平成20年4月29日(夕釣り)
中泊 コケの瀬戸内

(旧暦3月24日、小潮、満潮13時、干潮20時)

今日は柏島か鵜来島に行く予定だった。親父と。

実はかなり楽しみにしていた、遠足気分で。

でも、親父の都合で朝から遠出できなくなってしまった・・・。

近場の日振島か午後から中泊か、

日振、状況は良くなっているとの情報だが、

いやまて、GWの日振だけは行くべからず、と教訓が。

中泊、気配はあるが昨日の状況だと、

自分は良いが親父はちょっと辛いかな。

でも、このGWの宇和海はどこに行っても釣れない。

マダイ、グレの気配があるだけマシなのか。

朝釣りから帰港

出船、中泊港
中泊はもうすぐ爆釣に入る気がする。

(僕が東京に帰ったあと、連日60cm近い尾長が連発・・・)

柏島、鵜来島、いってみたかったなぁ〜、

とヤキモキしているところに朗報?

鵜来島で150人の大会、全員で木っ葉グレが3,4匹と。

柏島、午後から夜釣りで魚一匹も釣れず、と。

その他、武者泊が大型マダイ、50cm強の尾長が釣れているが、

ヤッカン、アブセには上がれないだろうし、積み上げがないし。

となると、中泊で決まりだ。
当日8時頃「今日も行きますから!」と電話。

船頭さすがにびっくり「今から東京から来るん!?」と。

渡礁前も「一体どこに住んじょるん?」と。

このセリフは、以前もう一つの渡船屋にも言われた気がする。

ノコギリの前でひので渡船とじゃんけん、コケ西を奪われ、

ノコギリへ、その後コケの東、インキョをとって、

そのまま陸磯の方へ行くのかと思いきや、二階へ舵を。

やった、下げ潮の二階、マダイだ!

(親父に良い釣りをさせてやれる!)

と思うも、他の客を下ろしてしまった。

ノコギリの前でと渡礁準備中

コケの瀬戸内(別の日に撮影)

コケの瀬戸内(水道側)
なんと瀬戸内が残っている、ひのでもイサキの客が多いよう。

ここに上がるのは初めて。

情報によると53cmまでの尾長がとにかく多く上がるとか。

秋の一シーズンでナガハマとえひめ渡船で30枚出したらしい。

やはり逆潮、尾長しか狙えない潮だ。

ぼくやM先生のようなストイックというか若干マニアックな

客にはもってこいの潮だが、親父はやりにくそう。

本命潮はここから沖に向かって出るが今日は逆

一番北側の足元
日が高い間はなんとか東京への土産のマダイを狙ってみる。

とにかく潮が沖にでるところをと思い、一番北側から、

コケ西に向かって流れる潮を深いタナでねらってみる。

エサを取られる、グレが食っているのか。

親父は左写真の磯際でカワハギを2匹。
場所を水道の部分に戻した。

日が徐々に落ちてくる、そろそろ尾長狙いに切り替えだ。

この部分だけ、潮が沖にでていると親父。

ぼけっと流していると道糸が走ったようだ。

ベールを戻した瞬間に道糸から吹っ飛ばされる。

かなりの大物だったよう。


逆光でウキが見えず後でわかったが、沖に出た潮は、

コケ西とノコギリの水道に吸い込まれていたようで、

コケ西を少し回ったところで食わせたようだ。

もう少し手前で食わせなければ、、、。

コケ西との水道、潮が沖に出ていた

親父の釣り座
どこで今日の勝負をかけるか、迷っていた。

親父の釣り座は足元に根がでている。

最初の釣り座はどうも気配がない、

「ノコ、コケ周り」を外れている気がする。

奥の水道のところへは、ちょっと歩いていくのは命がけ。

ということで、一番奥側に少し根がでていない部分があるので、

そこからコケ西との水道を狙う。手前でウキが消しこまれた。

今日はいつもより仕掛けが細い、制覇1.5号にハリス2.25号、

針は剣嘩グレ6〜7号、オキアミグレ8号。
昨日からの状況、欲張っても大型は釣れそうにないので、

まずは一匹45〜50cm弱が取れるであろう仕掛けにしていた。

昨日の教訓から、針が太いとアタリが極端に減る、

2号竿で細針を使うと、すぐに伸ばされてしまうからだ。

最初の一撃は強烈だが、思ったほど根に走らない。

慎重に、慎重に寄せる、浮いてきたのは巨大なブダイだった。

魚の活性はあがってきたようだ。

コケ西との水道、この前方右にシモリあり

ブダイ
と、水道のど真ん中で強烈なアタリ、ウキが入り、よっしゃ!

と思っ瞬間、竿が絞り込まれる前にハリスを飛ばされた、

口元からスパッと。


あの入り方、この切られ方、尾長だ!!!

次に親父も同じようなポイントで強烈なアタリ。

Gチューン1.75号がグイグイ絞り込まれている。

いい勝負をしているが、足元の根が気になる。

魚が下へ下へ突っ込む、「いったんベールあげて!」

と叫ぶもそんな余裕なし。足元の根で道糸をやられた・・・。
水道真ん中よりもコケ西の方にウキはある。

残り時間30分、もう一発、もう一発でいいから、と。

ラインを張ってアタリを待っていたら、また強烈なアタリ。

ウキが消えると同時に、 1.5号の竿がギューンと曲がる、

アワセはがっちりと入った。

そこまでウキ下を深くとっているわけではない、

そのままの状況で耐える、が、ロッドが跳ね返った。

ゴム張り5Bのガンダマ部分から、ハリスが飛ばされていた。

親父、バラシた直後、仕掛け回収中。

本日の釣果
遠くから渡船のエンジン音が聞こえる。

ギリギリまで粘ってみたが、これ以上アタリはでなかった。

船中、また本命潮のコケ東では大型マダイが釣れていた。

尾長は、気配あるもだれも釣ってはいなかった。

ポーターは「インキョの横」ので同じ時間帯に2発アタリが

あったが取れなかったよう。

(仕掛)制覇1.5号、ウキ3B〜5B、ハリス2.25号×2ヒロ、
Jクッション、ガンダマ3〜5B、剣嘩グレ6〜7号、
オキアミグレ8号、ウキ下竿1本〜1本半

(エサ)ボイル1枚、オキアミ生1枚、ボイルグレ1袋、
グレにこれだ一本(半額だったので・・・)

(教訓)
・尾長の時会いは日が傾いた時
・やはり水道

「それは『昔のポイント』よ。」という言葉を耳にしたが、確かにそう。

鵜来島の水島や沖ノ島の東のハナ、ノコ3番とか、『今時のポイント』なのであろう。

中泊沖磯でいえば、こういうところでよくあたっているよう(経験と船頭情報)。

一瞬、ぱっとしない、底が見えているような浅い、水道のポイント、時合いになるとバンバンとアタリが。

岡磯ならば、オーバーハングに向かって流れる潮の比較的深いタナ。誰も取れないだけで、かなり気配はある。

鵜渡根、式根島でも同じような傾向があるのかも?

今時の尾長ポイント?(南側から)

今時の尾長ポイント?(南側から)

瀬戸内(奥)、瀬戸内の水道(手前右の低い所)

東の裏(正面)、西の奥(正面右)、インキョの横(右奥)

東の裏(手前)、瀬戸内(左奥)、瀬戸内の水道(右側)

西の奥(コケ東の裏から)
とじる?