※名古屋鉄道時代の画像を含む
〔参考文献〕
「バスラマインターナショナルbT3」(ぽると出版)
「バスマガジンvol17」(三推社/講談社)
「バスジャパンハンドブックシリーズR97 名鉄バス」(BJエディターズ/星雲社)
名鉄バスのロゴ。
名鉄バスは2004年10月1日に営業を開始しましたが、ロゴの制定は後になりました。
「桜形細野霊水」は、終点・桜形の2つ手前にあるバス停で、その名の通りすぐ脇の山から水が湧き出てきます。
(画像の中央ののぼりが並んでいる、その奥です。)
このバス停は比較的新しく、2001年頃に新設されたようです。なお、バス路線はこの先、山を迂回する形で桜形下を経由し、桜形へ向かいます(山の反対側です。)が、山の中にはショートカットする狭い車道がありますので、桜形の終点から往復30分弱で訪れる事ができます。折り返し時間に余裕があれば立ち寄れるでしょう。
(但し、現行ダイヤでは東岡崎から行って、そのまま帰ってこれるのは午後の2便しかありません。注意。)
名鉄バスの標識。
ずいぶんモダンなものになり、英文も入っています。
隣接して薬師如来もあります。「霊水」とまで言うのですから、宗教的な意味もあるのかもしれませんが、それがどういうものかは正直わかりませんでした。
桜形
Sakuragata
愛知県岡崎市
Okazaki City, Aichi Prefecture
桜形の集落がある旧額田町は2006年元日に岡崎市と合併、名鉄バスの東岡崎〜桜形線も全線岡崎市内を走る事になりました。
しかし路線は逆に不便になり、20年前には8往復だったのが今は4往復。しかも今年の春には廃線の予定だったという話でした。
沿線は特に大平支所前を過ぎるとひなびた農村地帯の車窓が楽しめるのですが、乗客が往復共終始一桁と言うのは厳しいものがあります。有名な観光地も無く、せいぜい終点の近くに名水があるだけなのですが、ローカル線の整理が急な名鉄バスですから、今の内に訪れるのがいいかも知れません。
(撮影日/2008年8月23日)
2024(R6)年8月1日現在では、路線は維持されています。便数も引き続き4往復を運行。
これがその「霊水」です。正直ただの湧き水にしか見えなかったのは申し訳ないとも思いますが、確かにおいしいです。
訪れた時は、人通りもほとんど無かったのですが、それでも大手運送会社の車が立ち寄って、ドライバーがペットボトルに水を補給する姿も見られました。
(訪問:2008年8月23日)