2月28日(土)〜3月4日(水)
ポルトガル・スペイン北部の旅


2月27日深夜23:59分発のバスでポルトガルに向かいます。
セビリアから西に進み、アヤモンテで国境を越えポルトガルに入国。
パスポートのチェックなし。
ファーロから北上して朝6時にリスボン到着。
夜明け直前のリスボンの街に、バスは丘の上から入って行くのですが、
街路灯のオレンジ色がとても美しく、印象的でした。
せっかくのリスボンですが、以前1度来たことがあるので今回はパス。
さらに北を目指します。

アンダルシアは、行けども行けどもオリーブ畑なのに、
ポルトガルを北上すると、道の両側には林が広がっています。
大西洋からの湿気で樹木が多くなり、日本人には見慣れた光景です。

ファティマ、レイリアを経由し、現地時刻9時半にコインブラに到着しました。
途中雨が降ったりしたので心配しましたが、
コインブラに着いたらいい天気でした。
アンダルシアでは全く必要なかった、
雨の心配をしなければなりません。



2月28日 コインブラ

セビリアからバスで9時間半、ポルトガル中部の街コインブラです。
建物を見ると、とても歴史の古い街だということがわかります。
13世紀に創設され、ヨーロッパで最も古い大学の一つだという、
コインブラ大学を見るのが楽しみです。


歴史を感じさせる街並み



とても坂の多い街です

坂を上って高台にあるコインブラ大学に着きました

コインブラ大学
カテドラルと旧校舎



旧図書館。チラッと見ただけですけど、この内装は凄いです。


大学の中に教会がいくつもあります


趣のある石畳


磨り減った石の階段





大学からの眺め、モンデーゴ川



市内に戻りレストランに入ります。
ポルトガルは、Bacalhau バカリャウ(タラ)が有名なので、
タラ料理を注文
タラ・千切りポテト・タマネギ・きのこなどを卵と炒めた料理でした。
スペインでは塩味の濃い料理が多かったのですが、
ポルトガルの味は日本人にもぴったりでした。




スペインかポルトガルか?
と訊かれると困りますね。
もし、住むとすれば日本人にとっては、
ポルトガルの方が住みやすいでしょう。
まず、気候が似ています。
自然環境が大きく人に影響を与えますから、
気性も日本人に近いと思います。
ポルトガルの国民的音楽としてファドがありますが、
ファドは日本人には好まれます。
「哀愁」といった情感をポルトガル人と日本人は共有できるでしょう。

チョットこれを聴いてみて下さい。
ポルトガルの女性歌手「Durce Pontes/ドゥルセ ポンテス」のファドです。
Durce Pontes/Catedral do Lisboa

一方スペイン人は、気性が激しいですね。
スペインの闘牛は必ず牛が殺されますが、
ポルトガルの闘牛は牛を殺しません。
このあたりが、スペイン人とポルトガル人の決定的な違いでしょう。

スペインの音楽は勿論フラメンコです。
ファドとフラメンコ
音楽の持つ本源的・芸術的な価値から、
ファドはフラメンコの足元にも及びませんが、
音楽の価値にも多様性がありますので、評価は困難です。

などと、いろいろなことを考えながら、
コインブラの一日は過ぎて行きました。

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