**1997年の記録**
月日 地域 山名 コース コメント
1月2日 福島 鹿狼山 登山口〜山頂 石段の多い上り下り。登るにつれ、太平洋が見えてくる。
沖に向かい、海の青さが徐々に濃くなっているのが、見渡せた。麓では海岸から平野部かけて、稲刈り後の田んぼと、小さな黒森が点々としている。
山頂に鹿狼神社が杉の巨木のなかに建っている。
1月12日 東秩父 陣見山 波久礼駅〜大槻峠〜陣見山〜樋口駅 所々に雪が残る。石塔・石仏などが多くて、心落ち着いた山歩き。山行中は2人しかすれ違わなかった。
でも、帰りの電車は超満員。その落差について行けなかった。
1月15日 東秩父 大霧山 橋場BT〜粥新田峠〜山頂〜桧平〜経塚BT このころの、冬の定番となりつつある、大霧山。
相変わらず、山頂は風が強く、凍える寒さだった。
浅間山は良く見えるが、それ以外は鈍色の雲の中。
1月19日 奥武蔵 丸山 芦ケ久保駅〜山の神〜丸山山頂〜金昌寺 民家脇にあったロウバイの花がとても良い香り。
山頂から金昌寺への下りは凍結路が多く、軽アイゼンが活躍。
金昌寺の慈母観音のお姿が、神々しい。
1月26日 西上州 物語山 サンスポーツセンター〜山頂 林道をしばらく歩いて登山口へ。
平たい石のガレ地を登るが、踏みつけるたびに、カランコロンと、響きの良い音がする。
2月9日 奥多摩 浅間尾根 浅間尾根登山BT〜風張峠分岐〜浅間嶺〜時坂峠 ドライ、凍結、圧雪、刻々と変わる路面。
小学生の集団登山が来ていて、滑って転びながら下山している脇を、アイゼン効かせて、ガシガシ下った。
登山道では転ばなかったけど、駐車場で着替え中に転んで、足の親指の爪を剥がしてしまった。
2月16日 栃木 三毳山 公園南駐車場〜山頂 雨の中、小さな里山を歩く。
山頂からはガスにまかれ何も見えず、ただ東北道を走る車の音しか聞こえず。
3月2日 栃木 大平山・晃石山 兼信平〜大平山〜晃石山〜桜峠〜大中寺 かつて光輝く石(晃石)があったことから命名されたという山。
麓の「関東ふれあいの道」は中世期に源義家らの軍勢も走りぬけた道だとか。
3月9日 奥多摩 笹尾根 仲平BT〜西原峠〜日原峠〜浅間峠〜上川乗BT 明るいカヤトの尾根。明るい峠。
早春の穏やかな日曜日に、のんびりといにしえの峠をつないで歩く。
3月20日 山梨 黒川鶏冠山 柳沢峠〜六本木峠〜山頂 まだ雪深い山だった。
トレースもなく、全くの無音世界を、静かに歩く。
日に当たった霧氷から湯気が立ち上る。
3月30日 栃木 三毳山 公園南駐車場〜山頂 カタクリの里は大勢の人。
それもそのはず、カタクリが満開。壮観。
アズマイチゲもちらほら見える。
新しいザンバランの登山靴の慣らしを兼ねて。
4月6日 奥多摩 三頭山 都民の森〜三頭大滝〜ムシカリ峠〜鞘口峠 小雨のなか、のんびり登山靴の調子を見ながら歩く。
ハシリドコロの芽吹き。間違って食べると、そこら中を走り回るらしい。要注意。
4月13日 奥武蔵 武川岳・二子山 名郷BT〜妻坂峠〜武川岳〜焼岳〜二子山〜芦ヶ久保駅 里ではヤマブキの花・カエデの芽吹き。
峠付近はアブラチャンの黄色い花。カタクリも3株。
二子山からの下山で、カラマツの新緑。
4月20日 丹沢 鍋割山 二俣〜後沢乗越〜鍋割山〜小丸〜二俣 下では木々の冬芽がほころびだしていたが、
小丸付近はまだまだ季節は冬。
ボランティアの人が植生保護のため、路肩の保護と草の種蒔きをしてた。
4月27日 山梨 百蔵山・扇山 猿橋駅〜百蔵山〜扇山〜梨木平〜鳥
沢駅
桜の花とカラマツの新緑が美しい。
春の萌黄色の中を縦走していくが、行程はかなりきつい。
たどり着いた扇山は広い草地のある眺めの良いところ。
富士山や相模湖が望める。
陽射しが強く暑いけど、待ち焦がれた春の陽なので、体中いっぱいに浴びる。
4月29日 群馬 尼ヶ禿山 センターハウス〜探鳥路〜玉原越分岐〜尼ケ禿山〜センターハウス 残雪のブナ平を赤テープ頼りに歩く。白くて音のない世界。
山頂には誰が立てたか、鯉幟があった。風もなく穏やかな陽気で、周囲の山を眺めながらぼんやりと過ごす。
5月3日 福島 霊山 登山口〜護摩壇〜国司館跡〜霊山城址〜望洋台 GWを利用して、福島阿武隈地方へ遠征。
山中に名所・奇岩など多数あり、見ていて飽きない。
キブシやクロモジなど春の樹花が見事。
霊山寺跡ではニリンソウの大群落がすごい。
5月5日 福島 花塚山 登山口〜花塚山山頂〜花塚台〜花塚の里分岐 霊山の駐車場で車中泊し、翌日花塚山へ。
あいにくの小雨と霧。巨岩多し。
地元役場の人が登ってきていて、登山記念バッチをくれた。
5月11日 丹沢 畦ヶ丸 西丹沢自然教室〜権現山分岐〜善六のタワ〜山頂〜一軒家小屋〜登山口 出だしは下棚・本棚といった滝や沢の多い道。
鎖や梯子を使って尾根上に這い上がると、ブナの若葉が頭上を覆っている。
トウゴクミツバツツジ、シロヤシオなど様々なツツジが満開。苦労して登ってきた甲斐があるというもの。
5月18日 山梨 大菩薩嶺 裂石温泉〜上日川峠〜大菩薩峠〜丸川峠〜裂石温泉 上日川峠までの道が意外と美しい森の道だったのに驚き。
大菩薩嶺を過ぎると、歩いている人も少なく、静かな山行が出来る。
明るく開けているが、何故かしらもの悲しさも漂う丸川峠。
5月25日 奥多摩 都民の森 都民の森登山口〜ムシカリ峠〜山頂 全山新緑
6月 1日 足尾 袈裟丸山 登山口〜寝釈迦〜小丸山〜山頂〜登山口 沢道にあるシダ類の美しさに気づかされた。
紅白のツツジが満開。見事見事。
シャクナゲの花も見ることができて、満足。
6月 8日 奥久慈 男体山 袋田の滝〜月居山〜男体山〜大円地 大円地に車をデポし、JRを利用し袋田駅から出発。
月居山からの尾根道はほとんど人が歩いておらず、
所々崩壊地もあるが、静かな山行を好む人にはおすすめできる。
6月15日 山梨 三つ峠 三つ峠駅〜ダルマ石〜八十八大師〜三つ峠〜府戸尾根〜河口湖駅 屏風岩を登るクライマーは、こちらが挨拶しても全く無視された。無造作に放り出されたザックやロープなど、あまり良い印象は持てなかった。
でも、府戸尾根の下りは花が多く、楽しませてくれた。
6月22日 群馬 赤城山 登山口〜猫岩〜黒檜山山頂〜駒ケ岳〜登山口 前夜、赤城山国民宿舎付近で車中泊していたら、一晩中ローリング族の騒音で熟睡できず。
寝不足で体調不良のまま、山行するが、かなりキツイ。
下山後、覚満淵を周遊する。
         

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