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| 種名 | オジロワシ(尾白鷲) |
| 分類 | タカ目タカ科 |
| 大きさ | トビよりはるかに大きい |
| 主な観察時期 | 冬 |
| 主な生息環境 | 北日本の沿岸 |
| 主な食べ物 | 魚、たまに海鳥 |
| 守ろう | 国指定天然記念物。 レッドデータブック絶滅危惧IA。 |
| 雑記帳 | ●船から魚のくずがこぼれ落っこちる漁港などで、オオワシ共々近所の木にごっそり止まっていることがある。スカベンジャー(scavenger、死肉喰い)の習性のためだ。漁業の隆盛や漁法の移り変わりで、昔見られたが今はいなくなった、という風に、人の影響を考えさせられる場所もある。 ●最近の難問は2点。 まず鉛中毒では、オジロワシやオオワシ、クマタカが、鉛弾で射殺・放置されたシカの肉を弾丸ごと食べたために急性マヒ等で死んでいる。また、繁殖に影響するおそれもある。鉛弾の規制は始まったが、使用地域や使い方を限定したものであり、被害はおさまっていない。 風力発電の影響、いわゆる「バードストライク」も取り上げられている。「環境にやさしい」と持てはやされる風車だが、羽根に巻き込まれたオジロワシやトビ等の死体が複数見つかっている。双方とも安定した風の通り道を使いたいため事故が起こりやすいのだという説があり、衝突をさせない研究が必要といわれている。 ●ちなみに日本には「オオタカ」と「オオワシ」があるが、鷹と鷲の呼び分けに科学的根拠はない。古いことばとして、大柄で嘴や足などのパーツもごつい感じのものが鷲、よりスマートで小柄なものが鷹、とイメージで言われるだけのこと。実際、カンムリ「ワシ」よりクマ「タカ」のほうが大きい。 |