2003年10月5日 西上州・荒船山

 

紅葉にはまだちょっと早かったのですが、
西上州の荒船山に行って来ました。
荒船山は私がMTBから転向して初めて登った記念碑的山で、
その特徴的な山容ともあいまって、思い出深い場所です。

内山峠に車を停めて、登り始めました。
登山道を歩き始めてすぐに
小さなアザミの花を見つけました。

 

この花はなんでしょう?
刺身のつまにつく穂紫蘇のようですが。

 

登山口からは何度か
アップダウンのある道を繰り返します。

 

所々、少々ヤセた尾根を越えて行きます。
切り立った場所には
こうした鉄柵が設けられています。
しばらく登っていくと
木立の合間から
荒船山が顔を出します。

 

 

 

 

 

まっ平らな山頂が特徴的で、
どこからでもすぐに
荒船山だと分かります。

モミジなど広葉樹の木々が多く、
秋の紅葉時期には
さぞかし美しいことだと思われます。

まだ緑色のどんぐりが
幾つも道に
落ちていました。

 

「鋏岩修験道場跡地」と道標にあった場所です。
巨大な岩壁がそそり立っています。

一休みするにはちょうどいいところですね。
登山道から左に小道が分かれているので、
少し進んでみることにします。

すると、岩屋根の下に
小さな石碑と
朽ちかけた仏像?が・・・

 

その傍らには
紫色鮮やかな
トリカブトの花が咲いています

 

丸い平石が3つ
並んでいました。
修験道場跡地ということで
何かの基礎石かも?
一休みしてから歩き出すと
小さな白い花を発見。
レースのようで美しい。
ホオノキの大きな葉が
光を浴びて透き通っています。

しばらく歩いた先に
一杯水という水場があります。

 

 

 

山頂から流れてくる水ですが、少々近寄り難い場所にあります。

一杯水を通過してすぐに
道は険しくなります。
崩壊箇所もあり、
はしごで迂回して行きます。

 

小さいながらも岩場があります。
ステップが切ってあるので
それほど難しくはありません。

 

岩場を通過し、
浮石の多いガレ場を過ぎると、
平坦な道が現れます。

 

 

 

しばらく進むと
展望の開けた艫岩に
出ます。
艫岩からの眺め。

北アルプス方面。
雲が多くて、少々残念!

艫岩からの
眺め。

 

 

 

 

 

真正面に
鎮座する
浅間山です。

西上州の奇峰、妙義山などの山々。

背後に見えるは榛名山群でしょうか。

台地上の頂上には
小さいながら沢が流れています。
不思議な光景。

 

頂上台地の平坦な道。
鼻歌混じりにのんびりと
散歩気分で歩けます。

 

下山は休憩せずに一気に登山口まで
下りてきました。

 

麓からみる荒船山の景観です。
これを見ていると
荒海に浮かぶ船の様とは
上手い例えだと分かりますよね。

帰路、上信越道・下仁田ICに向う途中に
立ち寄り温泉の「荒船の湯」に入ってきました。

あまり混雑しておらず、ゆったりのんびり汗を流すことができました。
泉質も良くて、お肌ツルツルになりますよ。
湯上り後の休憩室も広くて、オススメです。

もちろんお土産はコンニャク。
今回はコンニャク麺を買いましたが、結構いけます。
これからの時期は、下仁田ネギもイイかも。

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