2007年01月01日
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適当RPG【修羅の力】リプレイ
第一話 『赤い闇の来訪』
◆はじめに◆
yu-kiさんの書く適当RPG小説『修羅の門』とリンクしたリプレイのスタートです。
小説中の戦いの模擬戦闘として、また、
小説そのもののアイディアソースとして行われたセッションを元にリプレイに起こしました。
小説と同じ場面での戦いを描きます。リプレイと小説との違いなどもお楽しみください。
今回は、
適当RPGシナリオ『修羅の門』第一話『赤い闇の来訪』
【mixi】にまつわるセッションです。
今回の参加メンバー
テオ 騎士/レベル10 HP58 MP37 TP11
|
ジン 侍/レベル10 HP41 MP46 TP10
|
タック 魔導師/レベル8 HP32 MP56 TP 9 |
シーマ 怪盗/レベル8 HP34 MP53 TP 9
|
イスト 魔法剣士/レベル7 HP40 MP62 TP 8 |
チャック ファミリア/ウィスプ |
◆プレイ前の風景◆ ささやかな開幕
はじまりは、ほんのささやかな会話だった。
MSNメッセンジャーの会話に呼び出されたタックのプレイヤーが、「ちょっとした模擬戦闘」の誘いを受けるところからこのリプレイは始まる。
GM : ちょっと適当しませんか?の会です。
タック : テオさんと、ジンさん?
テオ : 白兵にジン、《カバーリング》にテオ、ってことで、あとのメンバーを選んでるところ。
もういいよ代名詞が《カバーリング》で(苦笑)
タック : じゃあ多分、僕は魔導師のタックの方がいいね。
イスト : んー、俺はイストでいきましょうか。
この時には、これが長編セッションの導入になろうとは、まだ誰も思っていなかった。
GM : あと。今回の相手の表向きのデータだけ公開しておきます。
??? BL:10 BP:10 MR:100 HP:150
シーマ : レベルが低い以外は、デーモンロード並ねー。つーかね。敵がボス一人だと《狙撃》もできやしないわ。
テオ : セニアからシルヴァンボウ借りてくれば?
シーマ : 「うらせにあー。シルヴァンボウを貸してくれるよな?
セニアのものはおれのもの。おれのものはおれのものー」(爆)
※シルヴァンボウ ボスにも《狙撃》できる《狙撃》専用装備
【シナリオフェイズ】
◆01◆ 噂を信じちゃいけないよ
GM : じゃあ前ふりから(笑)
GM : 冬将軍真っ盛りで、夜中なのに空は真っ白とかいうそんな日のことだった。
GM : 酒場で偶然居合わせた皆さんは。妙な噂話を耳にする。
男@GM : 「最近。夜中に一人歩きの女性が次々襲われるそうだぜー」
女@GM : 「いやーん。貴方が守ってー」
シーマ : この夜中まで遊んでいる堕落した女がァーッ!!(ブスーリ)
イスト : 「馬鹿な男がいたものだな……」
男@GM : 「しかも、その女は襲ってきた男を逆に刺し殺すそうだぜー」
女@GM : 「それ女のほうが怖いって話!?」
タック : うわー。うわー。うわー。
次々に襲う男の人たちって……(汗)
テオ : 「さて、誰…じゃなくて『どれ』だろう」(笑)
イスト : 「聞いたかテオ。なんかセニアがとうとうストーカーを抹殺する。とか言ってたらしいんだが?」(笑)
テオ : 「それ、妙な噂でもなんでもないぞ」
タック : ぶっそうな知り合いが多いんだね、みんな(笑)(自覚なし)
◆02◆ 噂のアイツが現われた?
GM : カウンターあたりで一つの修羅場が生まれようとしているそんな時。
頭に手裏剣が刺さった男が血相を変えて酒場に飛び込んできた。
シーマ :
「犯人わかりやすっ」(爆)
イスト : 「……一目瞭然だな」(笑)
ジン@GM : 「……は、テオさん!」
テオ : 回復? つ「ポーション×4」
ジン@GM : 「テオさん、なんかぶしつけで申し訳ないんですが助けてください! せ、セニアが!」
GM : ジンはそう叫ぶなり、背負っていた少女を床におろす。
GM : 少女。セニアは重傷を負って気絶している状態です。刀傷でばっさり。
タック : 「わ、わ、大変だ!」
シーマ : 「セニアが……ジン。あなた
とうとう思い余ってそんな凶行に……」
ジン@GM : 「ち、違うんです。加害者は別に居るんですよう」
シーマ : 「ウムラウトに弁護士紹介してもらいなさい。傷害致死でカンベンしてもらえるかもしれないわ」(笑)
GM :
「わ、私じゃないんですー!?」
タック :
「やられる方だもんねジンさんは」(笑)
タック : 「その、頭の手裏剣も?」
テオ : 「ん、手裏剣? おかしくないか、
いつもはビンだろ?」
タック : 「あ、あれ。そう言えば…」
シーマ : 「瓶じゃないかぁ……」(残念そう)
テオ : シーマ、何がそんなに残念か詳しく(汗)
変なところで疑ったが、ジンの手裏剣がセニアにやられたものだったのは間違いなかったらしい。
テオ : …今セニアに《意識回復》したら暴れない…? かけるけど。
セニア@GM : 「……うーん」
セニア@GM : 「は、
あの女は!?」
セニア@GM : 「あれテオ。……そ、そうだ、あたし襲われたんだよ
ジン以外に!」
イスト : 「それはまた、物好きがいたものだ」(笑)
タック : 「ジンさんは助けてくれたんだよ多分。ほら、ここにいるし」
セニア@GM : 「そうそう、戦おうとしたらジンが現れて、
とりあえずジンを攻撃している間に後ろからバッサリ……」
タック : 「それって……」(汗)
シーマ :
「……明らかに優先順位違うくない?」
イスト : 「セニアはセニア。といったところか」
ジン@GM : 「……(涙)」
テオ : …ジンを見て暴れる気配はないな、セニアに《治療》。(コロコロ)18点回復。
セニア@GM : 「ありがと…」
◆03◆ 噂の真相?
タック : 「でさでさ、おねーさん、一体何に襲われたの?」(興味津々)
セニア@GM : 「屋根歩いてたらさ。なんだか、
フードを目深に被った女が道行く男に【魅了】かけてるの見てさ」
シーマ : 「み、【魅了】……? 人間じゃなさげ(笑)」
タック : 「【魅了】って、アレ、だよね。ぽややーんってなっちゃうやつ」
テオ : 「…かかったことあるのか」(笑)
タック : 「え、うん。サッキュバスのおねーさんに」
タック : 「あれって、どきどきしてふわーっといい気分になっちゃうんだよね」(ぽや〜ん)
テオ : 「街中に【魅了】まで使えるよーな魔物がいるってのはヤバイな」
イスト : 「物騒なことだな」
セニア@GM : 「さすがにどうかと思って注意しようとしたら、【魅了】された男にバッサリ……どーも侍だったらしくて」
ジン@GM : 「……私がもっと早く助けに行ければよかったんですが、
何故か足がすくんでしまって」
ジン@GM : 「しかし、このまま放置するわけにもいかないです。私、ちょっと行ってきますよ」
タック : 「居場所、わかるの?」
ジン@GM : 「そう遠くには行って無いと思います」
タック : 「わかった。『まだあたたかい、そう遠くまで行ってないはずだ』ってやつだね」
シーマ : 「じゃ、いってみましょーか」
セニア@GM : 「あたし、ちょっとまだ具合悪い……そうだ、シーマ」
シーマ : 「どしたの?」
セニア@GM : 「あたしは行けないけど。この弓、よかったら持っていって」
セニア@GM : シルヴァンボウを差し出す。「あ、でも返してね」
シーマ : 「
くれるのね! わーい! あなたの気持ちは忘れないわセニア! 心の友よッ」(爆)
タック : ちゃらららー♪(シルヴァンボウ入手の効果音)
セニア@GM :
「要返却だよ!? 貸し出しだよ!!」
シーマ : 「……ち」(半眼で舌打ち)
テオ :
本気だったのかよ(笑)
イスト : さすがは怪盗(笑)
GM :
持ち逃げする気満々ですかよ(笑)
シーマ : 「ところでさっきからあのヒョっ子侍、なんかみょーにビクビクしてない?」
イスト : 「実力はともかく、性格的なものだろうな」>挙動不審
タック : 「え? そーう? 気のせいだと思うよ多分。だいたいいつもあんなだし」
テオ : (爆笑)
※註:ジンは女怪盗が苦手です。そしてシーマは女怪盗。ジンがフードの女に「何故か」すくんでしまった理由も……?
◆04◆ 待つ女
GM : では皆さん。酒場から出ますか?
タック : 「出る出る。行く行くー」
イスト : 「ああ、しょうがないからついていってやるか……」
GM : では、酒場から出ると。
GM : そのまん前。雪で染まった街道にフードを目深に被った女性が立っていた。
テオ : 「いきなりかよ!?」
タック : 「向こうから、こっちに来てくれたみたい」
フードの女@GM : 「待っていたわ」
ジン@GM : 「……(ビクッ)」
テオ : 「つけられてたみたいだな」
イスト : 「寒い中、いつ出てくるか分からない相手を待っていたのか。ご苦労なことだな」
タック : 「つけてきたってことは、用事があるんだ」
フードの女@GM : 「ちょっとステキな殿方を見つけたから、役に立つかどうか試したくて、ね」
シーマ : 「役に立つって?」
GM : 女がそう言うと、その後ろからうつろな目をした侍の男が現れる。
テオ : うわ、セニアはこいつにやられたのか?
フードの女@GM : 「戦ってくれるわよね。
でないと彼、無差別に人を襲うかもしれないわよ」
GM : そう言い、女は
赤い仮面を侍の顔につける。すると、男から発せられる気配が変わったような気がする。
シーマ : 「あんた……一体何者よ?」
フードの女@GM : 「名乗るほどのものでは無いわ」
タック : 「いいじゃん名乗ってよ」
イスト : 「人に向かって変な要求をしてきているんだ。名前ぐらい名乗ってみせたらどうだ」
フードの女@GM : 「まぁ、どうしても知りたいというのなら、
――
彼に聞くといいでしょうね」(ジンを指して)
テオ : ジンの様子は?
GM : 顔面蒼白で動けない。
テオ : 「おい! しっかりしろ! なんなんだよあいつ!」(揺さぶってみる)
タック : 「ジン…さん? ジンさーん!!?」
ジン@GM : 「………」
シーマ : 「……よく分からないけれど、とにかく、男を止めないといけないみたいね」
フードの女@GM : 「そのとおり。今は楽しみなさい……
修羅の狂演を!」
シーマ : 「そーと決まればコイツをお見舞いしてくれるわァ! 喰らえ、アァァァット・ピン・ホォォォォォォォル!!!!」(爆)
GM : 女は叫ぶと同時に《瞬間移動》。
シーマ : 《瞬間移動》はターン開始時だし《狙撃》間に合いません(笑)
GM : シーマさん。女に撃つと逃げられて空撃ちするだけですけど(笑)
シーマ : 「わかってるわよっ」(笑)
タック : しょーがないね、
演出のうちに使われちゃ(笑)
タック : 「しっかりしてよジンさん! 戦わなくちゃ」
GM : なお、ジン君は指示さえ出されれば動いてくれます。
GM : えーと、戦闘です(笑)
【バトルフェイズ】
◆第1ターン◆ 先制狙撃!!
イスト : 「さて。面倒なことに話の通じそうに無い奴が残ったな」
タック : 「面倒な話をしなくていいってことだよ」(何)
そして戦闘は始まった。
GM : 敵は
『修羅の鬼面』一人です。物騒なので退治してください。
修羅の鬼面 BL:10 BP:10 MR:100 HP:150
テオ : 侍っていうから、魔法を使ってくる雰囲気は…なさそうだけど。
テオ : 相手の白兵が抜けてきたときなんかありそうで怖い。《神の衣》より《加護》って気分だ。
GM : ではターン開始時です。なにかしますか?
イスト : 俺は《光の鎧》を使う。
テオ : 使うの、ジンでよくないか?
イスト : そういえば、そうか。じゃあ、そのサムライに使ってもらおう。
GM : ではジンが《光の鎧》を使用します。
テオ : それから俺は自分に《加護》。念のため。
GM : では、敵にかけるタイミングの魔法です。
シーマ : アット・ピン・ホールによる《狙撃》! シルヴァンボウに秘められし力も解放!(註:ボス敵を撃ち殺すって意味)
シーマ :
「あたしの後ろに立つんじゃねェーッ!」 TP4点入れます(笑)
テオ : シーマ
いきなり全開来た(笑)
イスト : えらくハイテンションだな(笑)
シーマ :
振るダイスは7D6+10! これが2倍になるでやーんす(笑)
シーマ : (コロコロ)うーん、いまいち。
達成値36で72の物理ダメージ!
テオ : 物理だからなあ、でかいよなあ。
シーマ : 一回しか撃てないからね(笑)
GM : 通ってますー。グラッとふらついてますね。
タック : 守りに入ってもしょうがないから、わかんない相手には《爆裂究極》する(笑)
タック : どーんと爆裂。TPも後先考えず2点くらい入れちゃう。(コロコロ)
達成値42、ダメージは倍で84点。
GM : それには【魔法障壁】が発動しますよ。
イスト : やっぱりついてた(笑)
シーマ : 強いボスは【魔法障壁】ないとやってられません(笑)
タック : 敵の抵抗は? ダメージはどうなったの?
GM : あ、抵抗忘れてた(笑) BP3点入れて抵抗してみますよ。
GM : (コロコロ)抵抗失敗。【魔法障壁】で半減した42ダメージ頂きます。
タック : とりあえず、おっけ。
シーマ : 「ふっ。上手い具合にBPを無駄遣いさせたわ。やるじゃないボーヤ♪」(ウィンク)
◆第1ターン◆ 侍の魔法
そして敵の攻撃の手番である。
GM : では、こちらの番。【竜の力】が発動。そして
《戦姫の槍》を打ちます。目標はシーマ。
シーマ :
「いっ!? こ、こっち来たーッ」(爆)
タック : 一発強いのがきたー!
GM :
達成値31。倍にして
62ダメージ受けてください。
タック : ろ、ろくじゅうに…
テオ : シーマ抵抗ダイス何個!?
シーマ :
2D6+8しかない。
テオ : 魔石か《神の衣》だったか…。《カバーリング》する!
シーマ : 「ひっ……て、テオッ!?」
シーマ :
抵抗判定で31出すのもきっついわね(笑)
テオ :
出なきゃ死ぬんだけど(苦笑)
イスト : 《魔法の盾》と《光の鎧》で3点防ぐが……
シーマ : 抵抗できなきゃどっちみち死ねるー(笑)
うーん、じゃあダメもとで、TP1点だけ入れてみよう(笑)
シーマ : (コロコロ)はい、14でしっぱい(笑)
タック : 満タンからTP使用復活なら、HPは満タンのまま残るし、まーおっけーってことで(笑)
シーマ : いえ、だーいじょうぶ! 皮一枚残るわ!(笑)
シーマ : あたしが防げるのが《魔法の盾》《光の鎧》の3点と、虹色のローブで4点。7ダメージ防いで55ダメージなのよ。で……
シーマ : そこをテオが《カバーリング》するわけだから……
テオ : ん、(計算中)HP3点残った…(笑)
シーマ : 「さっすがテオ! あなたの犠牲、ムダにはしないわ!」(爆)
テオ : 「シーマ……うん、いいけど」
タック : 「犠牲になってないよまだ。ボロってるけど」
◆第1ターン◆ 【修羅の加護】
戦いは白兵戦へ。敵の能力の全貌が明らかになっていないため、用心深く様子見から入る。それが逆に災いした。
イスト : 《魔力付与》を“閃きの短剣”で効果が倍になるシーマにかける。
シーマ : えーと、これであたし、
8Dになるんだっけ(笑)
イスト : ああ、そうだ(笑)
タック : すごー。
シーマ : 我ながらひでー武器だ(笑)
テオ : ジンもいるし、シーマも《魔力付与》がかかってるし、いけそうだな。
GM : では白兵に移行します。……が、がんばって、ね(汗)
テオ : ……なんかあるんだっけ(汗)
テオ : 念のため、TP使用しないでやってみる。中庸の加護系だったら目も当てられない。
テオ : (コロコロ)に、
27…orz
タック : テオさんひくー!
テオ :
いつもこうだよ俺はよおおおおおおっ!!?
シーマ : 「テオ……背中煤けてる」(ぼそ)
イスト : TP2点使って白兵に参加。(コロコロ)こっちは
32。
GM :
……うう、ごめんね。
シーマ : さっきから何を不吉なセリフばかり吐いているのGM(笑)
テオ : なんか早々に謝ってるのが不安でしょうかないな(汗)
シーマ : じゃ、《不意打ち》使用。TPはなしで。(コロコロ)うっしゃ!
52よ!
GM : 以上で、よろしいでしょうか…?
イスト : ジンが残ってるな。TP1点くらい入れて、振ってくれ。
ジン@GM : 「……あ、はい」
シーマ : 「ちったぁ気合入れんかこのフナ侍がッ!」(げし)
タック : 何か、言われるままにぼーっと剣を振ってるカンジ。まだなんか変だ。
ジン@GM : (コロコロ)「ご、
55発です」
シーマ : 合計いくつかな? 52と55と32と27ね。166。
GM :
シーマとジンの攻撃のみ通ります。そして。
GM : えーと、ここで、その。
【修羅の加護】発動。
GM :
戦闘判定ダイスの達成値が50未満の場合、その攻撃の半分を吸収する。
シーマ : 吸収って?
テオ :
低かったらダメなほうかよおおおおお!!?
GM :
イストの32とテオの27が無効化され、その半分が相手のHPに加算されます。
シーマ : うわ。それきっつ。
イスト : そしてこっちの白兵の合計が
107か。
GM : MR100なんで
ダメージ7点通りますが。29点回復しますので。
タック : うわー。うわー。
シーマ : HP吸収分とあわせたらチャラどころか元気になってる(笑)
GM :
残りHPは58。
◆第2ターン◆ 初公開コンボ
GM : いろいろごめんなさい。次ターンです。
シーマ : 「じゃ、攻撃を無効化されないよう全力で行くしかないわねー。どうしよっか。魔法使ったほうがいいかしら」
イスト : 「いや、シーマは白兵で頼む」
テオ : そうだな、50オーバーして欲しい。
タック : 僕、全力でTP4《爆裂》いってみる。どこまで削れるかわかんないけど。ファミリア、ウィスプはお金の無駄遣いだったかな。バニーにしとけばよかったなー。
そしてターン開始時。テオの指示でジンは自分に魔石を使用し、魔法への抵抗力を上げる。
イスト : また、《戦姫の槍》が飛んでくるんじゃないのか?
シーマ : うん。だからあたし、自分に《抗魔》ね。
イスト : 《目くらまし》+《加速》の方が良くないか?
テオ :
「それだ!」(笑)
シーマ : 「やっとくぅ?」(笑)
テオ : 「やってくれー」
イスト : ターン開始時に、俺がシーマに《加速》。「よし!キリキリ働いてくれ、シーマ」(笑)
シーマ : 「おっけー。ヘイヘイ、カモーン」
テオ :
イスト向けだよなこの魔法…。
シーマ : そうか、ドラグニルか……本邦初公開コンボね(笑)
タック : 今まで作戦では出てたけど、使われなかった《加速》がここで!
GM : 《加速》の機会ができましたね(笑)
《加速》のかかったシーマは、《目くらまし》で敵の魔法を防ぎつつ、白兵戦にも参加できるのだ。
タック : けどその前に僕が決着つけちゃうかも(笑)。敵にかける魔法ターンに入っていい?
GM : どうぞ、敵にかける魔法のターンです。
タック : じゃあ、TP4点入れた爆裂、究極ー!
タック : (コロコロ)さっきとおんなじ
達成値42だよ。
GM : 【魔法障壁】を発動。かなりフラフラしてますね。
シーマ : 「オーウ、しにそー(笑)」
イスト : 抵抗しなくて良いのか?
GM : しないですね(笑)
シーマ : BPがないんじゃない(笑)
GM : ないんですよね(笑) あと3点しか。
イスト : 白兵に入れてくるつもりだろうな。
◆第2ターン◆ シーマ必殺《目眩まし》
GM : ではこちら。《戦姫の槍》の予定ですけど…。
シーマ : 《目眩まし》。
チラッと胸元をはだけて(爆)
イスト : いかん!
テオが戦力外に(何)
タック : あああ、タックの視線もそっちに
(////)(爆)
テオ :
一人他人事にしても無駄だー!?>イスト
イスト : 俺は槍だから、シーマより後ろなんだよ(笑)
GM : ジンは無反応ダケドね。
ペタンコ好き(何)
テオ :
セニアが気の毒になる言霊が今発動しました
イスト : 言質が取れたので、あとでセニアに教えてやろうと思います(笑)
シーマ : 「えっと。
胸に仕込んだディスペルジュエルの効果なんだけど……いちおう」(笑)
GM : では、放たれた槍は空中で四散しました。謎の力で。
シーマ :
「セイントには一度見た技は二度通用しないわ! もはやこれは常識!」(笑)
◆第2ターン◆ テオの伝説
テオが《快癒》でHPを全快に。戦いは2度目の白兵戦の局面を迎えた。
タック : 白兵でずどーんといっぱい上回っちゃえばいいんだ。
シーマ : じゃ、このターンで決めちゃうか! 《不意打ち》+TP4!
シーマ : えーと、
『強打』で12D+9か(笑)
テオ : 白兵…あ、TP5入れられるや。
テオ : …
10D+12で50下回ったらもう泣くしかない(汗)
シーマ : そね(笑)
GM : ジンはTP入れますか?
タック : もちろん。ありったけ入れちゃってー!
GM : では5点入れます。
イスト : んー。50超えそうにないんで俺はパスで良い?(笑)
テオ : それもそうか、それで。
イスト : 「よし。任せたぞ、テオ、シーマ、侍少年」(笑)
GM : 50以下出さないようにがんばってくださいです。
GM : ジンは
66発です。
シーマ : 達成値……
85! 【中庸の加護】で防がれちゃうほど好感触ッ!!(爆笑)
そしてテオのダイスが……10D+12が…振られた。
シーマ : …………。
(←ダイス目見てる)
タック : テオ……さん(爆)
(←ダイス目見てる)
テオが会話から退席しました。
シーマ : 「ニュースキャスターは、うれしそうに、乗客に日本人はいませんでしたと……」(何)
タック : テオさん、ちょっと泣いて逃げてたみたい?
テオが会話に参加しました。
テオ :
ってなんつーグッドタイミングで落ちるんだよ!
テオ :
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
テオ :
48(爆)
* 50いかのこうげきは はんぶんがきゅうしゅうされるよ *
タック : テオさんらしすぎる…(笑)
シーマ : テオ。TPは!
TP使って振りなおして!
シーマ :
TP1点振りなおして、一番少ないダイスにした方がいいわ(笑)
テオ : あ、あ、そうか!そういうやり方か!
タック :
達成値を減らすための振り直し! 画期的な作戦だ(笑)
シーマ : どうせ届かないなら、達成値は低ければ低いほどいい。奴の回復量が減る。
テオ : (コロコロ)
アホかーーー!!! 42!!!!
シーマ :
た、たかっ!?(爆笑)
GM : ……えーと。
タック :
5D+12と10D+12が、なんであんまりかわんないんだろ(笑)
GM :
21点回復しました……。
シーマ : ま、ちょっとは減ったわ(遠い目)「……ブレイズが、アンタのこと
『永遠の三番手』って言ってた理由……今、分かった気が……する」(爆)
テオ : (笑い死にそう)
シーマ : ま、とりあえず。通ったのは66と85の合計151ね。
GM : ここで、もう一つ変な能力が発動。
GM :
【分身】 ダメージを一度だけ無効化する。
GM :
シーマとジンの超過ダメージが無効化され、
テオの攻撃が吸収された。
◆第3ターン◆ 決着
GM :
残りHPは37。もう満身創痍ですね。
シーマ : 「魔法撃とうか? 手数で攻める」
イスト : トリプル爆裂にしとくか。
シーマの《爆裂究極》と、イストの《戦姫の槍》が飛んだ。
タックの《爆裂究極》が放たれる前に決着は着いた。
修羅の鬼面は、HPに15超過ダメージを食らって、倒れた。
シーマ : 「勝った……かぁ」
シーマ : 「……えっと。その……おーっほっほっほ、これがあたしの本来の計算どおりで実力よ!」(笑)
【シナリオフェイズ】
◆05◆ 砕ける仮面
GM : 修羅は倒れた。男の顔から仮面がはずれ、粉々に砕け散ります。
テオ : かけよる! 《治癒》、かけられる状態かどうか。
GM : 肉体の限界以上の力を無理やり引き出された侍の体も……
灰となって崩れ去ります。
シーマ : 「……なんて、こと」
テオ : 無理だったか…
テオ : 「こいつ、ただの通りすがりなのにな」
タック : 「え? どうなっちゃったの? 崩れて消えちゃうなんて」
ジン@GM : 「………」(真っ青)
タック : 「ジン……さん?」
ジン@GM : 「…普通の人間に、竜の力を無理やり付け加えられたのです。肉体が、持ちません」
シーマ : 「むごいわね。……
死体がなければ、寺院だって蘇生はできない」
イスト :
「ふざけやがってっ!」
タック : 「そんな、ひどい……」
イスト : 「……せめて、迷わず行けるように祈ってやれよ」
テオ : 「そうだな」 砕けた仮面を拾う。
GM : 拾うと、死体同様灰になって崩れます。
◆06◆ 修羅
タック : 「……ジンさんは、知ってるんだよね?
さっきの女の人。それにこの人がどうなっちゃったのか。
ジンさんに聞けって言ってたもん」
ジン@GM : 「あの人は、チョウ・カツラナギ……少なくとも、私の前ではそう名乗っていました」
シーマ : 「知ってるんだ。……人間みたいだったけど、外法に手を染めてるニオイプンプンって感じだったわね」
ジン@GM : 「事情をお話します。ただ、一つだけ約束していただけませんか?」
シーマ : 「……なに?」
ジン@GM : 「このことはセニアに黙っていてください。辻斬りは退治したと、そう伝えてもらえませんか?」
シーマ : 「……ワケあり、みたいね。みんなはどう?」
シーマ : 「……こーやって関わっちゃった以上、ほっとけないわ。そうよね?」(皆を見て)
イスト : 「話の内容を聞いて考えさせてもらう……」
テオ : 「いいよ、ジンのあの様子から見て、尋常じゃない」
タック : 「ジンさん、いいの? それで。あの女の人は逃げちゃったけど、セニアさんを襲ってきたんだから、また来るかもしれないって思う。退治しちゃったって言っちゃって、いいの?」
ジン@GM : 「……次は、必ず守ります」
タック : 「ジンさんがいいって言うんなら、僕は言わない、けど……」
テオ : 「ジンが、伝えるべきときに伝えると思うんだ」
タック : 「……うん。わかった」
テオ : 「ただ、これから本当にまずい状況になったら言う、これでもいいか?」
ジン@GM : 「構いません」
タック : 「じゃあ、僕からはなんにも言わないことにする。いつか本当のことを伝えられる前にセニアさんにやられないようにね」
シーマ :
「敵に、じゃなくて、セニアに、なのね」(笑)
ジン@GM : 「ありがとう……ございます」
イスト : 「やれやれ、お人好しばかりだな。よくもまあ、次から次に厄介ごとに首を突っ込むものだ」
GM : 皆さんが了承した様子を見て、ジンは事情を話し始めた……。
ジンの話の内容は、
「適当RPGシナリオ『修羅の門』第一話『赤い闇の来訪』回想」【mixi】にて語られている。
タック : 模擬戦っていうよりも、新章のオープニングって感じになっちゃったね(笑)
テオ : うん(笑)
GM : 続き、やらんでしょうけどね(笑)
この時はそういうつもりだったのかもしれない。しかしこれは確かに、
今後続く『修羅』セッションの開幕だったのだ。
……というより、こんな話をやっといて、途中で止めるなんてないでしょ? ね?
→第二話へ
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