2007年06月22日

最終話へ←   

《適当RPG 【修羅の力】》目次に戻る
【ダンジョン日報】閲覧室に戻る


適当RPG【修羅の力】リプレイ


エピローグ


宴会参加メンバー


イスト
魔法剣士

リコル
魔法剣士

シーマ
怪盗

ジーナ

フレイム
戦士


ジン


ブレイズ
司教

セニア
忍者


テオ
騎士


タック
魔導師

チャック
ファミリア
 



◆エピローグ◆ ドルアーガの酒場にて
タック : 「ラスボス戦に、僕を、おいて、いくなんてーーー」(ぶちぶちぶち)
リコル : テオの姿を確認して…槍を振りかぶりかける。で、手に何もないのに、気づいて、おろす。
リコル : 「あの重さがないと、変な気分…」(ぼそ)
ジン : 「……ごめんなさい」
リコル : 「ちゃんとした作り方を探しに行くから、つきあってよね、途中まででも」
ジン : 「……勿論です」
ジーナ : 「ふふ。今度は、竜の祝福を得る方法を探すことね」
リコル : 「いいね、祝福!」
ジン : 「そうですね。私もこれでセニアに付きまとって嫌な思いをさせなくて済みます」
シーマ : 「竜の祝福…伝説の緑竜公にでも会いに行くつもり?」(笑)
リコル : 「……緑竜公?」
フレイム : 「金鱗の竜王って道もありますが」

 と、そんな話は置いといて。


シーマ : 「うっしゃ! 本日はお日柄もよく…ああ、めんどくさい。無礼講ってことで朝まで飲み明かせ! これは命令よッ!!
酒場の関係ない冒険者 : 「「うおーーーーーーーーーーーーーーー。(どんどんどんどんどん)」」
セニア : 「お勘定はそこの変態が払うから、パーっといこ!パーっと!」
ブレイズ : 「今日は娘の婚礼の前祝だ。俺のおごりでいいぞ」
ジン : 「えっ、いいんですか?(財布と相談していた)」
ブレイズ : 「……まぁ、そのついでにそこのボケガキの帰還祝いをやってやらんこともない」
イスト : 「面倒だな。セニアとジンの婚礼祝いもついでにやってしまえ」(何)
ブレイズ : 「(食いついた)それはいい考えだ! 誰か樽酒持って来い!」
イスト : 「場所もあるし、司祭もいるしな」(笑)
シーマ : 「んじゃ、あたしがムードを引き立てる歌をやるわねー。希代の吟遊詩人・ディドロ作曲の《ボンボエリカ虫のサンバ》、いっきまーす!」(笑)
酒場の司祭ズ : 「商売の神と大地の神と選り取りみどりだが、どの神で結婚する?」
セニア : 「ハ?」
リコル : 「安全とか、無事とか、祈願とかいうのが多分に含まれてるような神様で」
シーマ : 「飢餓と妄執と猟奇殺人の神よ」(笑)
イスト : 「任せるだそうだ」
セニア : 「な、何言ってるのよ! あの変態ストーカーとどうにかなるわけないでしょ!」
ブレイズ : 「それでは、俺の娘キリルと馬鹿なフレイムとの結婚と、ついでにセニアとジンの前途を祝して! 乾杯!」
タック : 「かんぱーい!」
イスト : 「さあ、ジン。そっちの難しい話はおいといてだな。さらに難しい話に挑戦してもらおう」
ジン : 「……はい?」
イスト : 「はい。と言ったな。その心意気や良し」
リコル : 「今回以上に難しいことって、あったかな」
ブレイズ : 「そうさなぁ。今ここで求婚というのはどうだ」
イスト : 「さすが! 良く判ってるな」(笑)
リコル : 「そんなのいつもやってるじゃんねえ(笑)」
ブレイズ : 「ありゃあ、ただの求愛活動だろうが」
ブレイズ : 「こんな粗忽な女、一生傍についていてやらなきゃなあ、とか思わんのか? というか思え!(少し酔っているらしい)」
イスト : 「いや、お互い真剣に向き合っていなければ、何の意味もない」
イスト : 「さっきセニアにも言ったんだが…。“お前は”どうしたいんだ?」
ジン : 「……私は、セニアに幸せになって欲しいです」
イスト : 「……で?」
ジン : 「……気が、動転します」
酒場の人々 : 「じー」
ジン : 「………」
ジーナ : 「一生固まってるつもり?」
リコル : 「ジン、もう応援するしか出来ない、私」
タック : 「え? 何々? ジンさん何かやんのー?」(興味しんしん)
ジン : 「……おかしい。昨日まで、大声で、のどが張り裂けんばかりに、言えたのに(真っ赤)」

セニア : 「……だあらっしゃああああ!(げしいい)」
セニア : 「何勝手に決めてんのよ! キシャー!」
イスト : 「取り押さえろ!」(パチン)
ジーナ : 喜んで取り押さえる。セニアを。


シーマ : 「…さすがにさー。みんなの見てる前でいきなり誓わせるのは…羞恥プレイに近いんじゃない? いちおう…乙女と健全な男児なんだし?」(笑)
リコル : 「結婚式ってそーゆーもんだと思うよシーマ」
シーマ : 「だーかーらさー。わかってないわねー。恋愛には順序とかムードとか必要なのよって」(笑)
ブレイズ : 「シーマ。それはちと違う。こいつらは(両方を指差し)まだ、ムードがどうたらといえるレベルに達してない。ないんだ(さも悲痛そうに)」
リコル : 「ないのか………」
ブレイズ : 「シーマ。先生怒らないから自分の経験に即して答えてみろ。今0歳のこいつらが、年齢を重ねて経験をつむ頃には何歳になってると思う?」
シーマ : 「つーまりー。それじゃ遅いからもう、既成事実を周囲ででっち上げてくっつけてからやらせろ、って事?…んー」(笑)
イスト : 「言葉は力だ。こいつらは想いを口に出さなかったから、今回みたいな事になった。とも考えられる」
セニア : 「好きだとか愛してるとか軽く言うジンなんてジンじゃないもん。違うんだもんっ」
イスト : 「だからこそ、重い一言が聞けるこの場を用意してやったんだがな?」(笑)
セニア : 「ああもうっやめ! やめ!」
イスト : 「意地を張るのをやめるのか。それは良かった」
セニア : 「ちがああうっ!」
セニア : 「も、もう、そういう話は置いといて……置いておいてよぅ!?」
リコル : 「もうさ、逃げらんないなこれ」
イスト : 「まあ、俺とブレイズが本気になってる時点で、逃げるのは無理だと悟れ」
ジン : 「……はら、くくりました」
イスト : 「さて…、腹を括った男の言葉を聞かせてもらおうか?」
ジン : 「は、はい。…セニアっ、私……セニアを……」
セニア : 「キシャー!」
ジーナ : 「おだまりなさい。今回は、今までと違うことがわからないの?」

リコル : セニアの右腕を引き受ける。ジーナ、左のほうお願い(笑)
ジーナ : 無論(笑)
シーマ : がしす。
リコル : 蹴りは封じられないや(笑)
イスト : 安心しろ、テオがカバーリングする(笑)


ジン : 「結婚してくださ………て、あれ、なんで皆さんがセニアを固めこんで(汗)」(目をつぶっていた)
ブレイズ : 「再生を司る焔の神の常に揺らめく貌において問う! 汝ジン、その剣と腕と心をかけて、誰を愛する!?」
ブレイズ : 「その名を告げよ!」
セニア : 「あたしに、決まってるでしょお!!」
ジン : 「………です」
ブレイズ : 「ジン! 汝ジン、誰を愛する? その名を告げろ、大きな声で!」
ジン : 「セニア、クラクを……愛しますっ」
イスト : 「ヨシ! 良く言った」(空中で破裂する花火代わりの魔弾を、上に連射中)(笑)
ブレイズ : 「誰はばかる必要も無い! 焔の神の全ての疑問を払う口にかけて――二人の婚姻を、ここに祭司長ブレイズが承認する」
シーマ : 「ヒューヒュー!!」(ぱちぱちぱちぱち)
タック : 「わー! ぱちぱちぱち」
リコル : 「おめでとー」
イスト : 「おめでとう」
シーマ : 「♪あなたーとわたしのー夢の国ー、森の小さな神殿でー、結婚式を挙げました〜」(ボンボエリカ虫のサンバ)
セニア : 「………(真っ赤)」
シーマ : 「はい、じゃあ三匹のボンボエリカ虫が、口づけせよと強制してくるわよ!」(笑)
ブレイズ : (苦笑しつつ)「では、誓いの口付けを」
ジン : 「それだけは、ご、ご勘弁を……(大汗)」
シーマ : 「やんのよ」(ぐいっ)
ジン : 「ひいっ!? シーマさんっ、そんな、私、恥かしくて死んじゃいますて!」
シーマ : 「死んでも《復活》あるから、どーんと死んできなさい」(笑)
酒場の人々 : 「がんばれ、兄ちゃん」「男を見せろ〜」
セニア : 「ああ、もおっ!」
セニア : セニア、その辺の椅子によじ登って、強引に奪う。
ジン : ジンは、固まっている。
セニア : 「……こ、これでいいの? もういいのよね!」

 再び、酒場に歓声が湧いた。その喧騒は終わることなく――――






適当RPGリプレイ


【修羅の力】編






リコル : ジンの時間凍結はいつ解けるのか。




最終話へ←   

《適当RPG 【修羅の力】》目次に戻る
【ダンジョン日報】閲覧室に戻る