AUGUSTの作品。ファンディスク抜きで考えると4つ目の作品。
現在発売中なのはPC版のみです。PS2版も発売されますが…まだ発売日未定です。
〜システム、攻略に関して〜
ショートカットキーが今回も健在なのがすごく便利でしたねー。セーブが80箇所もあったのも良かったし、クイックセーブが出来たのも便利でした^^あと未読スキップってのもできるので、飛ばしたいシーンが飛ばせるのも魅力かと。まぁ…未読スキップなんて邪道だと思ってるので俺はやりませんでしたが…。(既読スキップはしますけどw)
攻略可能なヒロインキャラは、
・フィーナ=ファム=アーシュライト (メイン)
・朝霧麻衣
・鷹見沢菜月
・穂積さやか
・ミア=クレメンティス
・リースリット=ノエル
の6人です。
1周目はフィーナルートしか攻略できないようになってます。つまり他のキャラはロックされてます。で、2周目以降はリース以外のキャラは誰でも攻略できるようになります。リース以外のキャラ全員攻略後、リースが攻略可能になります。リース攻略後、アフターストーリーを楽しむことが出来ます。アフターのヒロインはもちろんフィーナです。
あと、ヒロイン1人クリアするごとに1人ずつおまけシナリオが追加されます。菜月編のおまけシナリオは面白いので必見ですw
〜シナリオに関して〜
まずビフォールートに関して。
アットホーム的なまったりしたゲームなので、そういうのが合わない人にはまず勧められないかな…。ギャグはほとんど無いです。仁君がしゃもじ投げられるところくらいでしょうか。
中盤はちょっと中だるみしました…。普通の日常生活に話のメリハリが無かったのでつまらなく感じました。
キャラ全員ともルートに入ると、それなりに楽しめることはできました。だけど、このゲームはフィーナがメインである以上仕方ないのかもしれんが、もう少し他のキャラも目立たせて欲しかったなぁ〜…と思いました。
でも、ビフォーの話はどれもグダグダに感じましたね^^;謎も解決されないままご都合主義に終わってしまったな…と。まぁ一部はアフターで解決されるんですが、解決されないで結局放置されたままの謎もあるので作りが甘いな…って感じが否めないです。特にリースルート。
アフタールートに関して。
この作品の売りは「フィーナルート」です。一人のキャラを突出して作るギャルゲーってのは他に、AIRやCLANNADもその部類ですが、個人的にこのやり方自体は非常に大歓迎。
だけど、それはその突出させたキャラ(夜明けなの場合、フィーナ)のシナリオが素晴らしい場合に光って見えるわけ。キャラの思い入れは別としても、キャラ一人を突出させて作るってことはそのヒロインの話に一番魅力が無いといけないと個人的に思うんですよ。
それが夜明けなには欠けてると思った。AIRやCLANNADのような手法をつかっててもそこが決定的に違う部分だと思った。つまり完結にいうとフィーナルートがつまらなかったということ。
話自体はぶっちゃけ王道な話。ごく普通の高校生と、月のお姫様との恋愛物語って言われると誰もが思うような話の展開ですね。ビフォーの謎がアフターで解決していくのは「なるほど…こういう事だったのか」って思った所も結構ありましたが、最終的に最後が読めてしまったのが痛かったです^^;
まぁ王道が好きな方にはもってこいですし、個人的にも王道な展開に不満は無いですが、話の流れがかなり強引に感じて、そこが不満です。あと、話がよくまとまってはいると思いますが、インパクトが弱いです。前作、「月は東に日は西に」のほうが話にインパクトもあり、面白く感じました。夜明けなは、はにはにと違い、オーガストに絶対出てくるSFネタが最初から全面的に押し出されてるから意外性が無くてインパクトが弱く感じたのかな?と思いました。
〜曲、BGM、グラフィック〜
主題歌がいい曲だなー…と。
CGがとても綺麗です。あと、やわらかい感じの絵が好きな方にはべっかんこうさんの絵が合うと思います。
〜総評〜
5/10です
今回のオーガスト作品はそれほどでも無かったです。「月は東に日は西に」がご都合主義ですが個人的には面白かったので、どうなのかと期待していましたが、シナリオの詰めが甘かったり、強引だったり…と不満な点が目立ってて、個人的には悪かったですね…
ただ、キャラの魅力はあるので、キャラゲーとしてはまぁまぁ良かったな〜とは思います。
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