3月2日(月)ビーゴ

ポルトからさらに北上します。
7:55分ポルト発ビーゴ行き普通列車、
ビーゴには12:12分に着きます。
ビーゴは、スペイン・ガリシア地方の漁港。
ガリシア地方の西海岸はリアス式海岸で
リアス・バハスと呼ばれています。
“リアス” 日本では岩手県の陸中海岸が有名ですが、
その語源はこのスペイン・ガリシア地方の海岸なのです。

スペイン時間はポルトガル時間より1時間進んでいるので、
実質3時間半ほどの旅です。
北上を続けてミーニョ川を渡ると、
Tuy(トゥイ)というスペイン側の駅で、
今度はパスポートチェックがありました。

ガリシア地方はスペインではありますが、よりポルトガルに近いですね。
言葉もガリシア語といって、ポルトガル語の方言のようなものです。
例えば、
スペイン語 Rias Bajas(リアス・バハス)
ガリシア語 Rias Baixas(リアス・バイシャス)
といった感じです。
多分、気質もポルトガル人に近いのではないでしょうか。

こんな感じの車両、
列車が混雑するということはまずありません。


高台にあるホテルからの眺め



デコレーションのきいた建物、隣の建物と対照的

丘の上のカストロ城址からの眺め



海の方に歩いていくと、ヨットハーバーがありました。
お金持ちが多いのでしょうか。
埠頭では釣りをしている人がいて、
日本の海を思い出しました。

こうして見るとスペインも広いですね。
ガリシア地方、カタルーニャ地方、バスク地方など、
それぞれ独自の文化と言葉を持つ人々がいるわけです。
これらの地方は経済水準も高く、
できればスペインから独立したいと考えています。
バスクの闘争は有名ですね。
そう考えると、一つの国として統一するために、
中央政権は大変だなぁと感じます。
旧ユーゴースラビアのようにならなければいいんですが。

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