り。吉野家のメニューにビールを見つけ、
 思わずオーダー。ビールも安い!早い!うまい!でグッドでしたが、
 週明け雑談でその話をすると‥‥
 「吉野家でビール飲むなよ、な〜」と皆にひかれてしまった経験。
 『狼になりたい』を聞くたびにリフレインする私です。

 (815-2008/06/14記)

 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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