平成19年7月18日(旧暦6月5日)
中泊 コケの西(夕釣り)

中潮(干潮16:10) 水温21.5℃

「がんばりさいよ〜、最高の潮まわりで〜!!!」
えひめ渡船が底物師1名と一緒に一番付けで上げてくれた。

確かに、中潮最終日16時干潮、夕マズメとコケ西の本命潮
(上げ潮)の動き始めが重なる最高の潮まわりだ。

小潮の逆潮(下げ)で先端部分からノコギリ向きに釣り座を
構えるのがよいらしいが、中潮とあってか少し潮が強い。

エサはそのまま残ってくる。潮が緩むのを待つ。
下げ潮が入ってきてから海が濁ったようだ。

午前中の情報によると上げ潮時には沖にサメが30匹くらい
いて、釣りにならなかったとか。今は一匹もいない。

ノコギリとの水道は揉みくちゃであっという間に流されてしまう。
コケの瀬戸内側は強烈な当て潮で石物師が際狙い。
しばらく釣りにならないような状況なのでしばし昼寝を。

そして潮が緩んできた。ノコギリとの間をじっくりと狙うが、
エサさえとられない。下げ潮で水温が低下したのか。

ノコギリ向き
(足元のハエ根がキツイ)
そして潮がとまったか思うと同時に、上げ潮が差し始めた。とりあえず船頭に言われたとおり、
ノコギリ向きの釣り座から竿を出す。竿はGチューン3号、中泊のハエ根を克服するために購入した竿だ。

小地島の千畳、そしていつの日かまさにこのコケ西のノコギリ向いに立つ日も来るだろう、その時に勝負ができる竿を、
そう思って買った胴が強く5.3mスペックのものだ。

潮どまりから、流れ始めの緩やかな潮で勝負をしようと考えていたが、上げ潮はあっという間にド本流へと変貌。
一昨年5月(平成18年5月5日)の時と同じような、ある意味素晴しい潮が流れ始めた。

とても磯際付近を狙えるような状況にはない。
仕方ないので竿1本半のウキ下で少しだけ本流を流してみる。

昨年5月とまったく一緒で、約100mほど沖でコケの瀬戸内との水道から流れてきた潮とぶつかりカーブを描いている。
2投目、沖で魚信があった。イサキではない、サメでもない。ものすごい大物がかかった。
竿はGチューン3号、道糸3号200m、ハリス3.5号、がんばればなんとかなりそうなスペックだ。

オープンベールで一旦走らせる。なかなかとまろうとしない、どんどん走られる。
50mほど走ったところで、とまった、寄せにかかるが、また走られる。また50mくらい走られる。
道糸がもうそんなに残っていない。ドラグを調整して寄せにかかる。

少し寄せたかと思ったら、また走り始めた。
オープンベールにするだけの道糸が残っていないので、ドラグで耐える。
今まで感じたことのないようなスピードで走る。無理をしたら一発でラインブレイクしてしまいそうだ。

しかし、このドラグが失敗だったのか、下に下に潜られたようでシモリにもって行かれてた。

察するに大型のヒラマサだったのだろうか。釣り座を石物師の隣に移動してみた。
先端、右写真の右端のチョボの部分だ。
コケの瀬戸内の水道から、ゆっくりととてもいい潮が入っている。
潮上からコマセと仕掛けをいれ、足元で馴染ませる作戦。
ウキ下は1本半、日は西に傾き、釣れそうな気がした。

仕掛けが馴染んだ。道糸を張って、
いつ強烈なアタリに襲われても耐えられるように備える。

そしたらウキが一気に消しこまれた。
しめた!!

間髪いれずアワセを入れた。
が、胴に乗せるや否や、一瞬で左前方(サラシの下)
のシモリをグルリと回られてしまった・・・。


なんて手ごわい・・・。

コケ西の先端
(先端右側のちょこっと出ている所が釣り座)

今日のノコギリ(おまけ)
えひめ渡船

(仕掛け)
Gチューン3号、道糸3号、ハリス3.5/2.5号、アワセ尾長8号
ウキ5B〜3B

(エサ)
ボイル2枚、ボイルグレ1袋

(教訓)
・名礁こそ時合いは短い。
とじる?