平成20年1月5日(土)(旧暦11月27日)
中泊 源氏

長潮(若潮11:15) 水温17.7℃

もう一つの「尾長との間合い」、それは名礁との距離だとおもう。
東京モンの自分としては、四国ならば中泊がもっとも近い。

昨晩はかなり悩んだ。
このまま中泊で玉砕か、口太が爆釣の鵜来島、沖の島か、はたまた日振島か由良半島か。

沖ノ島、鵜来島の本島周りはすでに予約でいっぱい、水島まわりは25人。
昨晩は師匠とも酒を飲みながらいろいろと話をした。

「同じ水温が3日続いて0.5度上がったら爆釣だ。」と。
日振は安定して口太が食っているようだ。由良はぼくを裏切らない。

しかし、沖ノ島、鵜来島は上り潮の影響だろうか、水温が上がってきている。
もうすぐ中泊に届くはず、水温が一定になってもう5日目、潮周りは長潮から若潮、そして今日は中潮。
そろそろ中泊に「名礁が現れても」良い頃ではないか。

もうひとつ、「尾長との間合い」、名礁との距離。
はたして鵜来島、沖の島に一見の客として行ったところで間合いに入れるであろうか?

今日は長浜渡船に予約を入れていた。
いくつかの計算があった。とにかく尾長の間合いに入らなければ始まらない。

えひめ渡船遠征は2日くらいがちょうど良い気がしていた、結果としても2日目ですべての貯金をを使い切った。

正月休みにノコギリ、コケは無理だとしても、源氏〜ホオタブロの間にある5箇所なら行ける可能性がある。
ここは秋〜冬にかけて50オーバーが数出ている。

そしてバリ君を一回は沖に連れて行ってやりたい、そういう計算だった。

さらに昨晩もう1つ追加された。
「上り潮」がそろそろ中泊に届く頃ではなかろうか。

長濱渡船の駐車場は溢れんばかりだった。これは鹿島行きかな、と不安が脳裏を過ぎる。

「おっ、○松さんおったおった。さがしたで。」「ちょっとまっちょってや、このグループの後に乗ってや。」
とポーターさんから声をかけられた。
そして最後から3番目に船に乗った。
これはまさに「名礁行きの切符」である。

ぼくとM先生、鼓動が高まる。本当にドキドキしていた。
どの船も超満員、ものすごい緊張感である。

えひめ渡船はノコギリのハナから、
長濱渡船はコケの東から付けた。

そしてインキョ、次に自分たちの番、
最終日、尾長の間合いに入ることができた。

源氏(奥がコケ、さらに奥がノコギリ)

ハリセンボンと戯れるM先生
潮はゆっくり、コケの方に流れている。
タナは竿1本半、少し細めの仕掛けでスタートした。
エサが残らない。
魚の活性が上がっているのか?

となりの客がカワハギを釣った。
みなかったことにしよう。

がんばるバリ君

コケ、インキョの竿も曲がらず
弁当船、えひめ渡船が現れたのでしばし身を潜める・・・。
バリ君が遊び道具を探し始める・・・。

ぼくとM先生はマダイ狙い?
タナが竿2本、3本、

そして未知の領域、4本、さらに5本と深くなる。

しかし潮がフラフラとしていて定まらない。

バリ君がなにやら・・・

しかしアタリが出ない
しかしアタリが出ない。
ベラさえも。
玉砕した。
寂しい背中

大型カサゴ
「樽見漁港」に行ってみた。
大型チヌの実績が高いところだ。

木っ葉、ベラの猛攻に撃沈。
生ミックはベラの好物のようだ。
3日間、3人で頑張ってまともな獲物はこのカサゴ1匹。
伝説の3日間、「中泊の悲劇」。

「愛媛がぼくの卒業を拒んだ、また来る。」

バリ君のこの言葉で、愛媛遠征は幕を閉じた。

さびしい・・・
<教訓>
地元のカゴ釣りで使われている「反転カゴ」。
竿3本以上の深ダナを狙うとき、もうだめだと思った時、
フカセの延長のイメージで使ってみようと思った。
<仕掛け>
制覇2号、道糸2.5号、ハリス1.7〜2.5号、
アワセ尾長6号、クロマルチ4〜5号

<エサ>
オキアミボイル3枚
とじる?