平成21年5月4日
由良半島 大猿の高場

(釣人:管理人A)
ほぼ一年ぶりの磯釣り、思いのほか激しいリハビリとなった。

磯は大猿の高場、大猿周りのカゴ場、フカセには2級磯。過去の教訓を一つ一つ潰しながらのぞむ。

【過去の教訓】
・5月の宇和海は実に厳しい、一匹釣れれば御の字。
・諦めるなら足元でパラパラと、昼頃からあたりはじめる。
・本流より裏側を狙え、エサトリでもいいから生命反応があるところに本命も。

・・・わかっちゃいるが、いつかの中泊の真鯛が邪魔をする。どうしても沖の本流に目がいってしまう。

足場10mの先端までいき、手前の引かれ潮を利用し、コマセは本流にとどかないので、

両隣の釣り人のコマセを盗みながら、なんとか引かれ潮から本流に入れ込んでいく。しかし小潮だからか潮が定まらない。

途中で諦め、船付に戻った。ここはその昔、たくちゃんとブダイ、カンダイを釣りまくった場所だ。

ここには「生命反応」がある。コマセはシャクは使わず、手で、足元にこぼす程度。

翌日の中泊で、隣の磯の人が56cmの尾長を釣ったが、コマセの入れ方が同じだった。

船付き

沖に見える島は中泊沖磯

大猿の一級磯、ワレ
しかし、餌はとられるも一向に針にかからない。昔、冬の中泊での経験をいかしてみる。

ハリス、針を落とし、最低限のガンダマ、余計な抵抗はすべて取り去る。

してやったり、スーとウキがはいった。1年ぶりのアドレナリン噴出、この瞬間、エクスタシー!!!

しかし、ここでアワセを入れるとすっぽ抜ける、道糸が走るところまで待つ。魚が乗った!

浮いてきたのは35cmくらいの真鯛。タナは竿2本程度。

続いてワンドから沖に出て行く潮、潮目でウキがはいりはじめ、途中から道糸がはしった。が、竿先のトラブルでばらしてしまう。

コツをつかんだ。続いてブダイ、そして数投目、水面下に銀色が見えたときまでブダイと思い気楽にやっていたが、

銀色が目に入ってから急に慎重になってしまった。浮いてきたのは52cmの綺麗な真鯛。

真鯛52cm

大猿の高場(中央)、先端は水道
時計の針が12時を回ったころか、電光石火でウキが入る。

ブダイだろと重い、針が細いのでラインを出しながらやりとりをしていたら、ラインの出がとまらなくなった・・・。

そしてそのまま根に張り付かれる。
おかしいな、と思いつつ、仕掛けをかえようか?

とおもいつつも、このコツを得たときに仕掛けをかえてつれなくなるのはいつものこと。

さっきのはカンダイということにして、そのまま続けてみる。

カンダイだとわかっているが、少しウキ下を上げ、「戦闘態勢」でのぞむ。

そしてウキがまた入る、アワセが綺麗に入った。制覇1.5号の胴にズドーンと衝撃が走る。そして手前に走られ「瞬殺」。

さらに数投目、今度はウキが「ブレた」くらいのタイミングでアワセがはいった。が、横に走られシモリで根ズレ。

機敏なカンダイもいるもんだ。


こだわりを捨て(尾長が取れる仕掛け、本で得た知識)、その日の自然(魚のご機嫌)にあわせていく、

すると魚と釣り針が出会うことがある、由良半島で気楽に竿を出していると、それを思う。

ちと、普段はこだわりすぎてるかな、と。

やはりどの磯も「さっぱり」だったよう。5月の釣りは厳しい、でもこの時期は一匹でも釣れるとうれしい。

永遠の名礁沖釣

沖釣4番

沖釣2番、1番

某磯、この水道に大物がいる!
(仕掛)
・制覇2号、1.5号、道糸2.5号、ウキ3B、B、ハリス2.5号、1.7号

(教訓)
・ウキ下を上げるべきだったと激しく後悔。(翌日の中泊より)

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