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河津温泉郷にある無料公共駐車場に車をとめて、バスで「水垂(ミズダレ)」停留所下車。バスの本数は少ないので、事前に調べた方がいいかも?
バス停からしばらく下り、案内板に従いカマダル(釜滝)へ。急な石段をこれでもかというくらい下っていく。逆コースは苦しいのぼりになる。厳しい下りで、膝が痛くなりかけた頃滝音が聞こえてくる。
高さ22Mもある玄武岩の柱状節理の崖から、轟音とともに水が勢いよく落ちてくる。かつて、ここは地獄谷とも言われていたという。 |
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釜滝から更に細くて急な石段を下っていく。鎖付の手すりがあるので安心だが、スニーカー程度の靴で歩きたい。また、雨後のスリップにはご注意を。
下りきった先で吊り橋を渡った所から見えるのがエビダル(蝦滝)。ちょうど蝦の尾ひれのように見えるからついた名前。大きな釜滝の近くでひっそりと佇むかわいらしい滝。 |
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蝦滝からさらに下っていく。これからは急な下りはなくなるので、ご安心を。葉の落ちた木々の間から木漏れ日が射しこむ、明るい雰囲気の沢にそって歩く。
柱状節理の模様が大蛇の鱗に似ているということでついた、ヘビダル(蛇滝)は、その名とは裏腹に、明るく綺麗な滝。
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左の山手側に現れた小さな水路に沿って下る。石段を下りきったところがショケイダル(初景滝)。ここに有名な「踊子と私」のブロンズ像がある。
初景という名前の由来は、かつてここで修行していた初景という名の行者が殺され、小金を奪われた、殺した者は末代までたたられた、という伝説にある。ベンチもあり休憩にはいい場所。
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初景滝から、幅広く整備された遊歩道を歩いていると、右にカニダル(蟹滝)の標識。小道を下ると廃屋の先に小さな滝がある。
やはり、滝付近の玄武岩の岩場が蟹の甲羅にみえることに名前の由来がある。 |
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もときた道に戻り、少し歩くと車道に出る。土産物屋が建ち並ぶ通り。そう、車を止めた公共駐車場のすぐ下まで戻ってきたのだ。標識に従い、右に降りていく。
二つの滝が出会っていることから、デアイダル(出合滝)といわれている。滝の勢いが青い水の中まで白く入っているのが美しい。 |
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出合滝から元の車道に戻り、土産物屋や旅館が並ぶ道を進む。木戸のある入口を入ってオオダル(大滝)へ。ここは旅館の私有地なので、夕方には閉門されるので注意が必要。
小さな山葵田を見ながら下る。振り返るとループ橋が見える。
滝の近くへは旅館宿泊者以外行けないので、離れた展望台で見る。高さ30メートルの大きな滝。 |
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おまけ。
河津七滝ではないが、これは有名な浄連の滝。
駐車場からダラダラと石段を下っていく。滝の下流にはわさび田やマス釣り場がある。
売店のワサビソフトクリームが有名だが、私のお奨めはミカンソフト。オレンジではなく正に蜜柑のお味。 |
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