12月30日(晴)　お買い物

「次、切り餅と小豆」
「････････まだあんのか･･･？」

買い物カートを押しながらデパートの食品売場を闊歩すること30分。
烈兄貴が手にした買い物メモ(by母ちゃん)にある品物は大体入れたが
もはやカート１台におさまらなくなってきた。



いつものパターンなら烈兄貴は家で母ちゃんの手伝い。
オレが父ちゃんと買い出しなんだけど。
年末押し迫って風邪を引いてしまった父ちゃんに代わり、烈兄貴と一緒に買い出しにきていた。
･･････車もないのに、こんなに持って帰れるのかよ(--;)。


会計を済まして袋に分けられた荷物は６コになった。

「早いとこ帰ってコタツでみかんでも食おうぜ」

兄貴には気づかれないように。
大ざっぱを装って慎重に重い荷物を選んで持って。
普段は尊大な態度しかみせないくせに、
こーゆー時に、気を使われるのを酷く嫌う烈兄貴。

それは、きっと、オレが兄貴の身長を追越した頃から。


「そんなに早く帰りたいならオレの分の荷物も持て」
「いーやーだー」
「んじゃ、もっとゆっくり歩きやがれ(怒)」
「なんだよ、兄貴体力ねーなー」


半分意地なんだろーなー。

そんなトコが可愛いんだけど。




そのまま、気づかないままで
ずっとオレに守らせてくれよな。









豪の日記。･･･そろそろネタが苦しくなってきましたか？

でもやっぱ烈は気づいてるんだろーなぁ。
そんでお家に帰ったら、何も言わずにホットココアなんて
入れてあげるわけです。
ありがとう。なんてことは死んでもいいませんが(笑)。


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