平成20年8月2日
マッケンジー・リバー
アメリカ・オレゴン州

(釣人:管理人)
BBQをしにきたついでに、ちょこっと竿を出してみた。

以前ここを見つけたとき、あの深いところまで歩いていって竿を出してみよう、

とイメージを抱いていた。
しかし、一つ計算違いが。

水が、とても、冷たい・・・。

冷たいなんてものじゃない、痛い。

1分も浸かっていると、

骨にまで凍みてくる感じがする・・・。

ギブアップ

最初のポイント
次なるポイントを探すべく、深い茂みを入り分けて進んでいく。

途中でちょっと危ないかな、と思いつつも、よさげなポイントが見えていたので進んだ。

次の瞬間、

ウワッ!!!

一瞬、自分に何が起こったのか意味不明。体が転げ落ちていく。

深さ50cmくらい溝があり、思いっきり肩足を突っ込み、

そのままそこへズルズルズル・・・と。さらに棘のある植物に足を引っかかれる。

奇跡的に竿は無事だった。手と足から流血が・・・。

が、ここまでされちゃ進まないわけにはいかない、となんとか川岸へたどり着いた。

が、ここも水に入らないと竿が出せない・・・。

少し入ると、さっきの棘にやられた傷口がしみる・・・。

やるせない気持ちでそこから撤退。さっき足をとられた溝が大きく口を開けていた。

ヒルに血を吸われたら、なんて思ったら身震いがした。

今日は諦めて帰ろう、と思ったが、本能が、僕をさらに茂みの奥へと歩かせる。

引き返したいのに・・・。

途中、棘棘の植物にまた一撃食らわされ、今日はやっぱりダメか・・・、

ん〜、でもここまで来たらもう少し先まで、などと考えながら、

進むことしばし、急に視界が開けた。
こ・れ・は!!!

そこには、

本流かすめる岩場と、手付かずの自然。

心が躍る。

浦賀の釣場を発見した時のような気分。

ミミズをつけた仕掛けを放り込むと、

どんどんラインが出ていく。

次なる釣り座
本流釣りの気分、しばし、悦に浸る・・・。

しかし、毛バリ(フライ)でも使わない限り、

この急流で魚を釣るのは無理のよう。

急流に踊らされるドバミミズを、

小型のトラウトが食べれるわけがない。

また冒険しようと思った。

とじる?