腹針療法

中国でも比較的新しい療法に「腹針(フージェン)療法」があります。腹部の経穴の組み合

わせによる刺針で、局部の治療と共に、「陰陽のバランス調整」、「気血の調整」、「正気の強

化」を目的としています。この療法は中国でもまだ一部でしか知られていません。私が中日友

好医院で師事した白教授は、この「腹針」を不眠症であれ、頸椎病であれ、半身不随であれ、

すべての疾患の患者さんに施していました。

不眠症は4ヶ月の治療でもあまり改善しなかったが、総合的な体調がとてもよくなた、と

を踏襲し、ほぼすべての疾患に「腹針療法」を採用しています。

「腹針療法」の創始者は北京中医薬研究学院の薄智云教授ですが、私は薄教授からも直接指

導を受けました。

中日友好医院での薄教授(中央)

という患者さんがいました。「腹針」にはそのような効果があります。私も白教授の治療方針