2007年11月17日

【第3部】幕間6へ
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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【番外1】 VSスペシャルケーキ

  ナギ 腹八分目






 このエピソードは、【第3部】幕間6の後に湧き上がったなし崩し番外編です。



今回の参加メンバー


ニイ
忍者/レベル7

イリス
骨董屋

ナギ
妖騎士/レベル7

シオン:幼女で賢者。今はケーキ屋のウェイトレス。頻繁に人格が変わる。
スクウィー:ヘタレなスリで城塞のダメ諜報員。



◆Scene01◆ VSニイ&イリス

 だいたいの話が終わり、パーティのメンバーは解散しました。そこには後から来たニイと、クレースが引っ込んだイリスが残っています。
 ニイは促されるままに注文したモンブランを食べつつ、意外と気に入った様子です。


ニイ : 「……煎茶に合う。薬湯にも合う」
ニイ : 「……イリスさんも、食べる?」
イリス : 「ありがとう。わたしもせっかくだから。…こっちの紫色のを頼んでみるわね」
ニイ : そのセリフは紫でないものが出てきそう(笑)(註 コンバット越前が「せっかくだから赤い扉にするぜ」と言ったときの扉は赤くない(何))
ウエイトレスの幼女(ニイPL) : 「せっかくらからのメニューがはいったおぉ」
店員(ニイPL) : 「せっかくだから、入りまーす」「せっかくだから、入りましたー!」(連呼)
イリス : 「注文を間違えてしまったの?」
ニイ : ややあって。
イリス : 「何が来るかわからないから楽しみだけど…たぶん、ケーキなら大丈夫だと思う、し」
ニイ : どん!!
ニイ : と、なんだかすごい大皿が(笑)
イリス : 「大丈夫じゃないみたい…? これ、何人分?」
ニイ : 「……味は、悪くない」
イリス : 「そのうち、そんな感想も出なくなりそう…」
イリス : あ、シオン食べてくれないかな…(笑)
ウエイトレスの幼女=シオン : 「わふーい」(笑)
ニイ : ニイは多分食は細い方。
イリス : だからシオンが頑張って。
シオン : 「おきゃくらん。へいてんら」
イリス : 閉店な時間帯だったんだ(笑)
シオン : 「しおんは、これから夜のばいといかないといけないのら。………居座っていないで早く完食しろ
イリス : 「残したら勿体無いものね…食けしの薬でも持ってくればよかったわ」(←頑張ったらしい)
イリス : 「完食は、無理……」
シオン : 「みうー。おきゃくらん帰らないと、しおんも帰れないのら」
イリス : 「これ以上は無理だし…捨てるのは勿体無いし。…持って帰れない?」
シオン : 「……箱に詰められる状況ではないな(食べかけのケーキを見て)」
ニイ : 「……言われてみれば」(こく)
シオン : 「おきゃくらん。頼みすぎら」
シオン : 「もう閉店ら。諦めて5000G払うら」
イリス : そういう挑戦メニューか! 誰かまだ食える人がいればっ…
シオン : 「勝てば5000G貰えるら。シオンも挑戦したかったらー、すくいーの保釈金になるる」

ニイ : ちょwwwスクウィーまたつかまってんの?!wwwww
イリス : えー、なんかまた絶対やらかした。





◆Scene02◆ VSスクウィー
スクウィー : 「オイ待てやコラ、オレっちはここだ」(ごちん)
シオン : 「…はえ?」
シオン : 「すくいー? お城につかまって行方不明だったら?」
スクウィー : 「とっくに出てるわあ!ったく」
シオン : 「でもでも。居なくなってたお」
シオン : 「だからシオンたち、こんくりづけにされるまえに保釈金をためてたお」
スクウィー : 「フ。いろいろあった。そう。いろいろあったんだ……」(遠い目)
スクウィー : 「とりあえず食いモンよこせー。って、お?!」 そのケーキをまじまじと。
シオン : 「だからもう閉店だお」
スクウィー : 「……いや、これはさすがに食いきれんだろ、なぁ?」>イリスに向かって
イリス : 「がんばって!」(にこ)
シオン : 「せんしゅこーたいは、賞金でないらお?」
スクウィー : 「お、おう?!」
ニイ : (中略。スクウィー死亡)
スクウィー : 「……へ。だいぶ片付けたんだがよ……オレっちも、ここまでのようだ」(ガク)
シオン : 「いや、半分以上のこってるお」
ニイ : * へんじがない ただのしかばねのようだ *
シオン : 「…だらしがない」



◆Scene03◆ VSナギ
シオン : 「もう下げていいな。5000G、きっちり払えよ」
イリス : 「降参ねー、これは」
ナギ : 「……何をやっているでありますか?」

 ここに、一度は解散していたナギがひょっこり戻ってきました。


ニイ : 「……まだ、食べられる?」
イリス : 「ちょっと、すごいメニュー頼んじゃったみたいなの…」
ナギ : 「なんと勿体無い。据え膳食わぬは軍人の恥でありますよ」
イリス : 「でも…さっきもかなり沢山食べたみたいだけど、大丈夫?」
ナギ : 「デザートは別腹、というヤツでありますよ」
シオン : 「フ、まだやる気か?」
ナギ : 「というか……このメニューって複数で食っていいんでありますか?」
シオン : 「賞金は出ないがな」

ナギ : ……ナギは手にしたスプーンをコップの水に浸し……目が、ギラリと輝いた。


ナギ : 「完食すればタダ……でありますな?」
シオン : 「……無論だ(ニヤリ)」
ナギ : 「……その言葉が命取りであります。……いざ!」
クレース : (『……』)
ナギ : 次の瞬間。ナギのスプーンは神速のスピードで瞬いた。腕の動きはしなる鞭のよう。スプーンの一撃が加えられた箇所は、空間を削り取ったかのようにごっそりと……ひとつ、またひとつ消滅していく!
ニイ : 「すごい忍術……」
シオン : 忍術違う(笑)
イリス : 「……同じ食べ物じゃないみたい」

シオンのPL : チッチッチッチッチ(時計の音)


ナギ : 5分後……そびえ立つ巨木のようなケーキは、その3/4以上がナギの暗黒無重力な胃袋の中に吸い込まれていた。
シオン : 「やるじゃないか…」
ナギ : さらに3分後。きれいさっぱり、ひとかけらの食べ残しすらなく……挑戦メニューの威容は、地上から消え去っていた。
イリス : (ぱちぱちぱち)←何故か拍手
ナギ : 「……軍卒時代は、こんな量の食事には絶対にありつけなかったでありますからなぁ……感謝感謝、であります!」
イリス : 「あんまり、関係ないと思うんだけど…こんな量は普通じゃないもの…」
ニイ : 「……おかわり、欲しい?」
ナギ : 「……いえ、結構であります。人間、腹八分目が肝要と言うでありますから! ご馳走様でありましたっ!」(ビシッと敬礼)
クレース : (『今腹八分目とか聞こえたんだが…』)
イリス : 「わたしも、そう聞いたような…」
ニイ : 「…………」

イリス : ナギのキャラの方向性がすごいことに(笑)
ナギ : ここまで腹ペコキャラになるとは……(笑)
ニイ : 話が進むに連れて強さのインフレが起こるのはジャンプお約束のパターンですよ!(笑)
イリス : インフレってレベルじゃねーぞ。


シオン : 「ふ。見事だ」
シオン : 「約束どおり…すぴー…勘定は無用…すぴー…」
イリス : 「大丈夫? 立ったまま寝てたみたいだけど、疲れてる?」
シオン : 「ねみゅい」
ニイ : 「ごちそうさま」(席を立つ)
シオン : 「……むにゃ?……おきゃくさまー、またのおこしをー」
ナギ : 「夜遅くまでお勤めご苦労様であります!」
シオン : 「ううん。おけーき無駄にならなくてよかたね」
シオン : 「じゃあばいばい。またきてら、おねえちゃんたち」
イリス : 「今日は、もう帰った方が…寮に一緒に戻らない?」
シオン : 「うんー、シオンもかえるらー」
イリス : おんぶされてる途中で寝たら可愛いな(笑)
シオン : 「すぴゅう。すぴゅう」
店長 : 「……二度と来んな……」(ぼそ)orz

ニイ : ブラックリストに載った…
クレース : ナギ、もうこの店に来れないな。……いや、ここにいる全員がだ(笑)
ニイ : かわいそうにカイマ(何)
ナギ : デートに連れ出す前から敗北確定(笑)
クレース : カイマの知らないところで悲劇が。
ナギ : なんというひどいオチ。



シオン : 次の日。挑戦メニューの量は倍になっていた。





◆オマケ◆ 新兵はいつまでも新兵
ニイ : そしてスクウィーは死にっぱなしで忘れ去られていた。
イリス : シオンはおぶってかえってもいいけど、スクウィーは放置だろう。
ニイ : でしょうね…(笑)
シオン : そしてすくいーは、またパーティ間で行方不明になった。
イリス : ……スクウィーのキャラ付けもなんとなくされた…そして、特に心配はされていないようだ。
ニイ : そうらしい(笑)
シオン : 保釈金をがんばってためていたよ?(笑)
ニイ : 多分他の誰も心配してない(笑)
イリス : 心配してるの、シオンだけ…?(笑)
ナギ : ていうか、防諜員になる司法取引で無罪になったんでは(笑)
ニイ : そうなんだけど、その事実を知らない(笑) というか知らなかったらしい。シオンは。
シオン : 知らない(笑)
ナギ : まあ、秘密にしろって言われたろうしなぁ……知る訳ないよな……いつまで経ってもダンジョン行けそうにない(笑)




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