家につくと、母さんもおお喜び。父さんと母さんはジャーを「よくやったねぇ」と大ほめだ。

翌日、父さんはジャーをつれて王様のところへ行き、一枚の手紙を渡した。


  

王様が手紙を広げた。「王様、私の息子をどうぞおそばにおいて、見てやって下さいませ。私の息子はウソつきで、人をだましてばっかりいます。あなたさまが見て下さらないと、国中の人々をだましてしまいますので、どうぞよろしくお願いいたします。かしこ。」

「ふふん、おまえは、息子をわしのところに置いてほしいと言うのじゃな」


  

「さようでございます。息子はとんでもないウソつきのいたずらものなので、あなたさまに見ていただきたいのでございます。」

王様が承知したので、父さんは一人家へ帰って行った。


  

こうして、ジャーは王様のところで暮らすことになった。ジャーは、ウソもつかず、ただひたすらまじめに働いた。

ジャーが一生懸命働くので、王様もすっかりジャーのことが気に入った。


  

こうして、ジャーは王様のおそばにつかえるようになったのだ。

でも、このまままじめにやっていくのかな?つづきは、ジャーの話2を見てね。

(おわり)