読書集会で

「週番の先生の話」その2

ある日,読書に関する集会があり,その日校長先生が不在で,急に教頭先生に「週番の先生,後の感想を代わりに言って下さい。」と言われ,即席で考えた話です。


みなさんに問題を出します。
ある所に,Aという人とBという人がいました。
Aという人が銀行に預金をおろしに行くと,お金がもらえたのですが,Bという人が同じ銀行にお金をおろしに行くと,お金がもらえなかったそうです。
さて,なぜBさんはお金をもらえなかったのでしょう。
(ある一列を指名し,前の子から考えを言わせていきました)
実は,Bさんは,銀行に預金をしていなかったのです。
お金を預けていなければ,当然お金をおろすことはできませんね。

本を読むということは,これとよく似ていて,銀行にお金をためていくように,読んだだけ,頭に言葉の知識がたまっていくのです。
そして,それができるのは,17,8歳までなのです。
それまでにどれだけ本を読んだりして,頭を使っていたかで,その後の頭の働きが違ってきます。
少ししか読んでいなかった人は,すぐに中身がからっぽになってしまうし,たくさん読んで,頭の銀行にたくさん言葉をためた人は,長い間頭が良く働いてくれるのです。
歳をとって頭がからっぽになりたくない人は,今のうちにしっかり本を読んでおくべきです。

また,例えば,○○君が大きくなって彼女とデートに行ったとします。
夜になって二人で空を見上げる。
その時に,星座についての本を少しでも読んでいれば,あの星はね,と話の一つでもできます。
そうしたら,彼女なんか,うーん・・・ってなもんです。

みなさん,しっかり本を読みましょう。


急に考えたものなので,ちょっと問題もあるかもしれません。
すみません。


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