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オタクの常識「オタク、若者、ニートが犯罪をしまくってる!」のウソ証明される
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・TF→トランスフォーマーの略

プロ漫画家リンク集アニメーション・データ
ハヤテのごとく!全元ネタ解析……出来ればいいな、ぐらいのページ
◆1月3日(水)◆
新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。


毎年の事ですが、
私は年賀状も年賀メールも書かない主義なので、これにてご挨拶に代えさせていただきます。

一昨年も同じ事を書きましたが・・・大晦日にコミケは止めようよ。ホントに辛い。
体力が回復しない…。
昨年度後半は殆ど更新出来ませんでしたが、今年は…というと嘘になりそうなのでヤメヤメ。
更新頻度を上げるのは無理かと、閉鎖する予定はありませんので何卒お付き合いの程、宜しくお願い致します。


昨年は2月に入ってからやってたので今年は真っ先に着手

■2007年度アニメ&特撮ランキング■
2007年を振り返ると…
放送中止騒動の末、放映されたらされたで物議を醸した『School Day』、パロディをやりすぎて著作権侵害の疑いで放送中止となった『瀬戸の花嫁』、やりすぎで総集編に差し替えられた『天元突破グレンラガン』や『もえたん』等々、例年になく様々な「伝説」を生み出していったある意味思い出に残る年。その中でも特に思い入れのある作品、印象に残った作品、好きだった作品のランキングを行ってみたいと思います。

◆3位:トランスフォーマー(実写映画版)
色々突っ込みどころや不満点は多いものの、それを補って余る「勢い」と映像の迫力は流石の一言。
本編143分という長丁場がアッという間に過ぎて行きます。
当初、監督があのパールハーバーのマイケルベイとアナウンスされたのを聞いた時や妖怪スタースクリームの画像が出回った時には唖然とした、…を通り越して絶望したものですが、いざ蓋を開けてみたら不安を一気に払拭する出来栄え。
特にTF達のデザイン秀逸。既存のロボットとは全く異なる、やもすればTFでは一度失敗したビーストマシーンズに近いラインであったのですが、今回はむしろ「実写化して違和感の無いデザイン」であり見る者に対するある種の説得力があったと思います。
・・・試写会で見て、字幕版を見て、日本語を吹替見て、DVDを購入して見返して、と繰り返し見ても飽きが来なかったりと、何だかんだ言って昨年を通して一番熱中していた作品なのでは無いかと。
カウントダウンイベントでは「徹夜覚悟で来るファンがどれほどいるのだろうか!?」と不安に思っていたら300人以上の人が来た事にも驚き、玩具のスタートダッシュが思いのほか良かった事に驚き、一般の人はTFを疑心暗鬼系のホラー映画の類いと受け取っていた事にも驚き、日本ではロボット=人型という先入観がありますが海外では必ずしもそうでは無いと気が付き「あぁ、だからマシンロボの方がイメージ湧き易いんだな」と今更ながら思ったりと、新しい発見や感動の多かった作品でした。
映画版玩具はそれなりの数値を作ったほど売れました。
後はこの勢いを次に続けて欲しいのですが…、今年のラインナップを見ると不安。てゆか何故映画版が受け入れられたのかが解って無い様な気が…。
日本におけるTF展開は過去作品と一度決別すべきでは…。


◆2位:天元突破グレンラガン
久しぶりに見せてもらったガイナックス渾身の熱血スーパーロボットアニメ。
「良くも悪くもガイナックス作品だな」という印象があり、まとまりの無さ、取りとめの無さも感じ言いたい事も多少はありますが、そんな些細な事は
言わせない問答無用の面白さと熱さがありました。
兎も角、無駄な事を徹底して省き、エンターテイメントを凝縮しそこに特化する。
一見やりたい放題の作品にも見えましたが、
週1回30分アニメの基本である1話完結の読み切り作品であり、「視聴者は毎週同じアニメを見るとは限らない」という原点に立ち返ったその手法は、見る者を離さず、飽きさせず、魅了する見事な手腕であったと思います。
だからこそ毎週次回が楽しみで仕方が有りませんでした。

スーパーロボットアニメ好きにはたまらないケレン味の聞いた名セリフが数多くありましたが
特に好きだったのがコレ

>シモンが上から引っ張って、アンタが下から押し上げてそうやってここまで来れた
私はそう思うよ
それも立派な男の仕事じゃない


序盤からグレン団の重鎮でありながらカミナを超える事の出来なかった男・キタンが、最後の最後にカミナには出来なかった螺旋力を発動させ彼を超え成功率0%の作戦を成功させる。
そしてカミナとキタンの意思を次、最終決戦に臨むシモン!
このシチュエーションが泣けるし燃える!!

ちなみに、ダサいダサい言われ続けたシモンの最終決戦様サングラスだけど、
これってカミナのサングラスにキタンのマークが合体してシモンのマークである星型に成ってるんだと思うんだよな…
てゆか自分はそう受け取った。直前に「アンタ(キタン)が下から押し上げて」ってセリフがあっただけに尚更。
デザイン的には手放しには褒められないかもしれないけど、このサングラス二段変形は最も好きなシーンの1つ。


という訳で、
あばよ、ダチ公

文句無しの傑作アニメ!!

で、昨年の1位は鉄板でグレンラガンと思いきや最後の最後でとんでもない伏兵が待っていた!













◆1位:Kawaii! JeNny(かわいい!ジェニー)
「アニメじゃない!実写じゃない!新感覚の特撮人形劇」という触れ込みで始まったU局番組。
放送前は「あー、こんなのやるんだ」程度で全くのノーマーク。
相方のAI5さんが「浦沢義雄と川北紘一が組んで面白くないはずが無い!」と期待大だったので「後でDVD貸してー」程度の扱いだったのですが、ふとした拍子に本編を見てしまったら笑いのツボにストライク。
なんだこの馬鹿作品は!?
・・・口で魅力を説明するのが難しい作品なので画像でも、、、

て、もっと解りにくくなった様な…
閑話休題

カーレンジャーで見せた浦沢氏の持ち味である「シュールで奇抜な作風 」が如何なく発揮されており、先の読めない超展開シナリオや、常人の理解を超えたセリフ回しと無駄にテンションの高い声優陣の熱演。更には特撮の鬼の異名を持つ川北監督の持つ高い特撮技術の三位一体のカオスフィールドは、正に「新感覚の特撮人形劇」…但し、スポンサーが意図した物とは別のベクトルに行ってる気がしないでも無いけど…。
一見すると単なるコマ撮り作品ですが、実際には市販されているジェニー人形を
(多少首周りが改造してある)そのまま使い、コマ撮りでは無く人の手による「操演」で動かす事により女の子の「お人形遊び」的な持ち味を出し、そこに川北氏の特撮技術を融合させる事で男の子も楽しめ、特撮マニアすらも唸らせる作品に仕上がっています。
超展開シナリオに目を奪われがちですが、作品としても非常に見るべき所が多くアニメ特撮史を語る上では見ておいて損の無い作品。
文句無し2007年度のbP。


■4位以降
◆4位:仮面ライダー電王

序盤の開き直ったテンションの高さで視聴者を飽きさせず、終盤にかけての物語の畳み方は見事。
まだ最後の締めを見ていないので早計かもしれませんが、特撮ヒーローとしての面白さ、格好良さを十分に見せてくれ尚且つ仮面ライダーにもまだ掘っていない鉱脈があったと気が付かせてくれた一作。
またここ数年のライダーにありがちだった露骨に視聴者を不快にさせるキャラがいなかったのも高評価。
低迷していた仮面ライダー人気復活の足掛かりとなり、玩具の売上も上々でしたが、その代わりここ数年好調だった戦隊シリーズが一転低迷してしまったのは如何なものかと…。
但し映画は人気に便乗したのか調子に乗ったのか、情報を流しすぎて映画館で見て新たな面白さや驚き、感動が無かったので評価は低いかな。

◆5位:さよなら絶望先生

2007年度の特徴として、コンテンツ不足なのかネタ切れなのか「え?こんな作品までアニメ化するのか!?」という猫も杓子もアニメ化状態でした。これは2007年に限った事ではなく以前から兆候はありましたが、それがより顕著になった気がします。
ある意味その中の1つが『さよなら絶望先生』
時事ネタの多いこの漫画をアニメ化しても風化した時事ネタだらけの寒い物が出来上がるんじゃないか?と始まる前は不安だらけ。
いざフタを開けてみたらネタの昇華具合が実に見事で映像栄えする作品に仕上がっていました。
パロディとオマージュとパクリの区別が付かない作品が多い中、その辺りのサジ加減の上手さがそう見せているのかもしれません。
特に「ついつい画面を見てしまう」画作りがなされており、「人気があるから」「話題があるから」という理由で粗製濫造され、出来て物が「これアニメ化する意味あるの!?」的な作品の多い中、久々に「アニメならではの良さ」が見れたので満足のいった作品でした。
原作好き…というよりも作者好きなのですがこの順位にその補正無し。
逆に『ハヤテのごとく!』は原作好き補正を入れても下から数えた方が早いランク。パロディとオマージュとパクリの区別が付いていない典型だったな、コレ。
原作ファンを舐めるな!
てゆか、なんだあのセンスが10年以上古い第二期OPは!?

◆6位:ひだまりスケッチ
止め絵や実写の使いどころや仕掛けの上手さ、見ていて飽きない仕込みでこの順位。
淡々とした日常を描く作品は近年珍しく有りませんがその中でもトップクラスの出来。
余談ですが宮子は2007年度の最萌えキャラの1人

◆7位:ながされて藍蘭島
この手のハーレムアニメ作品は食傷&敬遠気味だったのですが、主人公に好感が持て最初から最後まで楽しめたアニメ。
原作お気に入りキャラが1カットしか出ていないのが残念。


◆8位:みなみけ
淡々とした日常を描く作品その2。原作未見だったのが幸いしてか、毎週続きが楽しみだった。
他人とは思えない馬鹿野郎がツボ。
同じ様なベクトルであった『らき☆すた』よりも露骨な「媚び」が無い分だけ素直に見れたかな、と。
あとこれ、このまま後編作っても良いんじゃね?「おかわり」やらずに。


ここまでは結構すっきりランク付けが出来たものの、以降が悩む。
9位,10位の候補として
・電脳コイル
・DARKER THAN BLACK -黒の契約者-
・大江戸ロケット
・がくえんゆーとぴあ まなびストレート!


どれも6位内にいれてもおかしくない作品なのですが、・・・実はどれも全話視聴してません。
時間が合わなかったり録画をミスったりで中途半端に視聴して、後でまとめて見返そうとしてそのままになってる作品。
電脳コイルなんかは『みなみけ』よりも上っぽい気がしますが、あれだけ放映時間がズレまくったにも関らず13話全部撮り切って視聴した作品と、後回しでも良いかなと思った作品とでは自分の中で何かしらの優越が付いていたのでは無いかと思い【みなみけ>電脳コイル】は動かず。
ただこの4つは全視聴を断念した作品ではありながらも選外にするには惜しい作品なので挙げておきます。

過去の日記を振り返るとワースト作品も挙げていたのですが、
年間130本以上のアニメ&特撮が粗製濫造されている昨今。
見てるアニメよりも見ていないアニメの方が多いのでワースト作品を挙げるのは無理。
でも一言だけ言いたい作品が2つほど…




評判倒れで賞:機神大戦ギガンティック・フォーミュラ
豪華なスタッフと滅茶苦茶豪華なメカデザイナーを起用このザマ、といった印象しかないアニメ。
某所で「『かみちゅ!』のキャラが『エヴァ』に乗ってガンダムファイトするアニメ」と言われていたが、正にそれ。
但し、3作品を足した面白さがあるどころか1/3にも満たない上に既視感分だけマイナスといった救いようの無い出来。

期待ハズレで賞:魔法少女リリカルなのはStrikerS
人気魔砲少女シリーズ第三弾。新機軸を設けた意欲作であったにも関らず吹っ切れた感が皆無であり、昔のキャラを大事にするあまり登場人物が膨大に膨れ上がり、一人一人が描ききれず、視聴者としては捉え所の無い空気作品となってしまった典型的な駄目続編。
企画初期の通りなのはやフェイトを完全な脇役に徹し、スバルを中心に物語を展開すべきであった等、解決策が見えている事や、前二作人気が高かった分だけその反作用は大きく、必要以上に駄作の印象が強い。