蛇九年(へびきゅうねん)                   もどります。

蛇の屋敷があった場所ある時、石見の豪族・小笠原長雄が城の外を出て歩いているとボロ屋敷から巨大な大蛇が出て来た為、驚いた家臣が怯む中、長雄公は刀を持って大蛇と格闘へ及び、最後には大蛇を切り捨てた。

その後、川本温湯城には霧が掛かり、見通しが悪くなったので、原因を調べた所、長雄公が切り捨てた大蛇の亡骸が川を塞き止め、水が霧状になっていたらしい、この事が長雄の元へ届くと長雄は
「丁重に大蛇を葬れ」と家臣へ命令し、その後は如何なる気象でもこの川本温湯城には霧が立たなかったと言う。

ちなみに、その大蛇は約9年前から住みついていたと民が言ったのでこのような名前になる。

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